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TeaCupより>『歴史ドラマの大ウソ』

2023-06-09 13:41:16 | 書籍&網頁資料
AUTHOR: 虚実歴史研究家 TITLE: 『歴史ドラマの大ウソ』 DATE: 07/20/2011 02:45:00 PRIMARY CATEGORY: 書籍&網頁資料 STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY: 時代劇の 時代考証の嘘を指摘する本は多いがこれもその一つ。 目次でこうなっている。 
第1章 NHK大河の嘘八百 
龍馬伝 天地人 篤姫 新選組! 葵 徳川三代 坂の上の雲 
『坂の上の雲』は「NHK大河ドラマ」ではなく、NHKが大河ドラマの合間(例えば『龍馬伝』と『江』の間)に放送しているドラマのはず。本来、これは第2章で扱うべきであろう。 
第2章 名作でもウソだらけ 
赤穂浪士 暴れん坊将軍 水戸黄門 必殺仕事人 旗本退屈男 銭形平次 武士の一分 遠山の金さん 鬼平犯科帳 たそがれ清兵衛 落日燃ゆ 硫黄島からの手紙 ALWAYS 三丁目の夕日 
『赤穂浪士』という名の時代劇はNHK大河にもあるが、これは『忠臣蔵』に関する作品全般のことか? 第1章で「嘘」、第2章で「ウソ」というのは、前者が「嘘八百」という慣用句だからか? 第3章 ホームドラマになった「江戸」 ここでは多くの作品に共通する事柄について「武士は泣かない笑わない」など基本的時代考証について触れている。 83ページの『暴れん坊将軍』に関する検証で大野氏は「8代将軍、徳川吉宗が、『世の顔を見忘れたか』と啖呵を切り、悪い奴らをばったばったと切り捨てる」と書いている。 また、134ページでも大野氏は「時代劇といえばチャンバラである。桃太郎侍も暴れん坊将軍も、正義の刃を振りかざし、悪い奴らをばったばったと斬り倒す」とある。 「り捨てる」と「り倒す」の漢字の使い分けはよくわからないが、それ以上に疑問に思う点がある。大野氏は「『暴れん坊将軍』の吉宗(演:松平健)は相手を斬っている」と認識しているようだが、一体、第何シリーズの第何話を観たのだろうか。『暴れん坊将軍』の吉宗はもっぱら相手を峰打ちで叩いている。お庭番は相手を斬っているが、吉宗は刀を抜いたあとに峰打ちに持ち替えて戦う。例外的にお庭番の男のほうが殉職したときや、雲霧仁左衛門(劇中で雲切~)から真剣の勝負を挑まれたときくらいである。 大野氏は暴れん坊将軍が例外的に相手を斬った場面を観たのだろうか? 110ページで遠山景元について「景元は安政の大獄の最中に亡くなった」とあるが、遠山景元は最初の黒船来航(1853年と1854年)の直後、1854年の日米和親条約締結の翌年の1855年に他界したのであり、安政の大獄はそれから3年後、1858年の日米修好通商条約の年から翌年までで、その直後の1860年が桜田門外の変である。 117ページで「ドラマでは昭和12(1946)年7月に始まった日華事変(日中戦争のことか)を『関東軍の暴走』として、強く非難していた。しかし、これはとんでもない事実誤認である」と書かれてある。 昭和12年は西暦1937年であって、1946年(昭和21年)ではない。 
参考になるHP 
時代劇にウソがあったってイイじゃないか 金春堂 分店-ウェブリブログ 「今年は『業』でしたっけ?」とあるが「業」でなくて「江」。 ここでの文がなぜかこのBlogでも掲載されている。百度だから中国系のようであるがタイトルの「桜井葵のブログ」は日本語だ。
 ↓
 歴史ドラマの大ウソ_桜井葵のブログ_百度空间 日付は7月31日とあるので、この「虚実ヒストリー」の記事より1週間後である。 大野敏明氏「歴史ドラマの大ウソ」「坂本龍馬は笑わなかった」産経新聞出版 時代劇、近現代ドラマの「ウソ」を指摘した本 

午後4:06 · 2023年6月9日
 
午後4:10 · 2023年6月9日
  
午後4:15 · 2023年6月9日

 

午後4:38 · 2023年6月9日
 
午後4:41 · 2023年6月9日

 
午後6:10 · 2023年6月9日 

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関連語句 

参照 

TeaCupより>AmebaBlog>『歴史ドラマの大ウソ
2023-06-09 13:48:34


江戸商売図絵 (中公文庫)

2022-05-24 02:04:31 | 書籍&網頁資料
必殺シリーズでは歴史上の人物の没年も「改変」される。仕置人の存在を示す古文書の類は残っていないから当然。 仕掛人は江戸職業づくしには載っていないらしい。 「#必殺仕事人2014」で仇討屋が江戸職業づくしに載りそうになったが、これも抹消されたか。
 
 

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小熊 英二『単一民族神話の起源』

2020-12-31 05:53:02 | 書籍&網頁資料

 

 

単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜 (日本語) ハードカバー – 1995/7/1
小熊 英二 (著
)〕
午後4:29 · 2021年1月4日

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令和2年〕〔12月

 

2020/12/31  23:04
T-CupBlog>「小熊 英二『単一民族神話の起源』」

 

/「民族」の概念、関連tw(2021年1月まで) | 虚実歴史のブログ (ameblo.jp)/

2021-01-14 22:23:47

 

 


平成26年当時の『美味しんぼ』と『はだしのゲン』に関する話題、補足

2020-12-20 22:25:00 | 書籍&網頁資料
『美味しんぼ』の作者が鼻血の描写で狙っている結果は「単行本売上倍増」か「福島への観光客減少」か「被災地訪問者で鼻血を出す人が増えること」だろうが、恐れているのは「不買運動で売上落ち込み」か「福島への観光客が増えて、みな何事もなく、鼻血描写が間違いだと証明されること」だろう。

もし今回の件で『美味しんぼ』の売上が伸び、この漫画のせいで福島への観光客が減っても、それは雁屋哲の狙い通りだろうし、あるいは観光客が増えても鼻血を出せば、これまた作者の狙い通りだろう。福島への訪問者が増えて何事もなく被災地を後にするケースが増えれば作品は嘘だったことになり、売上は減る。作者はそれを恐れているのだろう。

『美味しんぼ』で海原雄山は「国と東電は被災者に何の責任も果たしていない」と言っているようだが、雁屋哲も原発の恐怖をあおるだけで「風評被害」の責任を一切取っておらず、むしろ安倍首相が「根拠ない風評に国として全力で対応」(5/17産経電子版)としている意味で「国」が責任を取っている。逆に言えば雁屋哲「国」ではないから責任を取ろうとしないだろう。
反原発派は風評をあおるだけで、後は政府と東電に後始末を任せるだけなので、反原発が一番「無責任」で「気楽な稼業(運動?)」である。

『美味しんぼ』の論理で行くと『はだしのゲン』で被爆者を差別する人たちも、ゲンの敵も、結局は「責任は『国』『天皇』『アメリカ』」ということになる。
(『はだしのゲン』に対する批判で「ゲンは原爆を落としたアメリカを憎まず天皇をに悔いんでいる」というのがあるが、これは間違いで、ゲンはアメリカも批判の対象にしている。ゲンを批判する人はろくに作品を読まず、漫画を読み慣れていない人による雑誌などでの的外れな批判を鵜呑みにしているケースが多い)

雁屋哲は風評をひろめるのが目的ではないと言うが、それはそうだろう。なぜなら『美味しんぼ』のせいで福島に観光客が来なくなっても、雁屋哲にとってはそれは「風評」でなく「当然の判断」だからだ。雁屋哲は「福島に人が住んではいけない」と言っており、福島に観光に行くのを禁止して、逆に福島県民が全員外に避難すべきだと主張する。
だがそのための受け入れ態勢などについて雁屋哲は何もしないだろう。雁屋哲は自分の責任を棚に上げて「国と東電が悪い」と言うだけだから、避難者が苦労しても雁屋哲は「国と東電が責任を話していない」と言い続け、自分の責任を否定するのだろう。

一方、「鼻血は事実」とする人もいるらしい。では「鼻血が事実」なら何がどうだと言いたいのか。すると鼻血描写を信じて福島への旅行をキャンセルした人たちの行動は「正しい」わけで、「鼻血は事実」とする人たちは「福島に観光客は来なくていい」と考えているのだろう。すると被災地の自治体が『美味しんぼ』に抗議したのは「事実隠蔽による観光客誘致」を狙っていることになり、問題は政府や東電でなく被災地の知事や市長、町長などということになる。

「鼻血は事実だ」と言う人は「誰でも福島に住んではいけない」という『美味しんぼ』の論に賛成するのだろうか。結局、反原発派は原発の恐怖を叫ぶだけで、では誰が何をどうすべきか何も言っていていない。

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関連語句)
美味しんぼ

参照
〔『美味しんぼ(おいしんぼ)』の「山岡さんが福島に行ったら鼻血」描写に批判
2014/4/30 14:07