ちぼの気まぐれ日記

日頃思ったことや感じたことをぼちぼち綴ったもの。

在宅勤務とコロナの足音

2020-04-11 23:31:23 | お仕事
とうとう緊急事態宣言が出ましたね。

その影響で大学は実験停止になりました。

どうしても急いでやる必要がある実験と新型コロナウイルスに関する研究は継続が認められています。

また、大学院生の先生方は自宅待機になり、ラボでも当番以外は出勤停止になりました。


万が一の場合の対策を医局長指示で検討していましたが、本当にこういう事態になるとは…。

ラボの技師についても基本的に診断に関わる仕事以外はしない、基本的に在宅勤務になりました。

という事で、講座で研究費を稼ぐためにやっているバイトの生検の標本と病理解剖以外の仕事は基本禁止。

生検は当番制になりました。


ちょうど、この2日前、大学からメールで病院の医師一人が新型コロナウイルスに感染し、入院中であることが発表されました。

感染経路は不明らしいですが、濃厚接触者は自宅待機になり、患者さんに感染者は今のところ発生していないとの事でした。

とうとうコロナの足音が近づいてきていると一層、職場でも緊張感が高まっていることを感じました。


緊迫している状況もあり、マスクの在庫についてもメールが来ました。

都内の大学病院でもマスクは不足しています。

先生方もマスクが家に無くてやばいと言っています。

でも、診断はしてほしいという事で、ぎりぎりの状態。

大学全体でもマスクが残り一か月分くらいしかストックが無いという事で、節約を周知するメールでした。


我が家もマスクがもう底をつきそうでやばいです。

両親から仕事に行く時は先生方は病院と行き来しているのもあるので、不織布のマスクをして行くように言います。

でも、マスクの在庫を考えると私は布マスクを2枚持っているので、そっちに変えて、保健師の妹が使えるようにしたい感じ。

とりあえずマスクフィルターをネットで注文して、布マスクを活用出来るようにしました。

そして、仕事以外での外出は布マスクにして、毎日ハイターで洗っています。

ハイターは確実にウイルスを殺してくれます。

今日、発送の連絡が来たので、これから布マスクでも大丈夫かと思い、マスク節約出来るとほっとしてます。


さらに大学からは病院の新棟がコロナ専用になるという事で、基本的に入り口は閉鎖されることになりました。

通常の入り口も一か所にされ、入り口にはサーモグラフィが設置されます。

そして、入院患者の面会も基本的に禁止になりました。


とりあえず在宅になって、今は家で2級病理の勉強と職場のe-learningをする感じ。

でも、部屋が汚いので、掃除とか衣替えから取り組んでいます。


うちの先生方はGW明けに収束に向かうのは考えにくいと現状から言ってます。

おそらく緊急事態宣言も延長されるのではと。

この病気の怖い所はウイルスを持っていても症状がすぐ出ない点。

つまり潜伏期が長いし、無症状でも他人に感染を知らないうちにさせてしまう点。

でも、そういう危険があるにも関わらず、友人と会って食事をしたり、買い物や飲みに行っている人がいる。

そういう人を見ていると、感染した医療従事者の事と今の現場の現状を考えてほしいと思う。

そして、感染して症状が出ても、自業自得だから病院に来ないで欲しいと思う。

「なったらなったで良いかな」

とインタビューで言っていた若者がいたけど、だったらコロナになっても病院に行かずに野垂死ねと思う。

こういう事態になっていることがどういうことか今一度考えてほしい。

そして、感染者を救う為に闘ってる医師も感染して、中には重傷で人工呼吸器をつけている人もいる現状を知って欲しい。


検査技師なのに現場で働いていないために家にいるのは申し訳ない気もするのですが、今出来るのは家にいる事。

技師会でPCRが出来る人を募集しているのですが、副業禁止なので、出来なくて申し訳ない気持ち。

やはり現場で将来は働きたいと改めて思うのでした。

残り2年は今の職場で契約満了まで頑張ろうと思いますが、夢を叶える為にも遺伝子治療・検査に関われる所で働くために準備していこうと思います。

Stay Home で乗り切りましょう。


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