ここは、残念ながら、富士塚そのもは無かった。でも、浅間神社の社殿が1、5m位土盛りされた塚の上に乗っている。想像するに、元々あった富士塚の上にこの社が建てられたんじゃないかな。しかし乍ら、富士講を思わせる碑や残骸などは全く見当たらない。そんな中、社の中を覗くと、「富士山本宮浅間神社」のお札が見える。
この辺もさっきの保木間と並んで、昔は富士山が見渡せる田圃の中だったんだろうね。
そうそう、ここも氷川神社(=伊興氷川神社)の中に有るんだけど、神社境内の南側道路を挟んだ向こう側には、伊興遺跡がある。復元された竪穴式住居とか、方形周溝墓とかがある。実は、この伊興氷川神社、以前、ここは古墳だったと言うので見に来たことがあった。またまた勝手な想像をすると、古墳だったところを流用して富士塚にしていたってことないかな。。。。なんか、歴史が集積された地域だ、この辺りは。
▲氷川神社の参道の左側に塚の上に浅間神社の社が建つ。
▲社の扉のパンチングメタルの丸い穴から撮影。社の中は薄暗く、何となく納められたお札が見える。しかし、最近のデジカメは勝手に露出補正をしてくれるので、ストロボなしでも中の様子が十分見える程度の写り具合だ。
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東京都足立区東伊興二丁目12 伊興氷川神社内