これまた企業系YouTuberのマコなり社長のお勧めと言うことで見てみました!
あ、古い方を見ましたが、リメイクでハリウッド版もあります!ご注意を!
※ネタバレあると思うので、知りたくない人はここでブラウザバック!!!☝️
「最強のふたり」は2012年に放映されたフランス映画です。
実話を元に作られた作品で、結構人種差別と言う点で考えさせられるような内容です。
それは、国や肌色と言うものだけではなく、健常者と障害者と言う点でもです。
【あらすじ】
事故で首から下が麻痺してしまった大富豪の白人フィリップ。
ある時、スラム街で育った黒人ドリスがフィリップの介護人の仕事の面接を受けにきます。
ドリスは元々面接に通る気もなく、仕事を探したと言う証明が欲しいために、不採用のサインをくれと言います。
フィリップはドリスと接して素直で飾らない彼を気に入り、一ヶ月の試用期間を設けることに。
介護に慣れていないドリスは最初とても雑でヒヤヒヤしますが、次第に二人はお互いの事を話すようになり、距離を縮めていきます。
ある時、ドリスの家族がフィリップの元を訪れ、ドリスの家庭の事情が分かり、ドリスの家族や本人の事を思いやってフィリップはドリスとの契約を解除します。
新しい介護人はフィリップを障害者のクライアントとして扱うため、フィリップはまた心を閉ざしてしまいます…。
最終的にはドリスはフィリップの元に戻り、実話のモデルであるフィリップとアブデルの紹介を交え、エンディングを迎えます。
頭でも言いましたが、この作品には「差別」と言う部分で沢山考えさせられることが詰まっています。
●国籍が違う(移民系とかそう言うのとか)
●肌の色が違う
●障害者と健常者
●社会的格差
●教育レベルの違い
などなど。
だけどそれを乗り越えて信頼関係を築いた二人なんですよね。
ドリスはフィリップを一人の人間として扱い、会話も遠慮もないし、「それいっちゃう!?」って事も言ってしまいます。
だけど、それがずっと障害者として扱われてきたフィリップにとっては嬉しい事なんですよね。
最初はそんな違う世界の二人が上手くやっていけるようには見えないんですけど、相手への思いやりとか、そういう部分がちゃんとあればこう言う関係性って築けるんだなあって思いました。
人の顔色伺って何となく合わせてって言うのではたどり着けない部分ですよね。
その場所にあったルールって言うのはあるけど、一概にそれをただただ守ることが正解じゃないんだなって思いました。
まず根底にあるのは「その人への向き合う姿勢と思いやり」なんですね。
心の中に閉じ籠りがちなフィリップの扉をこじ開けて、勢いよく前向きな世界に引っ張っていく。
そんな感じです(笑)
勿論このテーマだけ見てると重苦しい映画に思えるかもしれないですが、ユーモアが至るところに散りばめられているので、しんどい感じではなく楽しめる作品になっていると思います。
印象に残ったシーンは…
毎年行われるフィリップの誕生日イベントのところですかね。
全然期待してなかった誕生日イベントだったのですが、ドリスのおかげで本当に楽しそうな笑顔が印象的です。
後は一番最後。
フィリップが前に文通相手の女性と実際に合う時に、この姿を見て失望されたらと思うと怖くなって逃げ出してしまうシーンがあるのですが、最後の最後にその彼女とフィリップを再度会わせるシーン。
ドリスとフィリップの二人の笑顔がスゴく印象的でした。
思わず、心がジーンとするシーンでしたね。
人のことを偏見なしで見ると言うのは意外と難しくて、日常でも人から噂で聞いてた話と、実際に自分が接したときの印象が全然違ったなんてこと皆さんもあると思うのですが、人によっては物の見方が違うので、うのみにせずに自分が感じたことも大事にしてくださいね😊
向き合う姿勢と思いやり。
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