ABEMAプレミアムで観たアニメの簡単な感想のメモ。
なお、ABEMAプレミアムはサイバーエージェント500株を保有して、株主優待で利用している。
出所:ABEMAのサムネイル画像
傷物語 Ⅰ鉄血篇 Ⅱ熱血篇 Ⅲ冷血篇
2016~2017年。西尾維新による青春怪異小説 物語シリーズ 第2作のアニメ化劇場版。最初、2009年に『化物語』がアニメ化され、その内容、言葉遊びや台詞回し、実験的な感じの独特な映像で非常に印象的で面白い作品だった。アニメを観た後、YouTubeでキャラソン(キャラごとのオープニング曲)を聞いたりもしていた。『傷物語』は『化物語』の前日譚に当たる。
前置きが長くなったが、両手両足を失って死にかけの吸血鬼に主人公が出会って助けたら自分も吸血鬼になってしまい、人間に戻るために3人の吸血鬼ハンターから吸血鬼の四肢を取り戻すために戦うというのが基本ストーリー。主人公を助ける優等生で同級生の委員長や怪異との調停者という怪しげな人物が出てくる。ストーリーは面白く、主人公のモノローグ、登場人物とのやり取り、バトルシーンの映像など十分に楽しめる最高レベルのアニメの一つだと思う。ただ、グロ要素なども強いので好みは分かれるかも。
映画化の話が出てからずいぶん時間がかかったので、私は先に原作を読んでいた。その後、劇場版も数年前に一度観ていた。今回ABEMAで目に付いたので改めて観たが、細部はほぼ忘れていたので結構新鮮に楽しめた。
なお、今年に入って本3部作を総集編として再構成して『傷物語 -こよみヴァンプ-』として劇場公開された。
〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン
2024年、全14話。主人公の阿良々木暦は高校を卒業して大学生になっており、今回の話は怪異絡みの出来事から彼が助けた少女たちの前日譚あるいは後日談になっている。ABEMA独占配信は7月から10月までだったが、TV放送は9月29日からだった。
これまで順次アニメ化されてきたシリーズを観てないと分からない内容だと思うが、愚物語 つきひアンドゥ 、撫物語 なでこドロー、業物語 あせろらボナペティ、忍物語 しのぶマスタードに分かれている。今回の話では主人公が助けた吸血鬼(キスショット、今は忍と名付けられている)を吸血鬼にした吸血鬼(スーサイドマスター)まで登場し、さらにキスショットが吸血鬼になる前の話を残酷童話 うつくし姫という短編(13分)にして別途作ってあった。
エンディングのYOASOBIのUNDEADもよかった。特に、途中に入るUNDEADという合いの手が耳に残る。
物語シリーズのアニメは原作がよいし、シャフトが制作なので全シリーズ楽しめる作品になっている。ただ、たくさん観てくると最初に『化物語』を観た時ほどのインパクトはなくなり、面白みも減ってしまうのは仕方ないところだろう。