日本の現状を憂い過ぎ、要らぬ危機感をあおり立てている一群の人々は、何を考えているのでしょうか。次をクリックして下さい。
1960年の北上山地の集落である。現在、こんな景観はない。
貧困から抜け出るための仕事を与える目的で、土地改良事業が行われ、整然とした農業集落になったからである。農業機械を使えるようになり、仕事は楽になったようである。
しかし、それで暮らしが楽にはならなかった。結局、土地改良で儲けたのは、土地改良事業に巣くう利権屋だけであった。
21世紀に知事をつとめた建設省出身の政治家は、このままでは過疎地は崩壊するとして、都市住民の移住政策を提言したり、ILC誘致を進めたりしている。実現は夢のまた夢である。