腹八分目の人生
腹八分目は体の健康だけの問題じゃなくて、
生き方自体も腹八分目の精神がちょうど
良い気がする。
目一杯がんばっている生活、
目一杯楽しんでいる生活、
それも人生に必要な時もあるかもしれない。
しかしそんな生活は長くは続けられない。
八分目で適度にきりあげるのが
熟練者なのかもしれない。
怒れる拳笑顔に当たらず
いかれるこぶし、えがおにあたらず
怒って強い態度で向かってきた者に
対しても、優しい態度で
接するほうが効果的である
ということ。
怒って振り上げた拳も、
相手の笑顔に気勢をそがれて
打ち下ろせないという意から。
類語 尾を振る犬は叩かれず
人に頼ってみよう
一人で何でもしようと思っても
一人の人間の能力には
限りがあるわけで、
日常生活の中でも困った事は
出てくるものだ。
わからない時は人に頼ってみよう。
人に頼れない人は
悩みからなかなか抜け出せない。
頼る事により信頼関係も育ってくる。
迷う者は道を問わず、溺るる者は遂(あさせ)を問わず
まようものはみちをとわず、おぼるるものはあさせをとわず
道に迷うような者は人に
道をたずねないし、
川を渡っておぼれるような者は、
どこが渡るのに安全かをたずねない。
わからないことは、
それを知っている人から
教わるという習慣をつけることが、
しなくてもいい失敗を
しなくなる方法なのだ。
中国の思想家荀況(?~前235年ごろ)の言葉。
繁盛の地に草生えず
はんじょうのちにくさはえず
繁盛しているところは、
人通りがはげしいから
草の生えるときがない。
いつも働いている者が
ボケないことや、
いつも使っている道具が
さびつかないことのたとえ。
ボケないためには常に頭を
使うことが大切。
何でも来いに名人なし
さあ何でも来い、どんなことでもやってやる、
と言う人に名人はいない。
器用な人は、
一応何でもかなりな程度に
やってのけるものであるが、
そのどれをとっても、
一芸に秀でた名人といえる
腕前にはなっていないものである。