「さ、今日も頑張るか!」
と会社を出発しようとした時、後輩のOから携帯に連絡が入った。
3分ほど話しただろうか。
再出発しようと道路に出ようとすると、
数台のバスが通りすぎる。
前の表示を読むと○○中学校
地元の広報で、中学生の合唱コンクールが行われる事は知っていた。
「今日だったか。きっと全員出場だから見に行きたいな。」
息子が私に気付いてくれる事を期待しながら、
出発する。
仕事の方向が、偶然にもバスと同じ方向だった。
しかし、赤信号で私は停車したので期待は薄れて行った。
走り続けていると、前方にバスを発見。
赤信号で止まっていた。
バスはホールに入るため、左折レーンに。
私の車は直進レーンに。
バスの車内は学生服が見える。
思わず、子供の顔を探していた。
ふと、1人の少年と目が合った。
「逢わない内に、大人っぽくなったな?」
言葉にはしないが、窓越しに見つめた。
距離にして3m位か。
こんなに近づくのは何年振りだろう。
こんな父親を、どう思っているんだろう。
信号が変わったのも気付かずに、確認する様に見続けた。
バスが動き出し、我に返った。
もう、何も要らない。
神様、至福の時をありがとう。 *(酔払い)*
と会社を出発しようとした時、後輩のOから携帯に連絡が入った。
3分ほど話しただろうか。
再出発しようと道路に出ようとすると、
数台のバスが通りすぎる。
前の表示を読むと○○中学校
地元の広報で、中学生の合唱コンクールが行われる事は知っていた。
「今日だったか。きっと全員出場だから見に行きたいな。」
息子が私に気付いてくれる事を期待しながら、
出発する。
仕事の方向が、偶然にもバスと同じ方向だった。
しかし、赤信号で私は停車したので期待は薄れて行った。
走り続けていると、前方にバスを発見。
赤信号で止まっていた。
バスはホールに入るため、左折レーンに。
私の車は直進レーンに。
バスの車内は学生服が見える。
思わず、子供の顔を探していた。
ふと、1人の少年と目が合った。
「逢わない内に、大人っぽくなったな?」
言葉にはしないが、窓越しに見つめた。
距離にして3m位か。
こんなに近づくのは何年振りだろう。
こんな父親を、どう思っているんだろう。
信号が変わったのも気付かずに、確認する様に見続けた。
バスが動き出し、我に返った。
もう、何も要らない。
神様、至福の時をありがとう。 *(酔払い)*