で、所要が終わったところで懇親の立食であまり食べていないことに気がついて、あるところへ足が向いてしまいました。
それがこちら、「銀笹」。
一見和食のお店の佇まい。
それもそのはず、店主は懐石料理出身なのだそう。
入店して案内されたテーブル。
いかにもこれから和食のコースが出てきそうです。
これは先付けのお漬物。
浅漬けを頂きながら料理を待つこと数分。
来ました!
記事のタイトルで既にモロバレですけどね・・・。
そう、ここは懐石料理のお店から転じた店主のラーメン店。
鯛をメインに和風の出汁でとった淡麗系ラーメンがウリのよう。
スープは塩と白醤油の二種類がありますが、今日はやはり最初ですから自販機の一番左上から塩を選択しました。
ほんのり茶濁したスープは湯気に乗って魚介の良い香り。
麺は細めでほぼストレート。
歯切れの良いタイプで、淡麗系には良く合うと思います。
具はメンマ、ネギ、糸唐辛子、三つ葉に海老入り鯛のつみれ、そしてこのチャーシュー。
この淡麗系ラーメンにあってこの分厚さは意外な取り合わせ。
しかし、薄味でかつとろけるくらいに軟らかく煮上げて、かつ軽く炙ってある手の込みよう。
そして、終盤に入れて欲しいという、後乗せの具。
岩海苔やゴボウを干したものだそう。
味が変わるという程ではなく、軽い風味の変化くらいですが。
そして、もうひとつのお楽しみはこの鯛飯。
鯛の解し身が入って、そのままでも美味しいのですが・・・。
こうしてくれる~~!
そう、丼の切れ込みはレンゲ置きかと思ったら、スープの注ぎ口だったんですね。
食べ方の提案に合わせて食器を設計しているとは、これまた心憎い仕掛けです。
こうなったら最後まですすり尽くしてやる!
とばかりに完食。
鯛飯にも下味がついているせいか、茶漬けにしては少し味が濃いですが、充分に美味しいです。
場所は、住所は銀座の外れ、新橋からは若干離れていて最寄りは汐留、周囲に飲食店も少ないという微妙な立地ですが、味は確かです。
これまで食べた淡麗系ラーメンの中でも指折りと言って良いと思います。
6月は4食目で、2013年通算51食(35すすり・15つけ・1まぜ)になりました。
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