12月1日
雨まじりの雪が降る
木蓮の手術
12歳半という高齢での戦いの日
もう歳だし、痛い思いをさせるのは可哀想じゃない?
何人もの人に言われたのですが・・・
まだまだ一緒にいたい
木蓮も、きっともっと生きたいはず
痛くて苦しんで死ぬのなら、一緒に戦っていこうと決意しました
わたしだったらどうする?
わたしだったら、命ある限りあきらめたくない
手術をすれば、この先少しは一緒にいられるもの
手術前日はさすがに寝れなかったよ
いつもベッドの中で一緒に寝る私たち
すやすや眠っている横顔が、一層愛おしく感じました
「神様・仏様!お願いです!木蓮を助けてください・・・」
朝まで何度も心の中でそう叫んでは、涙がポトポトと。。。。
ご主人が不安そうにしていると、犬にまでその気持ちが移ってしまうといいます
ダメね・・・・わたし・・・
午前中におしっこを済ませ、車に乗せて写真を撮った
木蓮を知っている人に画像を送ると、たくさんの方からエールが届きました
「木蓮、ガンバレーーーー!!!!!!!」
本当にありがとう
本当にありがとう
どんなに心強かったでしょう
頑張って来ます!
受付を済ませ、しばらくして木蓮は診察室へ
「大丈夫!お母さん。そんなに難しい手術ではないですよ。状態も安定しているし、安心してくださいね。」
T先生の優しい口調
なんだか魔法でもかけられたかのように、私のモヤモヤは収まりました
「迎えに来るからね。大丈夫だよ。じゃあ後でね。」
16時
手術が無事に終了したと連絡が入りました
18時
仕事を切り上げて、母を連れて、一目散に会いに行きました
しかし・・・・
「木蓮ちゃん、お母さんが帰った後、ゲージを噛んで口を切ってしまいました。
そうとう帰りたかったんでしょうね。今、麻酔から覚めて少し興奮気味です。」
とT先生
病院内には、木蓮の声が響き渡っています
「会わない方がいいですか?」
「そうですね・・・。」
「手術は無事に成功しました。木蓮ちゃん頑張りましたよ。
お母さん、この画像を見て下さい。」
ちょっと衝撃的ですが、参考のために写真を貼ります
モノサシの中央部分が、丁度真ん中あたりです
犬の子宮は、中央から左右に長く伸びています
右側と左側
違いが一目でお分かりになると思います
右側がソーセージ状に膨らみ、うねっています
これが、前回エコーで見た部分です
そして・・・
注射器で吸い取った液体は透明(半透明)ではなく、色がしっかりと付いています
「子宮蓄膿症」と判明
一刻を争う事態だったと、胸をなでおろしました
T先生の判断に委ねて本当に良かった!!
T先生は、「会いたいでしょうから、せめて動画を撮ってきてあげるよ。」
と忙しいさながら気前良く言われたので、甘えて私の携帯に撮ってきてもらうことにしました
携帯の小さな四角い画面に、ちょっと不服そうな顔をしている木蓮の姿
目に力があるわ!
ほんと、元気そうだ!
後ろ髪を引かれる思いだったけど、家に帰ることにしました
私も少し休まなくちゃね
21時半頃
携帯の着信音が・・・
T動物病院からだ
嫌な予感・・・
「木蓮ちゃん、ずっと吠えていて安静どころじゃないんです。」
「え?もしかして、迎えに行った方が良くないですか?」
「そうしていただけますか?」
すぐ車に飛び乗り、木蓮を迎えに走りました
「帰りたいんだ。帰りたいんだ。ごめんね。ごめんね。」
T動物病院の診察室に入ると、すでに木蓮はゲージから出してもらっていました
「木蓮ちゃんは、閉所恐怖症ですかね。ハハハ。」
そういえば、昔からゲージが嫌いでした
おやつで釣っても入らず
無理やり押し込もうとしたら、意地を張って暴れる
そうか 閉所恐怖症だったのかもしれませんね
家で看病する場合の注意事項を聞き、お薬をもらってお家に帰ることにしました
↑
帰ってすぐの写真です
安心しきったのか、お眠モードに
お家に着いて一安心したのか、すやすや眠りについた木蓮
その間、紫苑を散歩に連れて行ったり、お風呂に入ったりと残りの一日の仕事を終えました
「さ~、寝るべ~~~♪」
ヒン!ヒン!
木蓮の声
痛みを訴えるときに出る声です
麻酔が切れたのか、頻繁に訴えてきます
その都度、話しかけたり体を撫でたり
そうすることで落ち着いてくれる様子
しかし私も生身の体です
ウトウトしだすと
ヒン!ヒン!
で起こされる
からの
ナデナデ
結局、朝方までその繰り返しでした
辛かったんよね・・・
少し寝始めたので、しばらくそっとしておきました
仕事に行く前に食事とお薬をと思い、木蓮を起こしました
「は~い。ご飯だよ~。」
「・・・・・・。」
プイッ!
無理やり突っ込むわたし
ポロ。。。。
吐き出す木蓮
フンガ~
あ~、もうどうするべかな
木蓮はヨーグルトが好きです
とりあえずそれにお薬だけでも混ぜて与えてみよう
プイッ!
・・・・・・
どんどん時間が過ぎていき、遅刻すると職場に電話をしておきました
今はこっちが大事だもの
ご飯もお水も、いらなーい!の一点張り
こうなりゃ、この案でどうだ!
スポイトに薬を混ぜたヨーグルトを吸い取り、口の中へチュ~ッ
ペロペロ
嫌がる様子はあったけど、なんとかクリアしました
その後、自分の脚で歩いて水飲み場へ
少しふらつきはあるものの、自ら水を飲もうとする姿に感動しました
今は痛みを訴えることなく
しかしながら
だるそうに横たわっています
縫った後はこんな感じ
↓
抜糸まで10日
少しずつ良くなっていくことでしょう
私がブログを書くことで
少しでも参考になればと思います
またその後の様子もご報告したいと思います
最後まで見て下さってありがとう~♪