「ドキドキ!プリキュア」全49話を見終えての感想です。
後半戦の名セリフ、キャラ感想、総評の3つに分けて、今作の全体感想を語ります。
1.後半戦の名セリフ
28話感想ラスト、29話感想ラストでは、これまでの名セリフを挙げていましたが、その後半編です。
プリキュア5人については、前回と同じく、1人ずつ挙げますが、他キャラ総合については、今回、レジーナを分離します。よって、マナ、六花、ありす、真琴、亜久里、レジーナ、他キャラ総合の計7部門で、それぞれの名セリフ5つを挙げていきます。
前回は、1話から27話までが対象でしたので、今回は、28話から最終話までの全セリフを対象とします。
それでは、発表します!
相田 マナ/キュアハート
1位 「好きだから・・・。あたし、レジーナが好きだから・・・。それだけじゃ、ダメかな? レジーナが好きだから、レジーナが愛するパパも好きになれる。好きになりたい。分かり合いたい。だから・・・、もう一度、話そう、レジーナ。あたしと、あなたと、あなたのパパで。」 (47話Bパート)
2位 「できる! あたしを誰だと思ってるの!? 大貝第一中学、生徒会長、相田マナよ!」 (48話オープニング前)
3位 「あたし達はもっともっと強くなる! 強くなって・・・、レジーナに会いに行くんだから!」 (30話Bパート)
4位 「あー、泣いた泣いた。スッキリした♪ うん、落ち込むのはもうお終い! さあ、反撃だよ!」 (31話Bパート)
5位 「アイちゃんがあたし達の事を忘れてしまっても、信じているから・・・。」 (38話Bパート)
全部、プリキュアに変身している時のセリフですね。
1位、2位は迷いましたが、この子は人を信じる純粋さが素晴らしいところだと思いましたので、47話Bパートの、レジーナを友達として信じ続けた局面でのセリフを1位にしました。
3位は、私自身も奮い立ったため、4位は相変わらずの枠外発想から、それぞれ選びました。5位は「信じる」というフレーズで最も印象に残ったセリフを選びました。
菱川 六花/キュアダイヤモンド
1位 「たとえ傍にいなくても、マナはいつでも私達を守ってくれている。そして、私達もマナの事を想っている。だから、私達は、離れていても離れはしない!」 (44話Bパート)
2位 「あなたに私達は倒せない! だって、私達、マナと紡いだ愛で繋がっているもの!」 (44話Bパート)
3位 「知らないのなら教えてあげる。ダイヤモンドは傷つかないのよ。」 (47話Aパート)
4位 「私はね、マナにキングオブ生徒会長になって欲しいの。そのためなら、離ればなれでも頑張っちゃう!」 (44話Aパート)
5位 「ごめんね・・・。怖いよね・・・。泣きたいよね・・・。こんな思いをさせて、本当にごめん・・・。でも、信じてほしい。私が、私達が、ついてるよ。何があっても、私達が絶対にアイちゃんを守り抜いてみせる!」 (34話Bパート)
26話を最後に、サブタイトルに「六花」も「キュアダイヤモンド」も入らず、あまり目立ったように感じなかったため、セリフ5つを探すのが大変でした。ランクインしたのは、メイン回だった34話、44話と、最終決戦の47話の3つに絞られました。
特に、44話については、3つもランクイン。いずれも、マナりつ要素が濃いものでした。
1位、2位は、いずれも44話のバトルシーンから。この2つはどちらを上位にするか迷いましたが、「離れてはいても離れはしない」の方が私には、インパクトありました。
四葉 ありす/キュアロゼッタ
1位 「ここに・・・、いたいです・・・! 私、マナちゃんと六花ちゃんと・・・、一緒にいたいです!」 (33話Aパート)
2位 「それだけで十分です! それが私達のカッチカチの絆なんです! その上、今日の私はガッチガチです!」 (47話Aパート)
3位 「プリキュアもお仕事も、誰かの喜ぶ顔が見たいから。世界中を笑顔で愛で一杯にしたいから。だから、さあ、あなたも私と愛を育んで下さいな。」 (33話Bパート)
4位 「か弱くても、そこにいるだけで人々を笑顔にする花のような存在を大いなる愛の力で守り抜く。そのために、私は、四葉財閥をさらに大きく育てていきます!」 (41話Bパート)
5位 「花はそこにあるだけで、人々を笑顔にします。マナちゃんや麗奈さん達は私にとって花と同じ。ならば、私に出来る事は全力で、その花を守り抜く事です! そして、レジーナさんも、守るべき花の一つなのです!」 (41話Bパート)
六花と同じく、ランクインしたのは、メイン回だった33話、41話と、最終決戦の47話の3つに。
1位は幼少時のセリフ。このセリフがあってこそ、今のありすの素晴らしさがあると思いましたので、迷わず選びました。
2位は、普段、冷静さが光るありすでは考えられない熱いセリフだったために選びました。こんなセリフを言えたのは、やはり、マナがいたからでしょうね。
剣崎 真琴/キュアソード
1位 「どちらが正しいかなんて私には分からない。けれど・・・、私は・・・。私は、亜久里ちゃんもレジーナも、どっちも失いたくない! 誰か・・・、助けて・・・。マナー!!」 (45話Bパート)
2位 「私が斬るのはあなたじゃない! 断ち切るのは弱さ! 切り開くは未来! 心を貫く勇気の刃! それが私、王女様から貰った名前、キュアソードよ!」 (47話Aパート)
3位 「愛に罪はない! 悪いのは、人を愛する心を利用した、あなた達よ!」 (48話Bパート)
4位 「ずっと不思議だったの。こっちの世界の人達って、どうして一緒に歌おうとするんだろうって。歌は静かに耳を傾けるものでしょ。でも・・・、あなたに出会って、その意味が分かった! 一緒に何かをするって、とても素敵な事なのね!」 (49話Bパート)
5位 「違います。私は剣崎真琴などという者ではありません。」 (42話Bパート)
前回と違い、1位はギャグセリフではありませんでした(笑)。とはいえ、真面目過ぎるがゆえのズレっぷりが、この子の面白いところですので、5位にギャグセリフを入れちゃいました。(笑)
2位、3位については、最終決戦時のカッコいいセリフを。47話のベール戦を上位にしました。最愛の人だったアン王女の敵討ちみたいなものでしたが、「私が斬るのはあなたじゃない!」と、復讐心に捉われなかったのがポイントでした。
1位は、アン王女の死を知ってから、そんなに間もない時のセリフだったのが大きかったですね。もうこれ以上、大切な人達を失いたくない、という気持ちがすごくこもっていたと感じましたし、声役の宮本さんも上手く演じていたと思います。
円 亜久里/キュアエース
1位 「お祖母さま・・・。私は、どうしたら良いのでしょうか? 私はすべてを知りました。自分が何者だったのか、どのような運命を課せられて生まれてきたのか。それは、とても悲しく、重い運命です・・・。あまりにも重くて・・・、押し潰されてしまいそうです・・・。私は・・・。私は・・・。」 (45話Aパート)
2位 「お祖母様、これからはもっとご迷惑をおかけするかもしれませんが、全力でお守りします! ですから、どうかお傍にいさせて下さい!」 (43話Bパート)
3位 「そう、ニンジンは愛の結晶! 克服すべき敵ではなく、愛すべき友なのです!」 (37話Bパート)
4位 「愛の戦士たる私の使命は、あなたを倒す事ではなく、愛する事だったと、ようやく気付きました。そして、今ならそれができます。なぜなら、あなたは私にとっても、お父様だから!」 (47話Bパート)
5位 「エルちゃん。私には、秘密があるんです。でも、それが何かは言えません。それでも、私を信じてくれますか?」 (28話Bパート)
1位、2位は茉莉との触れ合いの中でのセリフでした。
1位については、自分の出生の真実を知って泣いたところが良かったですね。初登場の頃は年上のマナ達に厳しく接していたものの、やはり、10歳の女の子。そりゃ、あんな酷な運命背負わされているのを知ったら、逃げたくなるし、泣きたくなるよ、とすごく感情移入しました。
3位、4位は、今まで嫌っていたものに愛を差し伸べた時のセリフでした。47話のキングジコチューについては、37話の下積みがあってこそ、と捉えましたので、37話を上位にしました。
そして、エルとの友情も外せません。ただ、絡みが少なかったのが残念。半年近くも経っている事もあり、順位は低くなりました。
レジーナ
1位 「やっぱり、マナも好き! パパと同じくらい! どっちかなんて選べないくらい、マナが好きなの!」 (47話Bパート)
2位 「辛い・・・。マナの事は好き・・・。でも・・・、パパの事も好きだから・・・。あなたには、みんながいるけど、パパには、あたししかいないもの・・・。」 (44話Bパート)
3位 「いい加減にして! そんな約束、もう意味なんてない! あたし達は、もう友達なんかじゃ・・・!」 (47話Bパート)
4位 「うるさいわね! そうよ! 好きよ! あたしだって、マナが好き! 悪い!?」 (44話Bパート)
5位 「あなた達、そんなに大きな愛をもらった事ある・・・? 地球とか宇宙とか、そんなものより大きな愛をもらった事ある・・・? あたしだけよ、あるの・・・。そんなあたしが、パパを捨てる訳ない! あたしは最後まで、パパのために戦う!」 (46話Bパート)
1位については、これ以外ありえません。大好きな父親、大好きな友達、どちらかしか選べない苦しみから解放されるためにも、どうしても言ってほしかったセリフでしたからね。
2位、3位も、その辛さが痛々しく感じさせるセリフでした。感情移入度が大きかったので、4位のセリフ後の赤面よりもポイントが高かったです。
他キャラ総合
1位 「どれほど辛いものであっても、人は運命に背く事はできないのですよ。ただ、受け身で押し潰されるのか、自ら立ち向かって未来を切り開くのか、それはあなた次第。何をなすべきなのか、本当は分かっているのでしょう?」 (円 茉莉、45話Aパート)
2位 「私の仕事は、お嬢様の幸せを願い、守る事。それを阻むというのなら、たとえ相手が誰であろうと、お相手致しますぞ。」 (セバスチャン、33話Aパート)
3位 「これは、大切な孫が私のために描いてくれた絵です。消えてしまっても、込められた愛は失ったりしません! あなたの思い、伝わりましたよ。ありがとう、亜久里。」 (円 茉莉、43話Bパート)
4位 「自分はもう十分に生きた。新しい時代はお前達で切り開いてこそ、価値があるものだ。」 (メラン、30話Bパート)
5位 「ハチミツない、ハチミツない、ミツないミツないみつ、内密!」 (セバスチャン、42話Bパート)
劇場版も対象にしていれば、ランクインしたセリフがいくつかあったのですが、ネタバレ防止のために、対象外としました。
今回は、セバスチャン、茉莉、メランと、高齢の方々がランクイン。メインキャラではなかったとはいえ、プリキュア達や私よりも長く生きている者達の言葉には、その長く生きていた分だけの重みがあり、偉大さを感じさせました。
まあ、それでも、5位はギャグセリフですが(笑)。無茶振りをされても、すぐにギャグが出てくるあたりもセバスチャンのすごさだと思います。
セバスチャンは2位にもランクイン。自分の保身よりも主人の幸せのために行動したところは、プリキュア達の成長を黙って見守るのが使命だと思っている私にとっては、尊敬に値します。
茉莉は1位、3位に。亜久里の1位、2位と連動する形となりました。自分に降りかかった身の危険にもかかわらず、大事に亜久里を育てたのは、本当に素晴らしいと思いました。亜久里も、彼女のような素晴らしい人に育てられて幸せだったでしょう。プリキュアシリーズでは、高齢女性は皆すごい方ばかりでしたが、今作も健在でした。
2.キャラ感想
登場キャラ全員を語ると、死にますので(笑)、プリキュア5人とレジーナに限定します。他のキャラも面白いのばかりでしたが、カットします。すいません。
相田 マナ/キュアハート
今作の主人公。基本スペックが高く、周りからすごく頼れるポジションにいるなど、「スマイル」以前の主人公と比べると、かなり異例の存在でした。
実際、序盤から、スペックの高さを発揮していて、できる子っぷりを存分に出していましたが、この子のすごいところは、人を信じる事が誰よりも優れているところだと、私は思いました。
たとえ悪事を行った人間であろうと、人は誰もが純粋な心を持っているとマナは信じているから、多くの人達に手を差し伸べる事に、ためらいがないんでしょうね。多くの人達に好かれるのも納得です。私も、この子のように、人を信じる事を大切にしていかなきゃな、と思いました。
ただ、悪く言えば、お人好しとも取れるでしょう。それでも、バカが付くくらい、誰かを信じる純粋さは、メイン視聴層である未就学女児にとっては、何よりも大切なもの。女児達がマナから見習ってほしいところは、積極的な人助けよりも、人を信じる純粋さかな、と私は思いました。
それでいて、ヒーローっぷり全開だった訳ですから、マジで抱かれたい! いやー、ホント、一目惚れして良かったです(笑)。最初から最後まで、とにかくカワカッコいい、魅力いっぱいな子でした。
菱川 六花/キュアダイヤモンド
他の子達が超人、異世界人ばかりだったために、この子はすごく普通の子って感じでした。この子自身も学力優秀ではあったんですけど、ちょっと霞んじゃいましたねえ。
しかし、そんな普通の子だったからこそ、人間味があっていいな、と思ったところもだいぶありました。マナを取られたくない嫉妬心とか、医者になるために勉強したいのに、つい競技かるたにハマって悩んじゃうとか、イーラを助けた事に悔いがないって言い切ったりするなど、青春だね、と感じて応援したくなりました。
他にも、知力を活かしたバトルとか、デレたところがカワイ過ぎるあたりも見所でしたが、後半は、そういった場面が少な過ぎたのが残念でした。
あと、どうでもいいですが、「いろつく」での、私との相性の良さはマジで異常(笑)。もし、マナ達の世界に行けたら、ラケルのいい遊び相手になるか、家庭教師になるなりして、上手い具合に六花に近付きたいですね。(笑)
四葉 ありす/キュアロゼッタ
基本スペックはマナよりも高く、感情を表に出し過ぎず、冷静に物事や本質を見極め、上品に振舞う、と隙のなさ過ぎる子でした。それだけに、もし、この子を主人公にしていたら、女児達がついていけず、見所がだいぶ減っていたでしょう。終始、マナ達を見守るポジションに徹していたのは、ある意味、適正だったと思います。
バトルでもディフェンダーにまわっていた事が多く、ロゼッタリフレクションの発動回数は全技中最も多かったでしょうね。バリアが破られる事も多くありましたが、率先してマナ達を守りにいく姿勢は、すごく見所がありました。
あの素晴らしい性格があるのは、幼い頃からの良き友達、良き執事に恵まれたからこそでしょう。この子の冷静さや振る舞いは、私も見習わなければ、と思いました。
剣崎 真琴/キュアソード
とにかく真面目で頑張り屋というのが、何よりも印象に残りました。これを基点に、色んな真琴が楽しめました。
まず、真面目過ぎて、どこかズレてるところがすごく面白かったですし、デレたところも無性にカワイかったです。
一方、物心つく前には両親は死に、故国滅亡時には共に戦う仲間を失い、最愛だったアン王女と別れ、マナ達の世界に来る前に多くのものを失っているあたりは、すごく応援したくなったところです。たくさんの悲しみを抱えながらも、見知らぬ世界でアイドルとして健気に頑張る姿に、何としても、王女に再会して、頑張りが報われてほしい、と願っていました。
だけど、残念ながら・・・。真実が明かされた46話を見終えた時は、本当に切なかったです・・・。ああいうのは、「ハートキャッチ」のゆりだけにしてほしかった・・・。
そう考えると、早いうちにマナに会って、多くの子達と友達になれたのは本当に良かったです。「仲間なんていらない」と言っていた序盤を考えれば、すごく成長したと思いますし、今作の準主人公的な存在だったと思います。もうTV本編に出る事はありませんが、悲しい事が多くあった分、これからは、幸せを沢山つかんでほしいな、と思います。
円 亜久里/キュアエース
初めて見た時は「この子、本当に10歳?」と思いました。外見は中学生に見えますし、マナ達にも物怖じせず厳しい事言っていましたし、頑固なところもありましたし。特に、変身後については、私よりも年上に見えるな、なんて思いました。(笑)
でも、10歳なんですよね。スイーツに目を輝かせたり、酷な真実を知って泣いたところなどは、ポイントが高かったです。この子自身は終始、自分を特別視していましたが、私としては、ずっと「普通の女の子としての」成長に注目していました。
それだけに、同い年の友達だったエルとの絡みが少なかったのは残念。反面、育ての親であった茉莉との触れ合いには感動しました。血の繋がりはなくても、特別な運命の元に生まれた事も含めて、亜久里のすべてを受け入れる強さは素晴らしいと思いましたし、それこそが、亜久里が目指すべき「一流のレディ」なのかな、とも思いました。
レジーナ
今作のプリキュア達が、できる子揃いだっただけに、この子に対する成長期待度はものすごく高かったです。精神年齢をマナ達よりもひとまわり下げて、女児達に近くさせたのも、なお良かったです。
この子を語る上で、やっぱり、20話は外せないですね。1か月前は反省の意味を知らなかったのが、泣いてまで反省したシーンでは、この子も本質的なところは普通の女の子と変わらないという事をはっきりと思い知らされました。心の隙を突かずとも強制的にジコチューにできようが、魔力で色んな事ができようが、そんなものはどうでもよく思えてきました。後半でも、ドラゴングレイブを使えたとしても、「運命」の子だったとしても、同様でした。
だから、「お帰り」をかけるまでの190日は辛かったですね(47話感想参照)。出番なしの頃は、なんて事なかったのですが、再登場後、出撃回数を重ねていくうちに、純粋な子が自分の意に反して悪い事をさせられている、というのは、心が痛みました。父親のせいで、マナと笑い合えないのも可哀想に思いました。
それに、もう少し「普通の女の子」としての時間を与えてあげてほしかったかな、と思いました。この子はワガママでしたけど、好きな人達のために健気に頑張っていたのも事実なのですから、それ相応に楽しい事をさせてあげてほしかったです。
22話Aパートでは仲良く遊んでいましたけど、あれだけじゃ足りないですね。できれば、8月までは楽しく過ごさせてあげてほしかったです。レジーナからマナ以外の子達にも歩み寄っていくところとか、浴衣姿は見てみたかったですね。敵側にさらわれる展開は、マナ達が強くなるための必須イベントではありましたが、9月にしてほしかったです。
16話から22話Aパートまでの「成長」についても、すごい事だと思っている反面、キュアエースをライバル関係にするという設定と、キュアエースを7月上旬に追加させるための「駆け足」だったのではないか、と考えたりもしました。
・・・って、他の子達よりも相当語ってますね。さすが私(笑)。それだけ、この子の事が好きでした。ブログに感想を書いた事で例年よりもプリキュア視聴熱が上がったところに、こんな神キャラを投入していただき、スタッフ様には本当に感謝しています!
6人とも、皆、面白くて魅力いっぱいの子達でした! それだけに、ここでお別れなのは、寂しい・・・。はぁ・・・。まあ、毎年、この時期は、こんな感じですね。
でも、寂しんでばかりもいられません! もう4日後には、次回作「ハピネスチャージプリキュア!」が始まります。プリキュアシリーズは最後まで見届けると決めている以上、次回作に目を向けないと、次回作のメインキャラ達に失礼ですよね。
それに、「オールスターズ・ニューステージ3」もあります! レジーナはプリキュアでないため、そこに出る可能性は低く、ここで完全にお別れだと思いますが、他の5人については、確実に出ますので、またそこで、活躍をしっかり見届けたいと思います。次回作のメインキャラで、変身前が明らかになっている、めぐみとひめは、あまり頼りがいのある子達ではありませんので(その分、成長期待度は高いです!)、「オールスターズ・ニューステージ3」では、先輩らしいところを見せて、2人を引っ張ってほしいです。
では、最後にお別れの言葉をかけて、キャラ感想を締めますか。
マナ、六花、ありす、真琴、亜久里、レジーナ、1年間、笑いと感動とキュンキュンをありがとう!! そして、3月中旬、また劇場で会おう!!
3.総評
前作のテーマは「スマイル」という事で、外面に表れるものだったのに対し、今作は「ドキドキ」という事で、外面には表れずに心で感じる、内面的なものを扱っていたため、考えさせられる要素が結構多かったと思います。多くのキャラの心情、年明けになって明かされた多くの謎とか考えるのは楽しかったですね。
ただ、前作はあまり深く考えさせず、単純に愉快にさせる話ばかりだったために、前作に慣れ過ぎると、今作はつまらなく感じやすいかも、とも思いました。女児達には難し過ぎる話もちょっと多かったように思い、前作の方が面白かったと思った女児は多いんじゃないでしょうか? 他の感想ブログを見てみると、そのために今作は面白くなかった、という意見は割とあったように思いました。
ですが、私は前作も今作もかなり楽しめました。前作の単純な愉快さもツボにはまりましたが、今作のとにかく考えさせる要素も、好奇心を刺激させて、すごく面白くかったです。ちょっとした事で人は簡単にジコチューになるとか、自己中と愛は表裏一体とか、なかなか面白いな、と思いました。それに、私が親になった時の子に対する向き合い方とか、劇場版では人生観まで考えたりするなど、勉強にもなりました。
今作も全話見終えて、たくさんの笑いと感動をいただきました。そんな素晴らしいものを生み出して下さったスタッフ様達には、大いに感謝しています! 本当に、ありがとうございました!!
そして、次回作「ハピネスチャージプリキュア!」も素晴らしい作品になると期待しています! これからも頑張って下さい!!
後半戦の名セリフ、キャラ感想、総評の3つに分けて、今作の全体感想を語ります。
1.後半戦の名セリフ
28話感想ラスト、29話感想ラストでは、これまでの名セリフを挙げていましたが、その後半編です。
プリキュア5人については、前回と同じく、1人ずつ挙げますが、他キャラ総合については、今回、レジーナを分離します。よって、マナ、六花、ありす、真琴、亜久里、レジーナ、他キャラ総合の計7部門で、それぞれの名セリフ5つを挙げていきます。
前回は、1話から27話までが対象でしたので、今回は、28話から最終話までの全セリフを対象とします。
それでは、発表します!
相田 マナ/キュアハート
1位 「好きだから・・・。あたし、レジーナが好きだから・・・。それだけじゃ、ダメかな? レジーナが好きだから、レジーナが愛するパパも好きになれる。好きになりたい。分かり合いたい。だから・・・、もう一度、話そう、レジーナ。あたしと、あなたと、あなたのパパで。」 (47話Bパート)
2位 「できる! あたしを誰だと思ってるの!? 大貝第一中学、生徒会長、相田マナよ!」 (48話オープニング前)
3位 「あたし達はもっともっと強くなる! 強くなって・・・、レジーナに会いに行くんだから!」 (30話Bパート)
4位 「あー、泣いた泣いた。スッキリした♪ うん、落ち込むのはもうお終い! さあ、反撃だよ!」 (31話Bパート)
5位 「アイちゃんがあたし達の事を忘れてしまっても、信じているから・・・。」 (38話Bパート)
全部、プリキュアに変身している時のセリフですね。
1位、2位は迷いましたが、この子は人を信じる純粋さが素晴らしいところだと思いましたので、47話Bパートの、レジーナを友達として信じ続けた局面でのセリフを1位にしました。
3位は、私自身も奮い立ったため、4位は相変わらずの枠外発想から、それぞれ選びました。5位は「信じる」というフレーズで最も印象に残ったセリフを選びました。
菱川 六花/キュアダイヤモンド
1位 「たとえ傍にいなくても、マナはいつでも私達を守ってくれている。そして、私達もマナの事を想っている。だから、私達は、離れていても離れはしない!」 (44話Bパート)
2位 「あなたに私達は倒せない! だって、私達、マナと紡いだ愛で繋がっているもの!」 (44話Bパート)
3位 「知らないのなら教えてあげる。ダイヤモンドは傷つかないのよ。」 (47話Aパート)
4位 「私はね、マナにキングオブ生徒会長になって欲しいの。そのためなら、離ればなれでも頑張っちゃう!」 (44話Aパート)
5位 「ごめんね・・・。怖いよね・・・。泣きたいよね・・・。こんな思いをさせて、本当にごめん・・・。でも、信じてほしい。私が、私達が、ついてるよ。何があっても、私達が絶対にアイちゃんを守り抜いてみせる!」 (34話Bパート)
26話を最後に、サブタイトルに「六花」も「キュアダイヤモンド」も入らず、あまり目立ったように感じなかったため、セリフ5つを探すのが大変でした。ランクインしたのは、メイン回だった34話、44話と、最終決戦の47話の3つに絞られました。
特に、44話については、3つもランクイン。いずれも、マナりつ要素が濃いものでした。
1位、2位は、いずれも44話のバトルシーンから。この2つはどちらを上位にするか迷いましたが、「離れてはいても離れはしない」の方が私には、インパクトありました。
四葉 ありす/キュアロゼッタ
1位 「ここに・・・、いたいです・・・! 私、マナちゃんと六花ちゃんと・・・、一緒にいたいです!」 (33話Aパート)
2位 「それだけで十分です! それが私達のカッチカチの絆なんです! その上、今日の私はガッチガチです!」 (47話Aパート)
3位 「プリキュアもお仕事も、誰かの喜ぶ顔が見たいから。世界中を笑顔で愛で一杯にしたいから。だから、さあ、あなたも私と愛を育んで下さいな。」 (33話Bパート)
4位 「か弱くても、そこにいるだけで人々を笑顔にする花のような存在を大いなる愛の力で守り抜く。そのために、私は、四葉財閥をさらに大きく育てていきます!」 (41話Bパート)
5位 「花はそこにあるだけで、人々を笑顔にします。マナちゃんや麗奈さん達は私にとって花と同じ。ならば、私に出来る事は全力で、その花を守り抜く事です! そして、レジーナさんも、守るべき花の一つなのです!」 (41話Bパート)
六花と同じく、ランクインしたのは、メイン回だった33話、41話と、最終決戦の47話の3つに。
1位は幼少時のセリフ。このセリフがあってこそ、今のありすの素晴らしさがあると思いましたので、迷わず選びました。
2位は、普段、冷静さが光るありすでは考えられない熱いセリフだったために選びました。こんなセリフを言えたのは、やはり、マナがいたからでしょうね。
剣崎 真琴/キュアソード
1位 「どちらが正しいかなんて私には分からない。けれど・・・、私は・・・。私は、亜久里ちゃんもレジーナも、どっちも失いたくない! 誰か・・・、助けて・・・。マナー!!」 (45話Bパート)
2位 「私が斬るのはあなたじゃない! 断ち切るのは弱さ! 切り開くは未来! 心を貫く勇気の刃! それが私、王女様から貰った名前、キュアソードよ!」 (47話Aパート)
3位 「愛に罪はない! 悪いのは、人を愛する心を利用した、あなた達よ!」 (48話Bパート)
4位 「ずっと不思議だったの。こっちの世界の人達って、どうして一緒に歌おうとするんだろうって。歌は静かに耳を傾けるものでしょ。でも・・・、あなたに出会って、その意味が分かった! 一緒に何かをするって、とても素敵な事なのね!」 (49話Bパート)
5位 「違います。私は剣崎真琴などという者ではありません。」 (42話Bパート)
前回と違い、1位はギャグセリフではありませんでした(笑)。とはいえ、真面目過ぎるがゆえのズレっぷりが、この子の面白いところですので、5位にギャグセリフを入れちゃいました。(笑)
2位、3位については、最終決戦時のカッコいいセリフを。47話のベール戦を上位にしました。最愛の人だったアン王女の敵討ちみたいなものでしたが、「私が斬るのはあなたじゃない!」と、復讐心に捉われなかったのがポイントでした。
1位は、アン王女の死を知ってから、そんなに間もない時のセリフだったのが大きかったですね。もうこれ以上、大切な人達を失いたくない、という気持ちがすごくこもっていたと感じましたし、声役の宮本さんも上手く演じていたと思います。
円 亜久里/キュアエース
1位 「お祖母さま・・・。私は、どうしたら良いのでしょうか? 私はすべてを知りました。自分が何者だったのか、どのような運命を課せられて生まれてきたのか。それは、とても悲しく、重い運命です・・・。あまりにも重くて・・・、押し潰されてしまいそうです・・・。私は・・・。私は・・・。」 (45話Aパート)
2位 「お祖母様、これからはもっとご迷惑をおかけするかもしれませんが、全力でお守りします! ですから、どうかお傍にいさせて下さい!」 (43話Bパート)
3位 「そう、ニンジンは愛の結晶! 克服すべき敵ではなく、愛すべき友なのです!」 (37話Bパート)
4位 「愛の戦士たる私の使命は、あなたを倒す事ではなく、愛する事だったと、ようやく気付きました。そして、今ならそれができます。なぜなら、あなたは私にとっても、お父様だから!」 (47話Bパート)
5位 「エルちゃん。私には、秘密があるんです。でも、それが何かは言えません。それでも、私を信じてくれますか?」 (28話Bパート)
1位、2位は茉莉との触れ合いの中でのセリフでした。
1位については、自分の出生の真実を知って泣いたところが良かったですね。初登場の頃は年上のマナ達に厳しく接していたものの、やはり、10歳の女の子。そりゃ、あんな酷な運命背負わされているのを知ったら、逃げたくなるし、泣きたくなるよ、とすごく感情移入しました。
3位、4位は、今まで嫌っていたものに愛を差し伸べた時のセリフでした。47話のキングジコチューについては、37話の下積みがあってこそ、と捉えましたので、37話を上位にしました。
そして、エルとの友情も外せません。ただ、絡みが少なかったのが残念。半年近くも経っている事もあり、順位は低くなりました。
レジーナ
1位 「やっぱり、マナも好き! パパと同じくらい! どっちかなんて選べないくらい、マナが好きなの!」 (47話Bパート)
2位 「辛い・・・。マナの事は好き・・・。でも・・・、パパの事も好きだから・・・。あなたには、みんながいるけど、パパには、あたししかいないもの・・・。」 (44話Bパート)
3位 「いい加減にして! そんな約束、もう意味なんてない! あたし達は、もう友達なんかじゃ・・・!」 (47話Bパート)
4位 「うるさいわね! そうよ! 好きよ! あたしだって、マナが好き! 悪い!?」 (44話Bパート)
5位 「あなた達、そんなに大きな愛をもらった事ある・・・? 地球とか宇宙とか、そんなものより大きな愛をもらった事ある・・・? あたしだけよ、あるの・・・。そんなあたしが、パパを捨てる訳ない! あたしは最後まで、パパのために戦う!」 (46話Bパート)
1位については、これ以外ありえません。大好きな父親、大好きな友達、どちらかしか選べない苦しみから解放されるためにも、どうしても言ってほしかったセリフでしたからね。
2位、3位も、その辛さが痛々しく感じさせるセリフでした。感情移入度が大きかったので、4位のセリフ後の赤面よりもポイントが高かったです。
他キャラ総合
1位 「どれほど辛いものであっても、人は運命に背く事はできないのですよ。ただ、受け身で押し潰されるのか、自ら立ち向かって未来を切り開くのか、それはあなた次第。何をなすべきなのか、本当は分かっているのでしょう?」 (円 茉莉、45話Aパート)
2位 「私の仕事は、お嬢様の幸せを願い、守る事。それを阻むというのなら、たとえ相手が誰であろうと、お相手致しますぞ。」 (セバスチャン、33話Aパート)
3位 「これは、大切な孫が私のために描いてくれた絵です。消えてしまっても、込められた愛は失ったりしません! あなたの思い、伝わりましたよ。ありがとう、亜久里。」 (円 茉莉、43話Bパート)
4位 「自分はもう十分に生きた。新しい時代はお前達で切り開いてこそ、価値があるものだ。」 (メラン、30話Bパート)
5位 「ハチミツない、ハチミツない、ミツないミツないみつ、内密!」 (セバスチャン、42話Bパート)
劇場版も対象にしていれば、ランクインしたセリフがいくつかあったのですが、ネタバレ防止のために、対象外としました。
今回は、セバスチャン、茉莉、メランと、高齢の方々がランクイン。メインキャラではなかったとはいえ、プリキュア達や私よりも長く生きている者達の言葉には、その長く生きていた分だけの重みがあり、偉大さを感じさせました。
まあ、それでも、5位はギャグセリフですが(笑)。無茶振りをされても、すぐにギャグが出てくるあたりもセバスチャンのすごさだと思います。
セバスチャンは2位にもランクイン。自分の保身よりも主人の幸せのために行動したところは、プリキュア達の成長を黙って見守るのが使命だと思っている私にとっては、尊敬に値します。
茉莉は1位、3位に。亜久里の1位、2位と連動する形となりました。自分に降りかかった身の危険にもかかわらず、大事に亜久里を育てたのは、本当に素晴らしいと思いました。亜久里も、彼女のような素晴らしい人に育てられて幸せだったでしょう。プリキュアシリーズでは、高齢女性は皆すごい方ばかりでしたが、今作も健在でした。
2.キャラ感想
登場キャラ全員を語ると、死にますので(笑)、プリキュア5人とレジーナに限定します。他のキャラも面白いのばかりでしたが、カットします。すいません。
相田 マナ/キュアハート
今作の主人公。基本スペックが高く、周りからすごく頼れるポジションにいるなど、「スマイル」以前の主人公と比べると、かなり異例の存在でした。
実際、序盤から、スペックの高さを発揮していて、できる子っぷりを存分に出していましたが、この子のすごいところは、人を信じる事が誰よりも優れているところだと、私は思いました。
たとえ悪事を行った人間であろうと、人は誰もが純粋な心を持っているとマナは信じているから、多くの人達に手を差し伸べる事に、ためらいがないんでしょうね。多くの人達に好かれるのも納得です。私も、この子のように、人を信じる事を大切にしていかなきゃな、と思いました。
ただ、悪く言えば、お人好しとも取れるでしょう。それでも、バカが付くくらい、誰かを信じる純粋さは、メイン視聴層である未就学女児にとっては、何よりも大切なもの。女児達がマナから見習ってほしいところは、積極的な人助けよりも、人を信じる純粋さかな、と私は思いました。
それでいて、ヒーローっぷり全開だった訳ですから、マジで抱かれたい! いやー、ホント、一目惚れして良かったです(笑)。最初から最後まで、とにかくカワカッコいい、魅力いっぱいな子でした。
菱川 六花/キュアダイヤモンド
他の子達が超人、異世界人ばかりだったために、この子はすごく普通の子って感じでした。この子自身も学力優秀ではあったんですけど、ちょっと霞んじゃいましたねえ。
しかし、そんな普通の子だったからこそ、人間味があっていいな、と思ったところもだいぶありました。マナを取られたくない嫉妬心とか、医者になるために勉強したいのに、つい競技かるたにハマって悩んじゃうとか、イーラを助けた事に悔いがないって言い切ったりするなど、青春だね、と感じて応援したくなりました。
他にも、知力を活かしたバトルとか、デレたところがカワイ過ぎるあたりも見所でしたが、後半は、そういった場面が少な過ぎたのが残念でした。
あと、どうでもいいですが、「いろつく」での、私との相性の良さはマジで異常(笑)。もし、マナ達の世界に行けたら、ラケルのいい遊び相手になるか、家庭教師になるなりして、上手い具合に六花に近付きたいですね。(笑)
四葉 ありす/キュアロゼッタ
基本スペックはマナよりも高く、感情を表に出し過ぎず、冷静に物事や本質を見極め、上品に振舞う、と隙のなさ過ぎる子でした。それだけに、もし、この子を主人公にしていたら、女児達がついていけず、見所がだいぶ減っていたでしょう。終始、マナ達を見守るポジションに徹していたのは、ある意味、適正だったと思います。
バトルでもディフェンダーにまわっていた事が多く、ロゼッタリフレクションの発動回数は全技中最も多かったでしょうね。バリアが破られる事も多くありましたが、率先してマナ達を守りにいく姿勢は、すごく見所がありました。
あの素晴らしい性格があるのは、幼い頃からの良き友達、良き執事に恵まれたからこそでしょう。この子の冷静さや振る舞いは、私も見習わなければ、と思いました。
剣崎 真琴/キュアソード
とにかく真面目で頑張り屋というのが、何よりも印象に残りました。これを基点に、色んな真琴が楽しめました。
まず、真面目過ぎて、どこかズレてるところがすごく面白かったですし、デレたところも無性にカワイかったです。
一方、物心つく前には両親は死に、故国滅亡時には共に戦う仲間を失い、最愛だったアン王女と別れ、マナ達の世界に来る前に多くのものを失っているあたりは、すごく応援したくなったところです。たくさんの悲しみを抱えながらも、見知らぬ世界でアイドルとして健気に頑張る姿に、何としても、王女に再会して、頑張りが報われてほしい、と願っていました。
だけど、残念ながら・・・。真実が明かされた46話を見終えた時は、本当に切なかったです・・・。ああいうのは、「ハートキャッチ」のゆりだけにしてほしかった・・・。
そう考えると、早いうちにマナに会って、多くの子達と友達になれたのは本当に良かったです。「仲間なんていらない」と言っていた序盤を考えれば、すごく成長したと思いますし、今作の準主人公的な存在だったと思います。もうTV本編に出る事はありませんが、悲しい事が多くあった分、これからは、幸せを沢山つかんでほしいな、と思います。
円 亜久里/キュアエース
初めて見た時は「この子、本当に10歳?」と思いました。外見は中学生に見えますし、マナ達にも物怖じせず厳しい事言っていましたし、頑固なところもありましたし。特に、変身後については、私よりも年上に見えるな、なんて思いました。(笑)
でも、10歳なんですよね。スイーツに目を輝かせたり、酷な真実を知って泣いたところなどは、ポイントが高かったです。この子自身は終始、自分を特別視していましたが、私としては、ずっと「普通の女の子としての」成長に注目していました。
それだけに、同い年の友達だったエルとの絡みが少なかったのは残念。反面、育ての親であった茉莉との触れ合いには感動しました。血の繋がりはなくても、特別な運命の元に生まれた事も含めて、亜久里のすべてを受け入れる強さは素晴らしいと思いましたし、それこそが、亜久里が目指すべき「一流のレディ」なのかな、とも思いました。
レジーナ
今作のプリキュア達が、できる子揃いだっただけに、この子に対する成長期待度はものすごく高かったです。精神年齢をマナ達よりもひとまわり下げて、女児達に近くさせたのも、なお良かったです。
この子を語る上で、やっぱり、20話は外せないですね。1か月前は反省の意味を知らなかったのが、泣いてまで反省したシーンでは、この子も本質的なところは普通の女の子と変わらないという事をはっきりと思い知らされました。心の隙を突かずとも強制的にジコチューにできようが、魔力で色んな事ができようが、そんなものはどうでもよく思えてきました。後半でも、ドラゴングレイブを使えたとしても、「運命」の子だったとしても、同様でした。
だから、「お帰り」をかけるまでの190日は辛かったですね(47話感想参照)。出番なしの頃は、なんて事なかったのですが、再登場後、出撃回数を重ねていくうちに、純粋な子が自分の意に反して悪い事をさせられている、というのは、心が痛みました。父親のせいで、マナと笑い合えないのも可哀想に思いました。
それに、もう少し「普通の女の子」としての時間を与えてあげてほしかったかな、と思いました。この子はワガママでしたけど、好きな人達のために健気に頑張っていたのも事実なのですから、それ相応に楽しい事をさせてあげてほしかったです。
22話Aパートでは仲良く遊んでいましたけど、あれだけじゃ足りないですね。できれば、8月までは楽しく過ごさせてあげてほしかったです。レジーナからマナ以外の子達にも歩み寄っていくところとか、浴衣姿は見てみたかったですね。敵側にさらわれる展開は、マナ達が強くなるための必須イベントではありましたが、9月にしてほしかったです。
16話から22話Aパートまでの「成長」についても、すごい事だと思っている反面、キュアエースをライバル関係にするという設定と、キュアエースを7月上旬に追加させるための「駆け足」だったのではないか、と考えたりもしました。
・・・って、他の子達よりも相当語ってますね。さすが私(笑)。それだけ、この子の事が好きでした。ブログに感想を書いた事で例年よりもプリキュア視聴熱が上がったところに、こんな神キャラを投入していただき、スタッフ様には本当に感謝しています!
6人とも、皆、面白くて魅力いっぱいの子達でした! それだけに、ここでお別れなのは、寂しい・・・。はぁ・・・。まあ、毎年、この時期は、こんな感じですね。
でも、寂しんでばかりもいられません! もう4日後には、次回作「ハピネスチャージプリキュア!」が始まります。プリキュアシリーズは最後まで見届けると決めている以上、次回作に目を向けないと、次回作のメインキャラ達に失礼ですよね。
それに、「オールスターズ・ニューステージ3」もあります! レジーナはプリキュアでないため、そこに出る可能性は低く、ここで完全にお別れだと思いますが、他の5人については、確実に出ますので、またそこで、活躍をしっかり見届けたいと思います。次回作のメインキャラで、変身前が明らかになっている、めぐみとひめは、あまり頼りがいのある子達ではありませんので(その分、成長期待度は高いです!)、「オールスターズ・ニューステージ3」では、先輩らしいところを見せて、2人を引っ張ってほしいです。
では、最後にお別れの言葉をかけて、キャラ感想を締めますか。
マナ、六花、ありす、真琴、亜久里、レジーナ、1年間、笑いと感動とキュンキュンをありがとう!! そして、3月中旬、また劇場で会おう!!
3.総評
前作のテーマは「スマイル」という事で、外面に表れるものだったのに対し、今作は「ドキドキ」という事で、外面には表れずに心で感じる、内面的なものを扱っていたため、考えさせられる要素が結構多かったと思います。多くのキャラの心情、年明けになって明かされた多くの謎とか考えるのは楽しかったですね。
ただ、前作はあまり深く考えさせず、単純に愉快にさせる話ばかりだったために、前作に慣れ過ぎると、今作はつまらなく感じやすいかも、とも思いました。女児達には難し過ぎる話もちょっと多かったように思い、前作の方が面白かったと思った女児は多いんじゃないでしょうか? 他の感想ブログを見てみると、そのために今作は面白くなかった、という意見は割とあったように思いました。
ですが、私は前作も今作もかなり楽しめました。前作の単純な愉快さもツボにはまりましたが、今作のとにかく考えさせる要素も、好奇心を刺激させて、すごく面白くかったです。ちょっとした事で人は簡単にジコチューになるとか、自己中と愛は表裏一体とか、なかなか面白いな、と思いました。それに、私が親になった時の子に対する向き合い方とか、劇場版では人生観まで考えたりするなど、勉強にもなりました。
今作も全話見終えて、たくさんの笑いと感動をいただきました。そんな素晴らしいものを生み出して下さったスタッフ様達には、大いに感謝しています! 本当に、ありがとうございました!!
そして、次回作「ハピネスチャージプリキュア!」も素晴らしい作品になると期待しています! これからも頑張って下さい!!
コメント、ありがとうございます!
「ドキドキ」は、女児には難しかった話が多かったかもしれませんが、それは、大人になった時に理解できれば十分なのかもしれませんね。
それに、10年を超えて放映しているプリキュアシリーズに、こういうのが1作品くらいあってもいいんじゃないか、と私は思っています。
あと、「ハピネスチャージ」第1話感想は早速、書き上げました!
そちらも見ていただけると、嬉しいです。
ドキプリはテーマはちょっと難しかったかもしれませんが
その分考えさせられる内容でしたね。
大好きな作品です。
ハピネスチャージ感想も楽しみにしております。