昨年結成20周年を迎えたスピッツのメンバー4人が書き下ろした
バンドヒストリー。近作二枚は未聴だけれど、好きなバンドなので買ってみた。
アーティストの成長譚とか好きだし。
アルバム『空の飛び方』・シングル”ロビンソン”のヒットに恵まれるまでは
セールス的に苦戦を強いられたものの、いわゆるロックっぽい派手なエピソードも無く淡々とした歩みが綴られている。だけどそれがとても胸を打つ。
バンドを巻き込む良かったり悪かったりする状況に対して
メンバーそれぞれがその時々の感想を述べているんだけれど、申し合わせたように
同じような見解なのが興味深い。メンバーチェンジの無い息の長いバンドってこういう感じなんだなーって思ったよ。
特に面白いなって感じたのが、ルックス的にも一番異色な雰囲気のギターの三輪テツヤさんのこんな文章。
「いまでこそ、自分の得意なフレーズだと思っているアルペジオだって、昔は嫌いだった。今も昔もプレゼン、プレゼンで、みんなの意見を聞いてきた。これからもそうだろう。
『こういうの、どうだろう?』
と、フレーズや展開を考え提案していくだろう。
音もそうだ。
『歪みは、こんな感じでどう?』
とみんなに聞く。
俺は、みんなで合わせるのが好きなんだ。」
・・いやー泣ける。和を大切にする気持ちが強い。超メジャーアーティストにも関わらず感覚は普通人だし、日本人っぽくって良いよね。
このバンドは信用できるって思わされたよ。
あ、あとこの本の文中にでてくる人の中には僕が関係していた人も出てくる。そういうことも相まって何だか泣けてしょうがなかった。もう10年も昔の話だけれど。
バンドを必死でやった人、今も頑張ってる人たちはぐっと来ると思う。
バンドヒストリー。近作二枚は未聴だけれど、好きなバンドなので買ってみた。
アーティストの成長譚とか好きだし。
アルバム『空の飛び方』・シングル”ロビンソン”のヒットに恵まれるまでは
セールス的に苦戦を強いられたものの、いわゆるロックっぽい派手なエピソードも無く淡々とした歩みが綴られている。だけどそれがとても胸を打つ。
バンドを巻き込む良かったり悪かったりする状況に対して
メンバーそれぞれがその時々の感想を述べているんだけれど、申し合わせたように
同じような見解なのが興味深い。メンバーチェンジの無い息の長いバンドってこういう感じなんだなーって思ったよ。
特に面白いなって感じたのが、ルックス的にも一番異色な雰囲気のギターの三輪テツヤさんのこんな文章。
「いまでこそ、自分の得意なフレーズだと思っているアルペジオだって、昔は嫌いだった。今も昔もプレゼン、プレゼンで、みんなの意見を聞いてきた。これからもそうだろう。
『こういうの、どうだろう?』
と、フレーズや展開を考え提案していくだろう。
音もそうだ。
『歪みは、こんな感じでどう?』
とみんなに聞く。
俺は、みんなで合わせるのが好きなんだ。」
・・いやー泣ける。和を大切にする気持ちが強い。超メジャーアーティストにも関わらず感覚は普通人だし、日本人っぽくって良いよね。
このバンドは信用できるって思わされたよ。
あ、あとこの本の文中にでてくる人の中には僕が関係していた人も出てくる。そういうことも相まって何だか泣けてしょうがなかった。もう10年も昔の話だけれど。
バンドを必死でやった人、今も頑張ってる人たちはぐっと来ると思う。