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近現代大河

『花の生涯』(1963)から『徳川家康』(1983)までの20年間と『独眼竜政宗』(1987)から『西郷どん』(2018)までの31年間は戦国と幕末がメインでたまに平安~鎌倉~南北朝~室町が扱われていた。
近現代は朝のドラマで多く扱われているが、女性目線なので、夜のオッサン目線の近現代ドラマもいいかも知れない。もっとも『西郷どん』の次だから女性メインになるか。
近代五輪は1896年、アテネ大会(19世紀末)からで、日本だと明治末期、『八重の桜』などで描かれた時代。
日本人の近代五輪への参加は1912年(明治45~大正元年)のストックホルム大会から(オリンピックと日本)。
ドラマでは1964年(昭和39年)の東京五輪(昭和)まで描かれるのだろう。
『花の生涯』は1963年に放送されたが、これは1860年の桜田門外の変から103年後、1867年の大政奉還から96年後に放送された。
『三姉妹』は1967年放送、1867年の大政奉還から100年後の節目のドラマだった。
今回の五輪がテーマの大河が訪欧される2019年から100年さかのぼると1919年、103年さかのぼると1916年。大正時代だ。
『はいからさんが通る』で描かれた1918年ごろのシベリア出兵の前後である。
日本の近代五輪への参加が1912年だから、
2019年はその1912年から107年後に相当する。
『花の生涯』放送から107年前は1856年、幕末である。
そうなると2019年のドラマで近代五輪の初期を描くのは、1963年当時の大河が幕末を描いたのと似ており、時代の間隔から考えても意外ではない。
個人的に『三丁目の夕日』のような昭和30年代讃美に共感できないが、平成生まれにとって昨今の昭和55~64年(つまり西暦1980~89年)懐古趣味も共感できないだろう。
近現代大河は1986年の『いのち』から2019年までとすると33年ぶり。
今(2016年)から数えると30年前に『いのち』が放送された。
『春の波涛』(1985)の主人公・川上貞奴の没年は1946年、終戦の翌年だった。
『山河燃ゆ』(1984)、『春の波涛』(1985)、『いのち』(1986)は「戦後」40年の前後に放送された。
2019年は1964年の東京五輪から55年後。大河が半世紀以上前の時代を描くのも初めてではない。

らんか@隣室外国人と抗争中
@idolranka
#2019年大河ドラマ 前回東京五輪はまだ歴史じゃないという人もいるが、今の若い世代から見れば立派に「歴史」である。平成世代の20代から見れば1980年代も歴史的過去である。欧米では冷戦崩壊の1989年から「現代」が始まるといわれているから、いつまでも昭和の日本が古いのである。
4:40 - 2016年11月17日

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