私の家は、男4人兄弟である。
次男の私の上には、2歳上の長男。
下に2歳年下の三男。そして6歳離れた四男である。
下の三男は、私と体格が異なり骨太の傾向が強かった。
そして、食欲旺盛で体重では追い越されて行く事になる。
兄弟喧嘩も日常茶飯事であったが、そんな弟には勝てなくなってしまった。
いつしか、競争心や闘争心が薄らぎ、平和主義者へと変わっていく自分がいた。
負けても良い。喧嘩をするなら譲れば良い。
欲求を抑える事も、いつしか覚えていく。
そして小4の頃は、父親が仕事のストレスを発散させるために、母親に手を上げる事件が起きる。
長男も居たはずなのに、母親は私に助けを求め近所へ走らせる。
目の前の事を認識出来ず、恐怖心と一緒に裸足で外へ飛び出す。
向かいの家の玄関を開けて、助けを求めていた。
あの時の恐怖感は一生忘れないだろう。
末っ子の弟は当時5歳。
1番ショックを受けたのは彼だったのかも知れない。
社会人になってから、変な宗教にはまったり、精神障害を及ぼすようになってしまった。
現在も、自宅から通院を繰り返しながら社会復帰も目指している。
しかし、先日その弟が父親を殴ってしまった。
母親をかばう気持ちと、そんな父親を軽蔑しての行動に思える。
本人も嫌いだと言っていたが、少しの後悔もしている様子だった。
亭主関白・頑固ジジイを地で行く父は、弱い者には暴力を振るうが、歯向かうヤツには尻尾を巻く男である。
兄も私も、そんな父を見て反面教師としたのは言うまでも無い。
両親と末っ子三人で住んでいたが、そんなトラブルを抱えては無理な話・・・
兄の所で居候をしているが、次は私の家に転がり込む予定らしい。
そんな事件を冷静に捕らえ、人生とは勘定が合うように出来ていると思えて仕方なら無い。
そんな父を、神は見逃さないのかも知れない。
だから居候をする話の時、眠れなくて仕方なかった。
話のキャッチボールになれば良いが、父の一方的な命令で終わる可能性も高いからだ。
さすがに手を出す事は無いが、口論にはなるだろう。
せめて、素直に聞く耳さえ持っていれば・・・
仕事で半日は自宅を開けるが、黙って大人しくしてくれるだろうか?
息子の心境は複雑極まらない。
だが、そんな父も来月で85歳である。
人生の終わりを口にして弱気な部分も見せている。
兄が末っ子の気持ちを話すと、相当ショックを受けたようらしい。
あの性格が直らない父に、子供の前で母親に謝罪の一言が欲しいと思うのは無理な事だろうか?
プライドが傷つく行動はしないか。
何やら、日記というより自慰行為のようだ。
最後まで読んで頂いた友人には申し訳ないが、多少は落ち着いたと思う。
休日は、掃除をしながら父を迎える準備をしなくては!・・・
さて、明日は仕事だし、寝るとするか。
-END-
次男の私の上には、2歳上の長男。
下に2歳年下の三男。そして6歳離れた四男である。
下の三男は、私と体格が異なり骨太の傾向が強かった。
そして、食欲旺盛で体重では追い越されて行く事になる。
兄弟喧嘩も日常茶飯事であったが、そんな弟には勝てなくなってしまった。
いつしか、競争心や闘争心が薄らぎ、平和主義者へと変わっていく自分がいた。
負けても良い。喧嘩をするなら譲れば良い。
欲求を抑える事も、いつしか覚えていく。
そして小4の頃は、父親が仕事のストレスを発散させるために、母親に手を上げる事件が起きる。
長男も居たはずなのに、母親は私に助けを求め近所へ走らせる。
目の前の事を認識出来ず、恐怖心と一緒に裸足で外へ飛び出す。
向かいの家の玄関を開けて、助けを求めていた。
あの時の恐怖感は一生忘れないだろう。
末っ子の弟は当時5歳。
1番ショックを受けたのは彼だったのかも知れない。
社会人になってから、変な宗教にはまったり、精神障害を及ぼすようになってしまった。
現在も、自宅から通院を繰り返しながら社会復帰も目指している。
しかし、先日その弟が父親を殴ってしまった。
母親をかばう気持ちと、そんな父親を軽蔑しての行動に思える。
本人も嫌いだと言っていたが、少しの後悔もしている様子だった。
亭主関白・頑固ジジイを地で行く父は、弱い者には暴力を振るうが、歯向かうヤツには尻尾を巻く男である。
兄も私も、そんな父を見て反面教師としたのは言うまでも無い。
両親と末っ子三人で住んでいたが、そんなトラブルを抱えては無理な話・・・
兄の所で居候をしているが、次は私の家に転がり込む予定らしい。
そんな事件を冷静に捕らえ、人生とは勘定が合うように出来ていると思えて仕方なら無い。
そんな父を、神は見逃さないのかも知れない。
だから居候をする話の時、眠れなくて仕方なかった。
話のキャッチボールになれば良いが、父の一方的な命令で終わる可能性も高いからだ。
さすがに手を出す事は無いが、口論にはなるだろう。
せめて、素直に聞く耳さえ持っていれば・・・
仕事で半日は自宅を開けるが、黙って大人しくしてくれるだろうか?
息子の心境は複雑極まらない。
だが、そんな父も来月で85歳である。
人生の終わりを口にして弱気な部分も見せている。
兄が末っ子の気持ちを話すと、相当ショックを受けたようらしい。
あの性格が直らない父に、子供の前で母親に謝罪の一言が欲しいと思うのは無理な事だろうか?
プライドが傷つく行動はしないか。
何やら、日記というより自慰行為のようだ。
最後まで読んで頂いた友人には申し訳ないが、多少は落ち着いたと思う。
休日は、掃除をしながら父を迎える準備をしなくては!・・・
さて、明日は仕事だし、寝るとするか。
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