文化財見学

この欄間は、以前のオーナーが自室に作らせたもの。
数十年の時を経て、一般の人が目にできる場所に移したのだそうです。

アールヌーボーの影響を受けた、蜘蛛の巣の模様。
蜘蛛の部分は黒檀で目にビー玉をはめ込んであります。（とってもリアル！）

蜘蛛の巣も幸せがかかるようにといった、縁起のいいものだそうです。


およそ、1時間をかけてじっくり見た文化財見学ツアー。
興味深い、「へー！！」　連発の時間でした。

文化財に指定されていても補助はなく、私たちが宿泊することが支えているのだそうです。

また、行きたいなあ・・・と思ったお宿でした。

文化財見学ツアー

付け書院の造作です。

富士山と投網の模様です。
投網は宝を集めるといった、縁起のいい柄だそう・・・
投網の模様は未だに作り方が公開されていないそうな・・・
投網の模様の下の部分(錘のところ）は黒檀で作ってあり、見た目にも重そうです。

作ることを考えると、ため息ばかり・・・

今では、材料も職人もそろわないのです・・・

落合楼文化財見学ツアー

宿泊した人たちは、落合楼の建物見学ツアーに参加できます。
これは、価値のあるもの！
みんなで参加してきました！

まず最初は、大広間。
１０８畳じきのひろーいお部屋です。
今でも、20名以上の集まりに使っているそうです。
(希望で、5名でもやったことがあるそうな・・・でもさびしいかも・・・）

床の間は紫檀、床板はケヤキ・・・
ケヤキの一枚板は30年かけてまっすぐに作ったそうです・・・
気の長い作業・・・
手間隙かけるとは、まさにこのこと！

ガラス（斜めから見ると、向こうの景色がウネウネして見えました）も手作り、照明も手作り、良いものは見ていて感心するばかりです。