では、翠さん(=イブ=ミロク) のノートの続きですね…
彼女は○○○天(=アダム=キリストの変身) に訓練とは知らず、何度も嫌がらせをされ、温厚ではあるが、次第に腹を立てます…さて、どうなるやら…
「鳳凰録」 第27巻 2007年のまだ、11/27
クビラは帰り、私はまだしばらく、仰向けに横たわっていた。その内、左右に伸ばした両手の上が重く、何か鉄のお椀を乗せたように、持ち上がらない。どうしたのだろう。
私は一生懸命腕を動かそうとし、又丹田内の翡翠 [緑の気の結晶] などに助けを求めた。すると翡翠が拡大し、私の上にまで出て、広がったようだった。
「わあっ!」
私は何か苦しさを感じた。(体を拘束されるような。)
ーーと、再びダ○○天 (アダムの変身で芝居) が、寝ている私の右側に現れた。(何回目だ?)
私を、にらみ下ろしている。そして、いきなり氷の長いつららのような気の棒を出し、私の周りの床に、15本位立ててつきさして囲んだ。すると、苦しくなった。
「これで、お前の熱い愛の心を、冷たい心に変えてやる。」と、○○○天は言った。
私は、息が少し苦しくなりながら、
「…もう、こんなことはやめましょうよ…。こんなことに力を使って、何になります…。もっと、衆生を救うことに、力を使いましょうよ…」と言ったのだが、○○○天は無視して、去った。
私は氷を溶かそうと思い、胸の上で両手を組み、手につけた護身の気の指輪たちや、丹田の翡翠などに願い、白い気のホノオを出した。周りに幻のホノオを広げると、気の氷はようやく溶けて、消えたようだった。
ところが○○○天が現れると、
「お前の、その石をいただく。」と言って、私の丹田に手を突っ込むと、翡翠を奪い取った。
「やめて!!」私は顔色を変えた。
「それは、神様から預かった、大事な物、絶対に渡すわけには……!」
だが○○○天はさっと翡翠を持って、飛び上がってしまった。
私は幽体で [肉体を離脱して、] 必死で飛び上がり、後を追った。
「待て!」
空間で、○○○天は笑みを浮かべて、振り向いた。
「返しなさい!」と私はしゃんとして、言った。
「これはもう、私の物だよ。」と○○○天は言った。
「返しなさい。今の内なら、何もしない。」と私は力を込めて、言った。
「いやだね。」
すると不思議なことに、私の幽体の口の両端に、下向きに小さな牙が生え、目が怒りで薄赤くなったようだった。又、髪の毛も、少し逆立ったようだった。
○○○天は意外そうに、顔を少しこわばらせた。
「…よし。」と私は腹を決めると、
「腕ずくでも取り返す。」と言った。
「腕ずくでね。どうするつもりだい。」○○○天も、言い返した。
私たちは、にらみ合った。
(翡翠…表紙の13番の石)
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