芋焼酎のつぶやき、バラとの戯れ & HbA1c・血糖値を下げる新しい糖尿病食事療法『糖質制限食』実践記録

A Days of Wine and Roses.酒とバラとイバラの日々。芋焼酎好きアラ還-バラ栽培と糖質制限に挑戦です

東日本大震災(平成の大地震) - その48 備忘録

2011年05月03日 | 大地震
■5月3日(火、54日目)
・曇り。夕方には雨に。

・日経web---『福島第1の放射性物質、拡散予測5000件が未公表 政府が発表、「開示でパニック懸念」 』
『政府と東京電力からなる福島原子力発電所事故対策統合本部は2日、「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」による未公表の予測結果が約5千件にものぼる、と発表した。原子力安全委員会が3日以降、HP上で公開していくという。
SPEEDIは原発事故が起きた際の放射性物質の飛散状況を予測するために文部科学省などが113億円を投じて開発・運用するシステム。福島第1原発事故後、ほとんど予測結果が開示されておらず、専門家らが強く批判していた。
2日の会見で統合本部の事務局長を務める細野豪志首相補佐官は「(事故当初では開示によって)国民がパニックになる懸念もあったと判断したのではないか」と語った。』
→今頃公開しても全く意味がない。危険が予測された地域の住民にはどのような方法で『危険』が情報開示されたのか。何もしなかったのか。何のための『予測』システムなのか。定量的な説明を行い、危険地域には具体的な避難手順を示せばパニックなど起こらない。日本人はそれほど馬鹿ではないだろう。気象庁がIAEAに提出している予測図も専門的すぎて素人には全然解らない。今度はHP上でどのように情報が開示されるのか。

・毎日jp---『<福島第1原発>「工程表」1カ月ごとに進捗公表 対策本部』
『東京電力福島第1原発1~4号機の事故を6~9カ月かけて収束させるとした「工程表」について、政府と東京電力の事故対策統合本部(本部長・菅直人首相)は2日、1カ月ごとに進捗(しんちょく)状況を公表する方針を明らかにした。
現時点では、1号機については原子炉格納容器を水で満たす「水棺」に向けた準備に着手する一方、2、3号機では作業の具体的方針すら示されていない。今後は各号機ごとに具体的な進捗状況を示したうえで、工程表を見直す可能性があることも示唆した。』
→先月17日に発表して半月強、すでに見直しの文言が。進捗を公表するのは当然だが、作業の遅れを正当化する『場』にならなければいいが。

・asahi.com---『自衛隊、原発事故対処の態勢を順次縮小 連休明けから』
『防衛省は3日から、福島県のサッカー練習施設「Jヴィレッジ」を拠点に福島第一原子力発電所事故への対処に従事してきた自衛隊の態勢を順次縮小する。10万人態勢を維持している震災全体への派遣についても、連休明けの9日から縮小していく方針だ。
北沢俊美防衛相が2日、こうした方針を菅直人首相に報告した。
自衛隊は原発事故で、陸自ヘリコプターや消防車による放水、がれきを撤去するための戦車派遣、作業員やヘリの除染活動をしてきた。このうち、待機している戦車2両や消防車13両の撤収を3日から始める。すでに東京電力が、がれき除去や原子炉などへの注水を行っており、態勢を縮小しても問題ないと判断した。緊急時に備える除染のための部隊は当面維持する。』
→首相はメディアを通して自衛隊にも具体的に謝辞を述べたほうがいいのではないか。首相だけではなくみずほさんを始め、自衛隊に批判的だった党首たちもお礼を述べるべきではないか。暴力装置と言った官房長官もいたが……。
→排土板を付け瓦礫撤去のために投入された戦車は、動き回ると地下の配管や電気系統を壊す恐れがあるとの理由で使われなかった。

・産経web---『保安院長、事故後初の福島訪問 知事「裏切られた思い」』
『原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が3日、福島県を訪れ、佐藤雄平知事と面会し「原発の安全規制を担当する責任者として、おわび申し上げたい」と述べた。福島第1原発の事故後、保安院長の同県訪問は初めて。
面会後、記者会見した寺坂院長は事故について「複数の原子炉が同時に電源を喪失する事態を前提とした規制が十分できていなかった。反省している」と述べた。』
→佐藤知事は『事故から50日以上過ぎて初めて現地に来たことは理解できない』と述べたらしいが同感だ。記者会見の担当を替えたことや事故発生後第一原発に常駐する保安員が郡山まで『避難』したことの経緯も責任者の口から聞きたいものだ。TOPとして国民に説明する義務があるのではないか。

・読売online---『老婆心ながら守秘義務」と官邸、小佐古教授に』
『4月30日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大学教授が2日夕に予定していた報道関係者向け説明会が中止された。民主党の空本誠喜・衆院議員によると、小佐古教授が官邸から守秘義務の指摘を受けたことが、中止の理由だという。』
→官邸関係者から「老婆心ながら、守秘義務があると言われた」らしいが、内閣参与という立場上守秘義務は当然だろう。この辞任にはどうも違和感が。素人が聞いても専門家の意見が分かれる放射能問題。自説が採用されなかったからと言って涙を拭きながら辞任会見してもその過程を公開して政府を非難しても何の解決にもならないのではないか。自分だけが正しければいいのか。このような非常時に100点満点の対応などありえない。ぎりぎりの線で妥協(決定を尊重)することも必要なのではないか。それとも守秘義務違反で逮捕されることを覚悟の上、説明会で話そうとした内容をブログででも公開すればいいのでは。

・週刊ポスト2011年4月1日号によると
『地震発生から菅政権は混乱の度合いを深めていった。地震発生翌日の3月12日夜、原発より先に暴発したのは、菅直人首相だった。その日、経済産業省原子力安全・保安院の中村幸一郎・審議官が、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と記者会見で明らかにした。ところが、菅首相は審議官の“更迭”を命じた。
「菅首相と枝野官房長官は、中村審議官が国民に不安を与えたと問題視し、もう会見させるなといってきた」(経産省幹部)
さらに状況が悪化すると、菅政権は人事で目くらましを図った。13日になって蓮舫・行政刷新相に「節電啓発担当大臣」を兼務させ、辻元清美・代議士を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命した………。』
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