medsブログ

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Destroying nostalgia,Destroying imagination

2016年05月25日 | その他

なんか最近スタミナがないなと思い、職場のパートさんに「なんか元気出る食べ物ないすかね」
と聞いたら、レバニラ炒めを勧められたので素直なわたしは早速その日の帰りにスーパーで
野菜もパックされた炒めるだけのレバニラ270円がさらに半額になった商品を購入した。帰宅して
炒めて食べてみたが、全くもっておいしくない。学生時代に学校の近くにあった定食屋のは600円位で
とてもおいしかったなあとかその店のチャンポン大盛は食べても食べても麺がぶよぶよ増えて減らなかったなあ
などと思い出しながら、これもクスリだと無理やり食べあげた。
果たして次の日。増血作用かプラシーボか知らないが、わたしは体調の良化を感じていた。
うむーレバニラ恐るべし。視界も何だか昨日よりクリアになった気がする。
というわけで昨日アドバイスをくれたパートさんに報告。スタミナのつく食べ物の話をひとしきり。

ここで一旦半月ほど前の話を。職場の給食で豚肉とニラの炒め物が出た。
なにげにわたしが会話の中で「今日はニラ豚でしたね」と発言したら、周りにいた女性職員が
「はあ?!ニラ豚?何それ。普通豚ニラじゃね⁉」と返してきた。
わたしはこの指摘を受けるまでニラの方を最初に呼称していたので
「いや、でもニラレバ炒めっていうでしょ」と諭しにかかったら
「それはレバニラ」とまたも反論された。しまいには
「量がたくさん入っている方が先に来るはず。medsさんとこはビンボーだっただけじゃない?」
などと言いがかりをつけられる始末。彼女は一回り以上年下。
く、これは何とか面子を保たねばとネットに答えを求めたが、
あまり有効な情報はなく、結局わたしはマイノリティーの烙印を押されたのだった。

マイノリティーといえばthe smithsである。green dayの曲も好きだが、まあ、いい。
80年代のイギリスロックシーンにおいてアンチマチズモ、冴えない青春を送る若者たちの
絶大なる支持を集めたバンドだ。内向的で引きこもり気味だったボーカルモリッシーの描く
自虐的かつユーモアのある歌詞をギタリストのジョニーマーが爪弾く軽やかなアルペジオに
乗せて、音楽チャートにも風穴を開けた。
ファンの皆は普段は社会的に虐げられている自分たちが認められたような痛快な気分だったろうと思う。
バンドは世界的成功を前に解散してしまう。ファンの落胆たるや相当のものだったろう。
自分達の代弁者が居なくなって、また現実に自身で向かわなければいけないのだから。

最近、筋肉少女帯を聴き直している。
スミスと同列では語れないだろうが、冴えない文系の若いリスナーを集めたという点では類似するだろう。
あと、「自分だけが特別にこのバンドを理解している」と思わせる点も。

AKB商法が持つ闇がまた一つ裂け目から覗いた。金を出せば会うことの、触れることの出来るアイドルというとても都合のいいシステムに、改めて疑問が投げかけられている。
もちろん自分の好む対象であるアイドルなりアーティストに近付きたいという思いは
自然なものだろう。対象に自分を投影して、自己実現が叶ったような気分になるのも良く分かる。
しかし、現実のところ、寄りかかっている対象は問題を根本的には解決はしてくれない。
きっかけにはなるのかもしれないけれども。

わたしも10年ほど前にperfumeの握手会に参加した事がある。
まだ全国的にブレイクしていない彼女達のファンだったわたしは、決して近くはない場所まで費用と時間をかけて会いに行った。自分が応援する事が何か彼女達の心強さになるのでは、という
思い上がった考えもあったと思う。しかし一方で、そんな自分の行動を俯瞰して笑える目も持ち、友達や周りの
人達に自虐的に面白おかしく話すすべも持っていたと思う。

例えば何か分からない事に直面した時。英単語なら辞書を引いたり、ネットで調べても良いだろう。
分からない事が人生の悩みなら?辞書に載っていない事ならば。
今はしたり顔でネットで答えてくれる人が居たりする。
あった事もない、素性も知れない人がありがたくもアドバイスをくれたりする。
でも良く考えてみて欲しい。皆んな毎日仕事をして時間をやりくりしながら生活しているのに、
どうしてアカの他人の真剣な心配事に心を砕いて相談に乗れるだろう。しかもネット上で。


筋肉少女帯は猟奇的世界を歌詞に好んで取り上げていたが、パフォーマンスでは決してユーモアを忘れなかった。世界観に溺れる事なく自分達を俯瞰していたのだ。

"君は見果てぬ夢を見て いつか迷った袋小路
上手い話のあるじゃなし 金の生る木のあるじゃなし
僕はここで見ていよう 君が落ちて行くところを
この島の中でなら 幾らでも走れるさ
から笑う 孤島の鬼
遊ぶばかりで働かぬ 君もその内日が暮れる"
孤島の鬼 / 筋肉少女帯
最近の事件を予見していたような歌詞。

また職場の話になるが、昼休みに食堂で流れるテレビからのニュースを見ながら
若い子を持つパートさんが、
「うちの娘が付き合う人が出来たら、身辺調査しないけんなあ」
と、真剣な調子で話していたので。








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