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最近観たアニメ(2023年10月)

 それほど最近でないのもあるが、プライム・ビデオで観たアニメ(劇場版を含む)の簡単な感想のメモ。 


 出所:アマゾン・プライム・ビデオのサムネイル画像


【推しの子】

 2023年。今まで観たアニメの中で最高レベルの面白さだった。もし、どんな話か知らず、観たこともないのであれば、簡単な感想といえども読まずに、まず観てもらうのがいいと思う。

 以降、ネタバレになってしまうが、少し内容を書く。主役と思っていたアイドルが90分もあった第1話の中で殺されてしまい、極秘で産んでいた男女の双子が役者やアイドルを目指している。そして、双子の男の方は殺された原因が誰か明らかになっていない父親にあると考え、復讐を心に誓っていて、そのために芸能界に関わり続けようとしている。しかも、その双子は殺されたアイドルのファンだった男女が転生していて、前世の記憶も残っている。転生が入っているので、第1話を観た時点では少し現実離れした話かと思っていたが、第2話以降は芸能界の裏側も描きつつ、非常にリアルに話が展開されていた

 主要な登場人物の掘り下げ具合もよくて、それぞれ魅力的になっていた。とにかく一話一話の構成、演出が抜群で中身が濃い。私は最速配信していたABEMAで一度観て、一日置いてプライムで再度観ていた。こういう見方をしたアニメは今までなかったが、作っている側の丁寧さ、細かなこだわり、演出がよく分かったので二度目でも面白いし、感心した。

 このアニメ用に作られたYOASOBIのオープニングの楽曲『アイドル』は非常に印書的で、オープニングの映像もよかった。エンデディングも同様だし、アニメの中に出てくるアイドルの楽曲もいい。

 二期も決定しているので、楽しみに待っている。


青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない (TVアニメ)
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (劇場版)

 TVアニメは2018年。有名なSFを想起させるタイトルと興味が引かれるサムネイル画像で以前から知っていたが、プライムで2話以降も無料になっていたのでようやく観られた。思春期症候群と呼ばれる奇妙な現象が主人公を含めて特定の人物に特定の現象として発生し、それを解決していく中で恋愛や兄妹愛を見せていくという展開

 量子論等に絡めた現象の説明はおまけみたいなものだし、個々の登場人物のキャラもラノベ系によくあるパターンだし、思春期症候群が現れるのは主人公以外は女性で解決する度にハーレムぽい展開になるが、それでも登場人物の掘り下げ具合、個性を活かしたセリフのやり取り、ストーリーなど全般的によくできていて面白かった。最終回は、それまでの話も踏まえて感動的な展開になっていて、一つの大きな謎を残してきれいに完結した。

 劇場版は2019年。残っていた謎にまつわるストーリーで、時系列が複雑で二転三転する展開で、泣かせにくる感動的な作り。当然、TVアニメを先に観ているのが前提。ラストシーンも感動的だが、どう解釈するかは映画だけでは難しいかも。私は解説記事等で確認した。


江戸前エルフ

 2023年。徳川家康に異世界から召喚されたエルフがご神体となっている月島の神社での巫女の少女らとの日常を描いた癒し系のアニメ。エルフは引きこもりでオタク趣味を満喫というなかなか面白い設定。召喚に纏わる話や異世界との関係に発展するのかと思っていたら最後まで同じ調子で終わった。

 江戸時代からずっと月島で暮らしてきたエルフの体験談として江戸文化に纏わる豆知識も時々披露されるのも面白かった。


マイホームヒーロー

 2023年。まじめに生きてきた会社員の男が娘を守るために、娘が引っかかってしまった半グレの男を殺してしまう。そして、それを妻の協力を得ながら隠蔽していくというサスペンス物。殺した男の仲間たちに疑われたり、付きまとわれたりしながらも何とか乗り切っていく。男の方よりも妻の図太さがちょっと不気味な感じもしたが、母は強しなのかな。うまく乗り切り過ぎではとも思うが、毎回それなにり面白く観た。

 アニメは一段落して終わっていて、続きは余韻にしてしまってもよさそうだったが、原作ではちゃんと続きがあるらしい。


劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜

 2019年。吹奏楽部でユーフォニアムを担当する女子高生を主人公にした青春物語。2015年~2016年に2期26話で入学から1年生での全国大会出場までを描いていた人気TVアニメの続編に当たり、2年生になって新入生の入部から関西大会出場までを描いている

 映像のきれいさ、特に演奏中の楽器等は特にすばらしいし、音でペットボトルの水が振動している所まで描くなど細かく、さすが京アニという感じ。TVアニメの時は主要な登場人物が丁寧に描かれていたが、劇場版の尺の中では主要な新入生等を掘り下げても浅くなってしまう感は否めない。それでも各人が色んな悩みを抱えながら、部活を精一杯頑張る様子はよく描かれており、応援したい気になってしまう。全体としては色んな話を詰め込みながらもよくまとまっていて楽しめた。

 なお、2016年と2017年の劇場版もあり、今回、合わせて観た。基本はTV版の総集編になっているが、2017年の方は一人の先輩との関係を丁寧に描いていて、とてもよかった


銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱

 2018年と2019年。星乱はOVA。宇宙に広がった人類が繰り広げる壮大なバトル物。艦隊の規模も大きく、映像は中々の迫力。150年も戦っているので、それぞれの陣営で特権階級/政治の腐敗も起きる中、各陣営に英雄と言える若い才能が現れ、頭角を現していく中で話が進む。政治や内乱にまつわる話などもあるが、全体としては比較的あっさり進むので、ある意味ストレスなく観やすい。

 続編として、激突 策謀(いずれも2022年)とOVAが続くが、プライムでは観られなかった。

 なお、これらは1998年からアニメ化されていたもののリメイクで、レビューを見ると旧作の方が丁寧に原作を追って複雑な深みのある内容だったらしい。大作過ぎるので今のところ旧作を観るのは見送っている。


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