また、「幻の理想郷」としては古代シナの「桃源郷(Táoyuánxiāng)」や、中世南米アンデス地方の「エル・ドラード(El Dorado)」がある。アニメ『アンデス少年ペペロの冒険』は主人公が「エル・ドラード」を目指す話。
「シャングリラ(Shangri-La)」はホテルの名称などで、すでに中国大陸に存在する。
『西遊記』における天竺(作品では2世紀~7世紀)も理想郷か極楽のような位置づけで、日テレ版ドラマではゴダイゴの歌(Godiego)で「ガンダーラ(Gandhara)」も理想郷として歌われた。ガンダーラは今のパキスタンに相当し、インダス(Indus)川の流れる場所である。
日本がかつて
「黄金の国・ジパング(Zipangu←「日本国」Rìbĕn-guóの訛りか)と呼ばれたのは周知の如し。それはマルコ・ポーロ(Marco Polo)によって世界につたえられ、蒙古襲来とも時期が重なった。
理想郷傳説は「新大陸」、「大航海」思想に似ており、玄奘にように文化を学びに行くならいいとして、欧州人が中南米でやったように現地の文化、文明を根こそぎ破壊するようでは、「理想郷」にされるのも良し悪しである。
『ドラえもん』ではドラえもんとのび太が人工の島を作ったり、未来のバッヂで地底人の国を作ったりしたが、不動産など各種業者やマスコミが押しかけ、あるいは政府が格好の税源と考える結果となった。白土三平が書いたように、たとえ新しい發見があっても、世の中の仕組み次第では悪い結果を生む。しかし、世の中の仕組みにつかっている人たちは、なかなか今の価値観(現代日本であれば資本主義、市場経済、民主主義、日本国憲法)を疑うところに頭が回らない。
2008年6月27日放送の『ドラえもん』1時間スペシャル「眠る海の王国」によると、沖縄の与那国島の地下(または附近の海)に太古、文明があり、異星人が住んでいたらしい。町が沈む寸前、島民は宇宙に逃れたが、ジキムという少年は逃げ遅れて、地球に残った。
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