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ドキドキ!プリキュア 第21話感想

2013年06月24日 | ドキドキ!プリキュア
 「ドキドキ! プリキュア」第21話「トランプ王国へ! 王女様を救え!」の感想です。


Aパート。
 ジコチュートリオのアジト。前話で王女を連れ去る事ができて、イーラ、マーモはすっかり浮かれちゃってます。
 しかし、まだ氷漬けのままである事に不満を感じています。イーラはハンマーで割ろうとしますが、ビクともせず。マーモはダイナマイトを使いますが、これもダメ。まったく、目が離せない展開に踏み込んでいるというのに、お前らというヤツは・・・。こんなヤツらが王女を連れ去ったなんて冗談だろ、って思いますね。(笑)
 どうやっても溶けないとなると、キングジコチューのところに持っていくしかない、と言うベール。王女と同じく連れ去られたレジーナは暗い表情でした。その様子を見て、誰かを気にしてるんじゃないか、と言うベール。レジーナは否定しますが、マナの事を気にしているのは明白。ベールは何か企んでいそうです。

 一方、ソリティアにいるマナ達。王女が連れ去られ、気が気でないジョー。しかし、トランプ王国へ行く手段はありません。
 シャルル、ラケル、ランスが「大丈夫シャル!」「前向きに行くケル!」「きっと何とかなるでランスよ~」と励ました直後、アイちゃんが持っていたロイヤルクルスタルが光を放ち、時空の扉が出現します。
 セバスチャンはアイちゃんの世話を引き受け、マナ達4人とジョーは扉の先に向かいます。変身もしておきます。
 
 視点は変わって、トランプ王国。ジコチュートリオは王女をキングジコチューの元に連れていました。遅い、とキレるキングジコチュー。ですが、娘のレジーナには、よくやった、と褒めます。
 キングジコチューは王女に雷を落としますが、変化はありません。しかし、彼らの手の内にあるのは変わらず。先に人間界の者を全員ジコチューにしよう、とベールは言います。レジーナは、それはやり過ぎ、動けるようになればいいじゃないか、と言いますが、
「ぬるいわー!! トランプ王国も人間界も所詮前菜に過ぎぬ! メインディッシュは宇宙! 全宇宙のジャネジーが私のものなのだ!」
とキングジコチューは言います。その言葉に胸を痛めるレジーナ。そんなレジーナを見て、先程かららしくない、人間界がどうなろうと知った事じゃない、とベールは言います。
「レジーナ様も面倒な連中とオサラバできて、せいせいするでしょう?」
とも言います。ますます胸が痛くなるレジーナ。
「愛を振り撒くプリキュアなどいなくなってしまえばいい」
とささやくベールの言葉に、レジーナは、マナがいなくなる事に耐えられず、「そんなのダメ!!」と叫び、人間界に手を出さないよう言います。
 しかし、それはキングジコチューの逆鱗に触れてしまい、もう娘ではない、と言い、レジーナに容赦なく雷を落とします。
「ジコチューが人の心配なんて」「随分おバカさんになっていたのね」
と言うイーラとマーモ。確かに、バカかもな。でも、そんなバカは価値があると思うし、お前らと比べれば、立派なものだよ? 他人の迷惑を考えずワガママに行動していた約1か月前と比べて、今は誰かの身を案じられるようになったのは、凄い事だと思っています。
 ベールはレジーナの始末を任せるよう言います。
 ちょうど、同じ頃、何かの悲鳴が。プリキュア達とジョーがトランプ王国に到着しました。といっても、不時着でしたが。それにしても、ダイヤモンドの扱いがヒドい・・・。

 女の子の顔を砂中にめりこませるなよ。キュアマリンだったら、自然過ぎて良いのですが(笑)、今作は変顔が少ないですので、ちょっと・・・。
 トランプ王国に到着したプリキュア達をイーラとマーモ、ジコチューの大軍が襲います。ダイヤモンド、ロゼッタ、ソード、ジョーが彼らの相手を引き受け、ハートを先に行かせます。
 その様子を遠くから見ているベール。レジーナを利用して、何かを企んでいます。


Bパート。
 王女の元に向かって走るハートは途中、レジーナを発見します。ハートが声をかけると、レジーナは目を覚ましますが、後ろには巨大なクモのジコチューがいました。
 地面が崩れて、マナとレジーナは落ちますが、クモの糸に掴みます。下はマグマ。ハートは、レジーナに先に飛ぶよう指示しますが、力が封じられていて飛ぶ事ができません。
 ベールは今のハート達の状況を、スクリーンで他のプリキュア達に見せます。ハートはレジーナを背負って登りますが、糸が切れそうになり、止まります。
 今ハート達が登っている糸は1人分の重さしか耐えられません。2人そろって助かるのは不可能だそうです。どちらかが犠牲になれば、もう1人は助かりますが・・・。
「他人を思うから裏切られる。他人を気にするから単純な罠にもかかる。やっぱり自己中こそが最高だなあ!」
とベールは言います。確かに、そうなのかもな。極限状態に陥れば、昨日まで親しく過ごしていた人との約束を平気で反故にしたり、騙したり、などいうことが現実ではよくありますし。人間ってのは、我が身が可愛いものですから、そうなるのも仕方がない事だと思います。ベールの主張は間違ってはいないでしょう。
 しかし、そんな身勝手な人間達の良いところを信じるのも、また人間です。ハートはベールの言葉に、
「違う! 人を信じなきゃ幸せになんてなれないよ!」
と返し、糸を登りますが、だんだん切れそうになります。
 ベールは、2人そろって落ちても良いし、レジーナがハートを犠牲にして助かろうが糸を切れば良い、と考えています。どちらにしても、このままいけばジコチューのナンバー2になれると野心を抱きます。
 あーあ・・・。バカなヤツだ。それ、死亡フラグだぞ? まあ、確かにこのままいけば、お前の野心通りに事が進むのかもしれないけど、まだ結果が出てないのに、その気になるのは気が早いよ? お前が今考える事は未来じゃない、今でしょ!
 あ、すいません。林先生になっていました(笑)。ここから、感動シーンに突入し、「ボケておくなら今でしょ!」という神のお告げがありましたので、今のうちにボケておきました。(笑)

 今にも切れそうな糸と下のマグマを見て、レジーナはハートに声をかけます。
「ねえ、マナ。あたしとマナは何なのかな?」
「友達だよ。」
「マナは変わらないね。あたしね、マナと会ってからおかしくなっちゃったみたい。マナに優しくしてもらうと胸がドキドキするようになったの。マナが辛そうな顔をすると胸がズキズキするようになったの。ねえ、何なのかな? この気持ち。」
「それは、人を思いやる気持ち、『愛』だよ。」
「『愛』・・・。これが・・・、そうなんだ・・・。」
 レジーナの目から、一筋の涙がこぼれ、
「マナ・・・、大好き・・・。」
そう言って、手を放します。彼女の表情には悔いがないようにも見えます。
 ウソ・・・、だろ・・・? 何となく、そんな予感はしてましたけど、実際見ると、ショックは大きいですね。初見時の私は、あのシーンを見て、しばらく茫然としていました。
 
 しかし、レジーナはまだ落ちていませんでした。ハートが両足で挟んだためです。
「諦めちゃダメ!!」
「でも・・・。」
「『でも』も『だって』もいりません! こんなの全然ピンチじゃないよ! あたしを誰だと思ってるの!? あたしは大貝第一中学生徒会長よ!」
 すげー・・・。さすが、安定と信頼のハイスペックイケメン。7話の時みたく、ピンチの時でもこの子なら何とかしてくれる、という期待感が今回も光りました。
「それってすごいの?」
「すごいよ! 生徒会長はみんなの笑顔のためなら、レジーナのパパよりも強くなれるんだから!」
「そうシャル! マナは宇宙一シャル!」
「そんな訳ないだろ! さっさと落ちろ!」
「お断りです! 大丈夫! 糸が切れたら壁を登ろう! 壁が崩れてもきっと方法はあるよ! 2人で頑張ろう!」
「3人シャルよ!」
マナの前向きさに、笑顔になるレジーナ。ちょうど、その時、レジーナの身体に変化が起きます。
「何だろう。ドキドキが・・・、高鳴る!」
 レジーナがハートを抱えて、穴を脱出します。力が戻ったようです。クモジコチューも投げ飛ばします。
 ジコチューの大軍はラブリーフォースアローで一掃し、ジョーは王女を取り戻します。
 この事態に激怒するキングジコチュー。特に、娘のレジーナには、プリキュアと心を通わせた事に怒り、攻撃します。それをソードが救出して回避します。この場面、ソードが救出したのは、良いですね。前話では、まだレジーナを信じる事はできない、と言ってましたが、今回でも、見方はかなり変わったように思えますね。
 ハートはレジーナに手を差し出します。レジーナは父親の事を思ってか、少しとまどいますが、ハートの手を取り、一緒にトランプ王国を脱出します。

 王女を取り戻す事はできましたが、レジーナの表情は明るくはありません。
 「これで良かったんだよね?」
と言うレジーナ。ハートと繋いだ手を強く握って、今回は終了です。


次回、「ピンチに登場! 新たな戦士キュアエース!」

 え? もう、キュアエースが出るの? 早いですね。もう3週間先の事だと思っていたのですが。一体、誰がキュアエースになるのか!?

 えーと・・・。前作、前々作といい、「海に行ったらサンドアート」はプリキュアシリーズの伝統になったんでしょうか?(笑)
 

 レジーナは当分の間、マナの家で過ごしそうですね。

 それにしても、この寝顔、美しいですね。スタッフ様の本気ってやつでしょうか。
 しかし、このような美麗画像は予告に出さなくていいです! 本編視聴時の興奮が下がっちゃいますから!


~ まとめ ~
 友達のために自己犠牲を選んだレジーナには泣きそうになりましたし、マナはイケメン過ぎましたし・・・、いやー、初視聴から半日経った今でも胸がキュンキュンしてますよ!

 さて、今回初めてキングジコチューにセリフが付きましたが、さすがジコチューの王というだけあるな、と思いました。自分の欲望さえ満たせればそれで良くて、それを阻害しようとする者は娘であろうが、容赦なく手をかけるあたりは特にそう思いました。
 今回、キングジコチューがレジーナにした事は明らかに児童虐待です。今話ラストでレジーナが言っていた「これで良かったんだよね?」という問いは、どう考えても正解でしょう。キングジコチューに同情の余地はありません。
 しかし、100%正しいとは思ってはいません。娘を手にかけてまで宇宙を支配したい理由次第では、レジーナの問いに対する答えは正しいとは言えないのかもしれません。
 それに、レジーナはそんな父親を心配していました。あんな父親でも、生みの親。情が移るのは当然だと思います。でも、そうなったのは、マナと会った事が大きいでしょうね。キングジコチューの娘だと名乗っていた頃は、それほど気にしてるようには見えませんでしたし。
 レジーナの問いに対する本当の答えは、この先のレジーナ次第でしょう。マナ以外のプリキュアとも親しく付き合うようになり、色んな角度からキングジコチューの心の奥に踏み込めるかどうか、これが大事な事だと思います。
 キングジコチューとの架け橋になるための第1歩は、まだ踏み出したばかり。次回のキュアエースの誕生を目に焼きつつ、今後の成長をじっくり見守っていきたいと思います。
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