今年1~9月にプライム・ビデオで観た劇場版アニメの簡単な感想のメモ。時間が経ったので一部は既に無料ではなくなってしまった。

出所:アマゾン・プライム・ビデオのサムネイル画像
コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅰ 興道、Ⅱ 叛道、Ⅲ 皇道
コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅰ 興道、Ⅱ 叛道、Ⅲ 皇道
ⅠとⅡは2017年、Ⅲは2018年。 2006年から2008年にかけて2期50話で放送されたテレビアニメを2時間×3本にまとめ直した総集編にあたる。世界が超大国によって分断された状況で、侵略されたエリアにいる少年ルルーシュがギアスという特殊能力を使って反逆して世界を変えていく。ロボットアニメの要素が強いが、登場人物の考え方や行動がぶつかり合い、物語が展開していく。超大国の皇帝の思惑やギアスを授けた少女(C.C.)にかかわる謎などもあり、非常に見応えのあるアニメだった。
ただ、劇場版だけ観ると、総集編ゆえにストーリーや登場人物の掘り下げが浅くなってしまっているので、面白さは半減するかもしれない。一部補完シーンを入れて説明を足してある一方、改変もあった。特に、主要人物の一人についての改変(殺されたはずがなかったことになっている)が大きく、物語の展開上で大きな意味を持っていた部分だったので、改変には疑問が残った。そして、基本的な結末はテレビ版と一緒だが、最後に続編につながることを知らせた終わり方となった。
コードギアス 復活のルルーシュ
ただ、劇場版だけ観ると、総集編ゆえにストーリーや登場人物の掘り下げが浅くなってしまっているので、面白さは半減するかもしれない。一部補完シーンを入れて説明を足してある一方、改変もあった。特に、主要人物の一人についての改変(殺されたはずがなかったことになっている)が大きく、物語の展開上で大きな意味を持っていた部分だったので、改変には疑問が残った。そして、基本的な結末はテレビ版と一緒だが、最後に続編につながることを知らせた終わり方となった。
コードギアス 復活のルルーシュ
2019年。3本の劇場版の続編で、Ⅰ~Ⅲの展開を経て平和になった世界で新たな事件が起こり、復活したルルーシュが活躍し、かつての敵も仲間になってみんなで戦い、大団円で終わる。そして、C.C.の新たな願いもかなえられ、ずっと観てきたファンにとっては良かったなと思える終わり方だった。
主要人物はほとんど出てくるし、生き残った人物は幸せに描かれているし、この映画全体がファンサービスのような感じだ。また、登場人物の絵面とか戦闘シーン等、アニメ技術の進歩も感じられた。
なお、時間はかかるが、テレビ版、劇場版Ⅰ~Ⅲの順に観てからこの劇場版を観ることをお勧めする。テレビ版も今はプライム会員なら無料だ。
サマーウォーズ
2010年。バーチャル世界に依存し過ぎて起きる危機の話と、専門家でもない人間が協力して対決してハッピーエンドというストーリー。さらに恋人のフリの要素まで加わるとよくあるパターンになってしまうが、本作品は旧家の大家族という設定と日常生活感、さらに同時並行的に進むごちゃとした話がうまくまとめられていて退屈しない仕上がりだった。
ただ、若手俳優が声を担当しているが、本職の声優に比べて控えめな演技になってしまうので、アニメとして観ているとやはり少し物足りない感じはする。
バケモノの子
バケモノの子
2015年。バケモノたちが住む世界に迷い込んだ孤独な少年が、手前勝手なバケモノの武術の師匠に弟子入りし、やがて親子のような絆ができる。成長した少年は人間界にも戻るようになり、女子高生と出会って勉強もするようになったりと話が展開していく。
はっきりファンタジーにしたので、ストーリー展開での無理が通っている。色んな要素を詰め込み過ぎていて少し分からない所もあるが、子ども成長とか育ての親との絆は感じることができ、なかなかいい映画だった。また、声の担当に有名芸能人を多数起用しているが、違和感が少なかったのもよかった。