今日は、動物病院主催の「老犬教室」へ行って勉強をしてきました
テーマは「暮らしとお手入れ方法」でした
ほんの少しご紹介します
☆家の中で気をつけてほしい所☆
若いときには、何てこと無かったちょっとした段差や床、家具の角などが、老犬にとっては怪我や事故の原因になります。
どう改善してあげるか・・・
守ってあげられるのは、人間しかいません
・エアコンは温度に十分注意してあげます。直接風が当たらない場所がベスト。(老犬は、体内温度調整が苦手になります。)
・家具や家電の角や出っ張りにぶつからないように、タオルやプチプチを巻く、配線はきちんとまとめておく。
・床は、滑りやすい素材はNG。つめがひっかかりやすいカーペットもダメ。コルクマットやタイルカーペットをひくとよい。
・階段は、人間が思っている以上に負担になっています。普段過ごす階を決めて、上り口、降り口にゲートやフェンスをつける。
☆高齢犬に起こりやすい病気・症状☆
ただの老化?
と思わずに、普段のチェックで、潜んでいる大病を早期発見することがある程度出来ます。
眼
・白内障・・・・・・眼が白っぽい。モノにぶつかる。
・ドライアイ・・・乾燥すると眼球が傷つき易くなり、目ヤニや涙やけの原因に
口
・歯周病・・・口臭がある。食べにくそう。(ちなみに、1歳以上の犬猫の75パーセント以上が歯周病をもっているといわれています。歯周病が進行すると、酷い場合顎の骨も溶かしてしまいます。)
呼吸器・循環器
・心不全・・・咳をする。呼吸がおかしい。舌が白っぽい。
・肺炎・・・・・呼吸がしんどそう。
皮膚
・乳腺腫瘍・・・お乳にしこりがある
・腫瘍(良性・悪性)・・・しこりがある
泌尿器
・腎不全・・・・口臭がある。食欲が無い。吐く。
骨・関節
・関節炎・・・びっこを引いたり、うさぎ跳びになる。(爪は左右対称に磨り減っていますか?4つの爪のうち、中2本と外2本が同じように磨り減っているのが通常。)
講習も後半に差し掛かり、院長先生からのお話(犬の3大死亡因の早期発見)がとても勉強になったので、少し紹介します。
死亡因のダントツトップは、「癌」です。全体の47パーセントをしめます。
しかしこの癌、皮膚に出来るものは毎日よく体を触ってあげることで早期発見は可能なのですが、体内(内臓)に出来てしまうととても難しくなります。
例え癌に侵されていても、血液検査だけでは数値に異常が見られないことが多いのです。
数値に異常が出たときには、そうとう進行しているということです。
紫苑&木蓮の通っている病院では、超音波の検査やレントゲン、CTなどもあるので、体にメスを入れることなく腫瘍の場所を限定することが出来ます。あとは、ピンポイントで細胞を採取し病理検査にまわします。
続いて多いのが、「心臓病」です。上記の呼吸器・循環器のチェックのほか、心拍数が上がるので、犬がリラックスをしている状態(寝ているときなど)で、普段はどのくらいなのか(大型犬は小型犬に比べて少なめ)、気にかけておくといいでしょう。
最後に、「腎臓病」です。
血液検査に異常が表れたときには、75パーセントが壊れているそうです。(おしっこの検査では50パーセント)
薄いおしっこが出る。
水を良く飲む。(糖尿病も同じ症状があります。)月に1回は飲む量を測っておくと目安になります。体重×100ml以上(100mlでもかなりの量です。)であれば、あきらかになにかの病気の可能性が高いです。
とまあ、学んできたことをツラツラと書きましたが、もちろんこれだけではありませんよ。
また機会があれば、ブログに載せていきたいと思います。