この変わりっぷりには驚いた!
東京の新宿の成子坂にある成子天神社が綺麗になっていた!!
勤務地が新宿の時は、何か古っちぃ汚い神社位しか印象が無く、行ってみようなんて思わなかったが、いつのことだか綺麗に建て替えられ、見違える程の変わり様。
そこに富士塚があると、最近聞いて、これまた驚いた。その新宿に居た時も富士塚なんて聞いたことが無かった。思い返すと、当時、足の向かないこの神社には関心が無かったのであろう。
今回目指すは、その成子天神社にある富士塚だ。高さが都内では最大級らしい。
そして、正月には登頂出来ると言う。此れは、もう行くしかない。
青梅街道から参道を進み、まずは本堂でお参り。そして、いよいよ富士塚は何処かなぁと、その本堂の高いところから見渡すが発見出来ず。本堂を降り、ふと本堂の先を見ると通路っぽいところがあり、先に進むと、凄い高さの土盛りが見えて来て、そして、もう何人もの人が登っては降りしているところ!
▲もう少し近付く。登山道にはしっかりした手摺(アングルの柱にステンレス製の鎖)が張り巡らされ、安心して登り降り出来る。手前の石碑は湯殿山と記されている
この平らな土地にこの高さは驚きだ。
此れまで見て来た富士塚は、大きいと分かってはいても、狭小な敷地に押し込められ、周辺からの圧迫感もあり、どうも大きいと実感出来たものはなかった。しかし、今回の富士塚は、周辺を高層住宅に囲まれつつも、それから離隔されている為か、富士塚の大きさが実感出来た。
▲頂上から北方面を見る。塚下の赤い鳥居のすぐ左手側に浅間神社の小祠が見える
▲頂上から南方面を見る。塚の下から上までこの溶岩で覆われている
▲境内の北側からは全容が一見出来る。このまま駐車場であって欲しい。高層住宅の隙間から、西新宿の超高層ビル群(アイランドタワーとその右後ろは住友三角ビル)が見える
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新宿区登録文化財 史跡
成子天神社の富士塚
所 在 地 新宿区西新宿八丁目十四番十号
登録年月日 平成二年六月一日
大正九年(1920)八月に、成子天神社境内にあった大神山と
いう小山に富士山の溶岩を配して築かれたもので、区内でも最後に
築かれた富士塚です。高さは約十二メートルあり、区内では最大
規模となっています。塚の北側には浅間神社の小祠があります。
富士塚は、江戸時代中期より、江戸庶民の間で盛んになった
富士信仰の遺跡です。同業者を中心に富士講が組織され、神社の
境内に模造富士を築いて崇拝しました。
成子天神社の富士塚は、柏木・角筈地域(現在の北新宿・西新宿)
の人々を中心に組織された丸藤[マルトウ]成子講が奉祀していたもので
最盛期には、約二〇〇名の講員がいましたが、現在は活動していません。
平成二十六年十二月
新宿区教育委員会
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東京都新宿区西神宿八丁目14-10
平成31年1月5日(土) 午後