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2016年12月26日 | 音楽

サニーデイの新譜さっき2回続けて聴いた。
夏に出たアルバムやけど、ネットに曲が4曲上がっていて、
それを聴いて満足した気になっていた。

嫁さんがクリスマスやし、なんか欲しい物買いよって言ってくれて
そういえば最近CD買ってねーなと思って、HMVでサニーデイとホームカミングスの新譜を買った。

サニーデイサービスは僕にとっては4枚目のアルバムからはまったバンドだ。
それまでも周りの評判は聞いていたし、ちょっと耳にする曲はまあいいかなー位に感じていた。
ただ、僕はあのフォークっぽい雰囲気とテーマがなんかしっくりこないなーと思って、アルバムを買うまでは
至っていなかった。だいたい僕ははっぴいえんどが好きじゃなかったのだ。

ある日、良く行く中古CD屋で、レンタル落ちのアルバム 「sunnyday service」が千円で売られているのを見つけた。当時テレビでは深田恭子のチョコレートのcm でちょうど”now"が良くかかっていた。あまり過大な期待もせず、僕はアルバムを買って帰った。23歳の頃かな。

今でもバンドの最高傑作と語られる事も多いそのアルバムを聴いた僕は、今まで彼らを追いかけていなかった事を悔いた。そこには僕の理想とする日本のバンド像の1つがあった。

今でもそうなのだけれど、僕は無駄にテクニカルなバンドや演奏は好きじゃない。
何に心を動かされるのかというと、その表現に込められた思いや重さだ。
それはつたない演奏であっても、いやむしろその方が練られてないぶん直接届き易い。
10代の頃パンクに洗礼を受けた僕の考え方だったし、実際に感銘を受けるのは初期衝動に駆られたような音ばかりだった。

「sunnyday service 」は、邦楽ロック史があるとするならば90年代に残る超傑作アルバムであろう。
冴えまくるメロディと歌詞。トリオというバンド編成から産み出される隙間を生かした音づくり。
揃えた曲に対しての圧倒的な信頼感。自信。それが強烈に伝わってくる。

僕も当時自作のバンドをやっていて、やはり表現は演奏力よりも曲そのものが持つ力だろうというのが信条だったので、ずいぶんと勇気づけられたものだった。

サニーデイは次作「24時」で1度混沌に向かい、「MUGEN」で洗練され、「LOVE ALBUM」で拡散して
解散してしまう。再結成してから2枚アルバムを発表。今作「dance to you」が3枚目となる。

この完成度の高さ。メジャーレーベル時には至らなかった音の抜け。もちろん楽曲の素晴らしさ。
僕は42歳なのだけれど、もうこんな新譜には出会えないかもしれないと半ば諦めていたところだった。
曽我部さんとそんなに年が変わらない事も、最近僕自身のバンドを始めた事も関係があるのかもしれないけど
とにかくすごく響きました。

願わくば、FMラジオから流れてくる20代のバンドからこんな音が流れてきたらなあっていう思い。
それは別に曲調だけの話じゃなくて、リスナーに何か始めようって思わせる力。

先日も先輩後輩と表現の話をしたけど、触れて感動したら、じゃあ自分も…と思わせたい。
そこには広がりがあるし、可能性がある。

サニーデイは、そういうことだと思う。今も続けていることも含めて、僕ら世代のスターだと思う。

いやあ、僕も家庭・仕事・表現とやらなきゃね。




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辛味噌ラーメンの世界

2016年12月26日 | たべもの

味噌のやに家族で来たで〜。
息子も嫁も満足だす〜。

ご馳走様でした〜。


クリスマスだから(?)CD買うてもろた。

遅ればせながらやけど、サニーデイとホームカミングスの新譜を。

聴くの楽しみだふ。
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