お店は恵比寿の住宅街にひっそり佇むトスカーナ料理店、その名も「トスカネリア」。
入った瞬間に席には真っ白なクロスにワイングラスとナイフとフォークがきれいにセット。
あらら、本格イタリアンじゃないですか。
いわゆる「リストランテ」でしょうか。
飲み物をオーダーすると、ほどなくおつまみ的なものが出てきました。
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よくイタリアンで出てくるポリポリしたやつと、右側はチーズと梨。
そして、料理をオーダーするとさらにつきだしも。
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こちらはひよこ豆のスープ。
そして、写真には写っていませんが、フォカッチャといちじくのパン。
豆の優しい味で胃袋が軽く温まり、食欲が更に湧いてきました。
冷たい前菜は、六種類ある生ハムから、お目にかかったことのない三種類「グアンチャーレ」「ラルド」「フィノッキオーナ」を盛合せに。
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グアンチャーレはいわゆるトントロの塩漬け。お酒が進みます。
ラルドは脂身そのままの初めてのルックスですが、背脂を大理石で熟成させたとか。しかし、この脂身が舌の上で溶けて無くなって行く食感と美味しさに二度驚き。
温かい惣菜は「フンギ」、きのことチーズのおーす。
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もつも入っていて、これまた酒飲みにはたまらないですが、オイルベースなのでパンに乗せても美味しそうです。
パスタは二種類。
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料理名は失念しましたが、カボチャの麺生地でチーズを包んだ料理です。
そして、このパスタにはこんな風に・・・
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お好みで白トリュフをかけてくれるんです。
保存していた容器から香る白トリュフの香り。
産まれて初めて香りたつトリュフを目の前にしました。
頂きます!
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カボチャの甘い風味、少し酸味のあるチーズ、白トリュフの香り。
これは美味しいです。
というか、美味しくない訳がないですよね。
パスタもう一皿は、猪肉の赤ワイン煮込みのパスタ。
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最も幅広のパスタをアルデンテに仕上げて、ほぐれるまで柔らか猪肉の赤ワイン煮込みは、少し濃い目の味付けで、パスタとソースの両方の存在を引き立て合っています。
なお、パスタは一人前や二人前の他、1.5人前など、微妙なオーダーも受け付けてくれます。
一皿を分けるには厳しい人数には嬉しいですね。
なお、今日は四人で二皿とも1.5人前にしてみましたが、ちょうど良い感じでした。
この他にドルチェも頂いたりしてフィニッシュしましたが、まあそこそこのお値段でしょうかね。
スタッフの料理の説明も親切ですし、肩肘張らず、でも本格イタリアンを頂きたいぞ、と言う方でも行けるお店に思えました。