十年

　離婚をしてから、十年の歳月が過ぎようとしています。

　理由は何にしろ、喧嘩をするのは両成敗。

　言い出したのが向こうでも、自分にも非があるはず・・・

　今でこそ思えますが、当初は自分を正当化していました。

　まるで被害者かのように。

　仕事へ言っても心ここにあらず。

　後輩が言うには見ていられなかったと。

　惰性で毎日を送り、笑顔が消えていました。

　何を励みに生きて、いや。何のために働いているんだろう。

　失ってから後悔しても、悔やみきれません。

　我が子も、いつの間にか１８歳。

　就職したのか進学したのか、実の親なのに知りません。

　時々、夢の中に登場してくれるのですが、当時のままで８歳です。

　本当に、１番成長する時間を過ごせませんでした。

　世の中の二度と会えない人との別れを余儀なくされた方を思えば、まだ幸せだとは思いますが・・・

　子供への罪悪感からか、一人に慣れてしまったのか、再婚などの気もしません。

　幸せになる資格が無いのかもなぁ。

　何とか、くじけそうな時期を乗り越えたものの、相変わらずの毎日。

　日毎、年老いていく父親を目の当たりにすると、他人に迷惑を掛ける位なら・・・などと考えたり。

　しかし愛想笑いは上手くなりました。

　気を遣う周りに心配をかけまいと、自然に笑うように心がけました。

　職場では必死に笑っていたのかも知れません。

　はぁ・・・嫌悪感。

　少し吐き出したので、軽くなったかも。

　また明日も、雨みたい・・・　

｛おまけ｝

クリスマスのパー券を買いました。*(ツリー)*

２時間歌い放題！飲み放題！*(マイク)**(音符)**(カクテル)*

でも、１万円。　～ *(お札)* *(青ざめ)*