数ヶ月を 2 週間に!迅速・簡便な新型コロナウイルス人工合成技術を開発
2021 年 4 月 13 日
研究成果のポイント
PCR法を活用した感染性ウイルスの作出技術「CPER法※1」を用いて、新型コロナウイルスの人工合成に成功。
これまでのコロナウイルスの人工合成は、複雑な遺伝子操作技術と作製に数ヶ月間を要するという問題があったが、本方法ではわずか2週間で新型コロナウイルスを作製可能。
CPER法を用いればウイルスの遺伝子改変も容易であることから、世界各地で次々と確認されている変異ウイルスに対しても迅速に対応し解析することが可能。
本技術で新型コロナウイルスを迅速に合成することで、感染機構や変異ウイルスの病原性の解析、そして治療法や予防法の開発の加速が期待される。
※1 CPER法
Circular Polymerase Extension Reaction(CPER)法とは、重なる領域を有する遺伝子断片を鋳型にDNA合成酵素(ポリメラーゼ)を用いて伸長反応を実施することにより、遺伝子断片が連結した環状のDNAを作出する方法。2013年に発表されフラビウイルスのワクチン開発に活用されている。
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感染性ウイルスのクローンを簡単に人工合成できるということは、人工的に新たな機能を加えたウイルスも作り得るということだよね。例えば白人に感染しやすいウイルスを作るとか?中国ならできるかも。ああ恐ろしや~