芸が身を助けるほどの不仕合わせ
生活にゆとりのあった時代に
道楽で習い覚えた芸を、
すっかりおちぶれた後で、
生計のもとでとして世を送ること。
また、その境遇。
「芸は身を助ける」を
皮肉な面からいったもの。
栄華あれば必ず憔悴あり
(えいがあればかならずしょうすいあり)
栄えるときがあれば必ず衰えるときがある。
花が咲き、やがて散り、枯れていくのと
同じで、自然の道理であり
この世のならいである。
仏教では諸行無常と言う。
われ以外みなわが師
吉川英治の言葉
自分以外の人たち、すべてから、心がけ次第で、何かしらのことを学べる。
反面教師も入っているかもしれない。
吉川英治、小説家。
「宮本武蔵」「新・平家物語」「私本太平記」他、ヒット作品を多数、世に送り出しました。