命の重さ。

今日のニュースでこういう事件があった。
【＜隣家の飼い犬＞「鳴き声うるさい」と殺す　長野で書類送検】

近所の犬がうるさいからといって殺すなんて。
ちゃんと話し合えば解決出来る事ではなかったのだろうか。

被害者と加害者の家は１００ｍ程離れていたらしい。
面識もあったという事だ。
笑って挨拶したりする時もあったかもしれない。
これからも同じ町内ですれ違ったりする事があるのだろうが
もしこれがみわんこ。だったら正気じゃいられない。
きっとどうにかして仇を討つだろう。
それを誰もが望まなくても、そうしてしまうだろう。
どういう形でかは、わからないけれど。

確かに近所の人への迷惑を考えて飼い犬が鳴き止まない時や
物を壊したりした時などの対策を考えるのは、飼い主の義務だし
何より迷惑をかけない様にルールを守るのが当たり前の事だ。
モラルの問題だから。

殺されたワンコに罪は無い。
どうしてこういう答えの出し方しかニンゲンは出来ないのだろうか？

ビニールの紐で首を絞められた９歳のラブちゃん。
どんなに苦しかったろう、最期に見た顔は愛する家族の顔ではなく
自分を殺そうとしている鬼の顔だったのだ。

まだまだ長生き出来たのにね。。。
罪の無い、弱きものに手をかける人の気持ちは理解出来ない。
理解したくも無い。

加害者は【動物愛護法違反（愛護動物殺傷）】と【器物損壊】の疑いで書類送検された。
そして警察が算定した被害額、５万円。

え？
５万円ってなに？
どういう基準で？何を参考に？目安は？

家族の命が５万円？
殺人を犯した時はどうなのか。
命の査定は出来るのか？
お金に代えられない命だからこそ、重い、辛い罰があるはずなのに。

まだまだワンコがモノ扱いな社会は続くのだろうか。
同じ一つの命として、その重みを感じられないのだろうか。

こういう時、みわんこ。はニンゲンとして恥を感じる。
何も出来ない虚しさを感じる。

今は殺されたラブ君のご冥福をお祈りするしかできない。
もう、苦しくないからね。
天国でゆっくり傷と心を癒してね。
辛い事は、忘れてね。

一日も早く動物達が守られ、一つの命として尊重され、のびのびと生きることの出来る日が来て欲しいです。