今話の名セリフ:「あのね、私のお願い事は、みんな、仲良し! ワオ~ン!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第23話「願い事はワォ~~~~~ン」の感想です。
~ オープニング前 ~
「わあ! 鏡石、すっごくキラキラしてる!」
「すっごい映ってる! 大きいワンダフルパクトみたい!」
その直後、近くの山から、何かの鳴き声が聞こえてきました。
「ねえ! こっちおいでよ! 一緒に遊ぼうよ!」
「なんかお願いあるなら、鏡石にお願いしなよ! おーい! おーい!」
「こ、む、ぎ。起きて。」
「いろは、おはよう・・・。」
「おはよう!」
「寝言言ってたけど、夢でも見てたの?」
「誰かが、ワオ~ンって鳴いてて、鏡石がピカーって光ってた・・・。」
「鏡石が? それ、お祭りの夢かもしれないね。」
「お祭り!? みんなで食べたり遊んだりするやつ!?」
「そうそう!」
「今日は、年に一度の七夕祭りだよ! 一緒に浴衣着て、遊びに行こう!」
「いろはと一緒にお祭りワン!」
~ Aパート ~
「見て! 帯が猫の形なの! どうかな?」
「良いじゃニャい。よく似合ってる。」
「ユキ、本当にお祭り行かないの?」
「騒がしいのは苦手ニャン。あの子達と行ってらっしゃい。」
「ユキがいれば、もっともーっと楽しいよ! 浴衣着て、美味しいもの食べて、楽しそうじゃない!」
「でも、浴衣ないし・・・。」
「私、浴衣もう1枚持ってるよ! ママに頼んで着せて・・・。」
「呼んだ?」
「下駄、玄関に置いといたから! 何?」
「えっと、あのね、私の友達が、浴衣を着たいって言ってて・・・。」
「まゆの友達、ユキです。」
「ユキ?」
「はい、すみれさん。ごあいさつが遅れて、すみません。」
「いいえ!」
「まゆとお祭りに行きたいので、浴衣を着せてもらえないでしょうか?」
「喜んで!」
「え・・・。」
「完成! 帯は、まゆとお揃いにしてみました! どう?」
「良い・・・。すごく・・・。」
「よかった!」
「ママ、ビックリしないの? ユキが人の姿になって・・・。」
「ビックリしたわよ!」
「パパが送ってくる写真見た時みたいに!」
「あれはビックリするよね・・・。」
「この街に来た時、何か素敵な事が起こりそうな予感がしたけど、アニマルタウン、思ってた以上に素敵な街ね!」
それからしばらくして・・・、
「じゃあ、ユキちゃんの事、普通に受け入れてくれたんだ。」
「そうなの! すごく喜んでたよ!」
「猫屋敷さんのお母さんって、実は大物なのかも?」
キュアニャミーの事を聞かれた時に、ためにためて、あっけらかんと答えたくらいですしね。正直、大物と言うより、娘や飼い猫と同じく、食べがいのあるおもしれー女と言うのが正しいと思ってます。(笑)
「この子も大物ね。」
「え? 大福が?」
「この顔つき、ただのウサギじゃない。」
「顔つき?」
そりゃ、可愛いメスウサギだと思っていたのが、こむぎによれば、実はカッコよくて、イケメンのオスだというのですから、なかなかの大物だと思いますね。秋映画でも見せ場がありそうな上、追加プリキュアになる可能性も高く、9月下旬には「大福のアニキ」と慕っているかも!?(笑)
「おーい! みんな!」
「こむぎ! 待って!」
「こむぎちゃん! いろはちゃん!」
「いろは! 早く早く!」
「浴衣じゃ上手く走れないんだよ・・・。遅れてごめんね・・・。」
「ううん、そんなに待ってないよ! ね!」
「え、えっと・・・。」
「うん・・・。全然・・・。」
「えっと、もしかして、兎山君って、いろはちゃんの事が好きなの?」
「え・・・。」
「いや・・・。」
「あの・・・。その・・・。」
「そうなんだ!」
「え・・・、ちょ、ちょっと・・・。」
「ごめん! 大福見てて!」
「この事、内緒にしといてもらえるかな?」
「え、どうして? 2人、仲良いし、いろはちゃんだって、兎山君の事、すごく信頼してると思うけど!」
キミ、友達を作る事にはグイグイいけないくせに、他人の恋愛にはグイグイいくんだな。考えてみれば、プリティホリックには、恋の話をしているお客さんは多そうで、そういうのを聞いているうちに、恋愛話に敏感になったのでしょうか。まあ、どちらにせよ、食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、またマシマシになったのは間違いないですね。(笑)
「それは、友達としてであって、犬飼さんはボクの事、そういう風に意識してる訳じゃないから・・・。」
「確かに、いろはちゃんって、男の子も女の子も動物も、みんな平等に友達って感じだね!」
「だから、内緒にしてて・・・。」
「困らせたくないんだ・・・。」
「それに、気まずくなるのも嫌だから・・・。」
「痛・・・。」
「いろは・・・。」
「大丈夫?」
「うん、大丈夫・・・。」
「ウソ・・・。鼻緒がとれちゃった・・・。」
「私の、あげる!」
「ダメだよ! それじゃ、こむぎが裸足になっちゃう!」
「大丈夫! 直せるよ! 肩、掴まってて!」
「結び目がほどけただけみたいだから、すぐ直せるよ!」
「上手だね、悟君・・・。」
「大した事ないよ。はい、でき・・・、た・・・。」
「悟君、ありがとう!」
「全然! いつでも呼んで!」
「うん!」
「内緒にって言いながら、すぐ助けに行って・・・。好きがあふれてる・・・。とってもお似合いだよ・・・。私、2人を応援する!」
「応援・・・。それ、楽しい?」
「すっごく楽しい!」
そうか。私も楽しいよ。今作一の食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、ますます増していってさ。そんな女が主演の猫屋敷劇場を、これからも熱く応援します。(笑)
いろは達は、鏡石の近くに来ました。鏡石の周りには、笹と沢山の短冊が飾られていました。
鏡石には、姿が映ると願いが叶うという言い伝えがあるため、鏡石の傍に短冊を置けば願いが叶いそうだという事から、アニマルタウンでは、鏡石の周りに短冊を飾っているそうです。
その後、こむぎ達は、短冊に願いを書く事になりました。
「私のお願い事はね、いろはと毎日一緒に遊びたい!」
「それ、もう叶ってない?」
「あ、そっか。」
「じゃあ、いろはとお話ししたい!」
「それも叶ってる。」
「そっか。うーん、どうしよう・・・。」
「私は、世界中の動物と友達になれますように!」
「ボクは・・・。」
「書かないの? いろはちゃんと、もっと仲良くなれ・・・。」
「そんな事書かないからね! 今は困ってる動物を助ける事が大事だから!」
「そうだね!」
ホント、この女、他人の恋愛にグイグイいき過ぎだろ。だが、食べがいがあって、それがいい。(笑)
まったく、そんなに興味があるなら、キミが書けばいいのに。「兎山君といろはちゃんが結ばれますように」って。まあ、私が書いてもいいんだけど、「食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、もっとマシマシになりますように」って書くかな。男女間の恋愛よりも、ネタを優先します。(笑)
「私も、そう書こう! 困ってる動物達を助けられますように!」
「まゆ、楽しそう。」
「ユキは? 短冊、書かないの?」
「もう叶ってるから、いい。」
「うーん・・・。うーん・・・。」
「珍しいね。こむぎちゃんが、そんなに悩むなんて。」
「ゆっくり考えなよ。先にお店見に行こう!」
「鏡石神社、とうちゃーく!」
「お祭りー!」
「動物用のフードがある。」
「さすがアニマルタウンだね!」
「いろは! 行こう行こう! 全部まわる!」
「ちょっと、こむぎ!」
「キラキラ・・・。」
「いろは!」
「何?」
「お祭りって楽しいね! すっごくすっごく、わんだふるー!」
「ワンダフルー!」
「だね!」
少しして、いろは達は、神社の奥に来ました。そこには、動物の石像がいくつもありました。
昔、この辺りの住人達が、亡くなった動物達の供養のために置いたとか。そのため、この神社は、アニマル神社とも呼ばれています。
なお、山奥にも、遠吠神社という所に、狼の石像があるそうです。
~ Bパート ~
昔、この辺りの山には狼が沢山住んでいて、遠吠えがよく聞こえていたそうですが、100年余り前に絶滅したと言われています。
「かつて狼は、数多く生息していた。」
「だけど、人間が狼を狩った事で、大幅に数を減らした。さらに、伝染病も流行ったり、住む場所も少なくなったり、様々な原因が重なって、絶滅。つまり、1匹もいなくなってしまったんだ・・・。」
「いない? 誰もいなくなっちゃったの? 一緒に遊ぶ子も?」
「そうだよ。」
「でも、こむぎ、聞いたよ! 山の方からワオ~ンって!」
「夢でも見たんじゃない?」
「夢・・・。」
その直後、鏡石が光りました。
と言っても、実際に光っているのではなく、そう見えるようにライトアップされています。
「綺麗だね、こむぎ・・・。」
「みんなの願いが叶いますように・・・。」
「お願い事思いついた! 短冊に書いてくる!」
少しして、ガルガルが現れました。
いろは達はプリキュアに変身します。
今回のガルガルは白鳥型。速い動きで空を飛びまわるため、なかなか捕まえられません。
ですが、ニャミーには策があります。まずは、キラリンコジカの力を借りて、スピードを上げました。
しかし、それでも、ガルガルの動きを止められず、逆に追い詰められますが、これは、ニャミーの狙い通り。リリアンがリリアンネットを放ち、ニャミーにしか集中していないガルガルの動きを止めました。
その後はフレンドリベラーレ。ガルガルは、元の姿「キラリンスワン」に戻りました。
これで、集まったキラリンアニマルは9体。全員揃いました。
「やったー!」
「ワンワン! わんだふるー!」
「ワンダフルー!」
「困っている動物達を助けられますように。まゆが短冊に書いた願い、叶ったんじゃない?」
「そうだね! 叶っちゃった!」
「やったね! 悟君!」
「うん! ボクも願い事、叶っちゃった!」
「こむぎの願い事はどうだった?」
「叶ったよ! バッチリ! あのね、私のお願い事は、みんな、仲良し! ワオ~ン!」
今回は、これで終了です。
エンディングが変わりました。タイトルは「しあわせえぼりゅ~しょん♡ ~こむぎ&いろはVer.~」。
歌い手は、石井あみさんと後本萌葉さん2人が担当し、前のエンディングと同じです。もちろん、今回もCGダンスはあり、振付は、前のエンディングと同じく、yurinasiaが担当しています。
前のエンディングと同様、曲調、歌詞、映像がファンシーに感じられ、メイン視聴層にかなり女の子受けしやすいものに仕上がっていると思いますね。ニャミーとリリアンが加わったのも、華やかさがあって良いと思います。
なお、今回は「~こむぎ&いろはVer.~」とありましたが、「~ユキ&まゆVer.~」もあるのでしょう。それは、次回出てくるのか? 次回のエンディングにも目が離せないですね。
次回:「不思議すぎるたまご」
キラリンアニマルが全員揃ったおかげで、ニコガーデンは元の姿を取り戻しました。
ニコガーデンの創造主・ニコの卵も現れますが、なぜか、卵は、いろはの部屋にやってきて・・・。
【まとめ】
今回は、七夕祭りの話でした。
Aパートでは、メインキャラ達の浴衣姿や、祭りを楽しんでいるところなどに癒された一方、Bパートでは、アニマルタウンの過去の出来事から深く考えるところがあり、今回も密度の濃い話だったと思います。タイトルの「願い事はワォ~~~~~ン」も、ふざけてるようで、実は真面目な意味があり、面白かったと思いますね。
Aパートに入ってから、まずは、ユキがしゃべれる事や人間になれる事が、まゆの母・すみれに明かされましたが、あっさりと受け入れました。
長い間住んでいる猫が言葉を話せたり人の姿になったところで、本質が変わる訳ではない。つれない態度をしていても、まゆやその家族が大好きな優しい猫ちゃんである事には変わらないと思ったから、受け入れたんじゃないかと思いますね。
改めて、ユキは、まゆに出会えて、そして、猫屋敷家に迎えられて、本当に良かったと思います。今話を見終えて、10話の感動度が上がりました。
祭りのシーンに入ってからは、まゆが、悟がいろはを好いている事を知って興奮していたのが、一番印象に残りました。キミ、そんなキャラだったのかよ・・・。
見た目はクールで、恋愛には関係なさそうなキャラだと思ってたのに、他人の恋愛には積極的とか、ギャップがあり過ぎて、ごはんが何杯も進みます! ごちそうさまでした! やっぱり、猫屋敷劇場は、たまんねーぜ!(笑)
ユキが、そんなまゆを見て呆れていたのも、あのまゆの面白さを増長させていたと思いますね。
この飼い主と飼い猫の温度差よ(笑)。ユキは、まゆ以外の事には興味ないとなると、当然、他人の恋愛にも興味がある訳がないですので、こんな目にもなるでしょうね。
と言っても、まゆに悪い虫がつきそうものなら、さすがに黙ってはいられないでしょう。まあ、ユキとまゆが付き合っちゃえば、そんな余地はなくなるんでしょうけどね。やはり、ユキまゆ・・・!! ユキまゆは全てを解決する・・・!!
ああ、妄想が過ぎました。サーセン。(笑)
祭りのシーンは、こむぎが、周りが楽しんでいるのを見て、すごく感動していたのも見所だったと思います。
これまで、いろはと一緒に祭りに行った事はあるものの、人の姿にはなれず、周りを見ても人の足くらい。いろはに抱っこされない限りは、祭りに来ている人達の楽しい表情を見れなかったでしょう。
ですが、人の姿になって、いろはと同じ目線で周りの人達の楽しい表情を見れたり、いろはと同じものを食べれたのは、すごく新鮮で、すごく素敵な事だと感じたでしょう。やはり、大好きな飼い主と同じ目線で楽しめるってワンダフルですよね。来年も再来年も、それから後もずっと、いろはと一緒に夏祭りを味わってほしいと思いますね。
Bパートに入ってからは、新たなアニマルタウンの過去が明らかに。かつて、アニマルタウンには狼が住んでいましたが、人間に狩られた事で大きく数を減らし、伝染病や、住む場所の減少などにより、絶滅してしまいました。
16話では、鏡石の評判を聞いてアニマルタウンに集まった生き物達が争うようになったと、いろはの両親が語っていましたが、その争いの時に、多くの狼が人間に殺されたのかもしれませんね。狼と親しい人間は、それなりにいたのかもしれませんが、権力を持つ人間達が、狼との共存は人間にとって都合が悪いと考え、狼達を追い出し、絶滅に追いやったように思いますね。
狼達は、純粋に、人間達と仲良く暮らしたかったのでしょう。16話で語られた過去の描写では、もっと人間と仲良くなりたいと神にお願いした動物が狼のように見えた事から、それがうかがえます。
なのに、人間達の勝手な都合によって割を食われては、たまったものではないでしょう。特に、ガルガルの裏の存在が、狼とかかわりの深い者だとすれば、あれほどまでに人間を憎むのは当然だと思います。
なぜ、人間達は、狼達との共存を捨てて、狼達を絶滅に追いやったのか? 真相が明かされるのは、だいぶ先の事でしょう。その時をじっくり待ちたいと思います。
さて、今話でキラリンアニマルが9体集まった事で、次回、物語は新たな展開を迎える事でしょう。
一体、何が起こるのか? 次回放映日が早く来てほしいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第23話「願い事はワォ~~~~~ン」の感想です。
~ オープニング前 ~
「わあ! 鏡石、すっごくキラキラしてる!」
「すっごい映ってる! 大きいワンダフルパクトみたい!」
その直後、近くの山から、何かの鳴き声が聞こえてきました。
「ねえ! こっちおいでよ! 一緒に遊ぼうよ!」
「なんかお願いあるなら、鏡石にお願いしなよ! おーい! おーい!」
「こ、む、ぎ。起きて。」
「いろは、おはよう・・・。」
「おはよう!」
「寝言言ってたけど、夢でも見てたの?」
「誰かが、ワオ~ンって鳴いてて、鏡石がピカーって光ってた・・・。」
「鏡石が? それ、お祭りの夢かもしれないね。」
「お祭り!? みんなで食べたり遊んだりするやつ!?」
「そうそう!」
「今日は、年に一度の七夕祭りだよ! 一緒に浴衣着て、遊びに行こう!」
「いろはと一緒にお祭りワン!」
~ Aパート ~
「見て! 帯が猫の形なの! どうかな?」
「良いじゃニャい。よく似合ってる。」
「ユキ、本当にお祭り行かないの?」
「騒がしいのは苦手ニャン。あの子達と行ってらっしゃい。」
「ユキがいれば、もっともーっと楽しいよ! 浴衣着て、美味しいもの食べて、楽しそうじゃない!」
「でも、浴衣ないし・・・。」
「私、浴衣もう1枚持ってるよ! ママに頼んで着せて・・・。」
「呼んだ?」
「下駄、玄関に置いといたから! 何?」
「えっと、あのね、私の友達が、浴衣を着たいって言ってて・・・。」
「まゆの友達、ユキです。」
「ユキ?」
「はい、すみれさん。ごあいさつが遅れて、すみません。」
「いいえ!」
「まゆとお祭りに行きたいので、浴衣を着せてもらえないでしょうか?」
「喜んで!」
「え・・・。」
「完成! 帯は、まゆとお揃いにしてみました! どう?」
「良い・・・。すごく・・・。」
「よかった!」
「ママ、ビックリしないの? ユキが人の姿になって・・・。」
「ビックリしたわよ!」
「パパが送ってくる写真見た時みたいに!」
「あれはビックリするよね・・・。」
「この街に来た時、何か素敵な事が起こりそうな予感がしたけど、アニマルタウン、思ってた以上に素敵な街ね!」
それからしばらくして・・・、
「じゃあ、ユキちゃんの事、普通に受け入れてくれたんだ。」
「そうなの! すごく喜んでたよ!」
「猫屋敷さんのお母さんって、実は大物なのかも?」
キュアニャミーの事を聞かれた時に、ためにためて、あっけらかんと答えたくらいですしね。正直、大物と言うより、娘や飼い猫と同じく、食べがいのあるおもしれー女と言うのが正しいと思ってます。(笑)
「この子も大物ね。」
「え? 大福が?」
「この顔つき、ただのウサギじゃない。」
「顔つき?」
そりゃ、可愛いメスウサギだと思っていたのが、こむぎによれば、実はカッコよくて、イケメンのオスだというのですから、なかなかの大物だと思いますね。秋映画でも見せ場がありそうな上、追加プリキュアになる可能性も高く、9月下旬には「大福のアニキ」と慕っているかも!?(笑)
「おーい! みんな!」
「こむぎ! 待って!」
「こむぎちゃん! いろはちゃん!」
「いろは! 早く早く!」
「浴衣じゃ上手く走れないんだよ・・・。遅れてごめんね・・・。」
「ううん、そんなに待ってないよ! ね!」
「え、えっと・・・。」
「うん・・・。全然・・・。」
「えっと、もしかして、兎山君って、いろはちゃんの事が好きなの?」
「え・・・。」
「いや・・・。」
「あの・・・。その・・・。」
「そうなんだ!」
「え・・・、ちょ、ちょっと・・・。」
「ごめん! 大福見てて!」
「この事、内緒にしといてもらえるかな?」
「え、どうして? 2人、仲良いし、いろはちゃんだって、兎山君の事、すごく信頼してると思うけど!」
キミ、友達を作る事にはグイグイいけないくせに、他人の恋愛にはグイグイいくんだな。考えてみれば、プリティホリックには、恋の話をしているお客さんは多そうで、そういうのを聞いているうちに、恋愛話に敏感になったのでしょうか。まあ、どちらにせよ、食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、またマシマシになったのは間違いないですね。(笑)
「それは、友達としてであって、犬飼さんはボクの事、そういう風に意識してる訳じゃないから・・・。」
「確かに、いろはちゃんって、男の子も女の子も動物も、みんな平等に友達って感じだね!」
「だから、内緒にしてて・・・。」
「困らせたくないんだ・・・。」
「それに、気まずくなるのも嫌だから・・・。」
「痛・・・。」
「いろは・・・。」
「大丈夫?」
「うん、大丈夫・・・。」
「ウソ・・・。鼻緒がとれちゃった・・・。」
「私の、あげる!」
「ダメだよ! それじゃ、こむぎが裸足になっちゃう!」
「大丈夫! 直せるよ! 肩、掴まってて!」
「結び目がほどけただけみたいだから、すぐ直せるよ!」
「上手だね、悟君・・・。」
「大した事ないよ。はい、でき・・・、た・・・。」
「悟君、ありがとう!」
「全然! いつでも呼んで!」
「うん!」
「内緒にって言いながら、すぐ助けに行って・・・。好きがあふれてる・・・。とってもお似合いだよ・・・。私、2人を応援する!」
「応援・・・。それ、楽しい?」
「すっごく楽しい!」
そうか。私も楽しいよ。今作一の食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、ますます増していってさ。そんな女が主演の猫屋敷劇場を、これからも熱く応援します。(笑)
いろは達は、鏡石の近くに来ました。鏡石の周りには、笹と沢山の短冊が飾られていました。
鏡石には、姿が映ると願いが叶うという言い伝えがあるため、鏡石の傍に短冊を置けば願いが叶いそうだという事から、アニマルタウンでは、鏡石の周りに短冊を飾っているそうです。
その後、こむぎ達は、短冊に願いを書く事になりました。
「私のお願い事はね、いろはと毎日一緒に遊びたい!」
「それ、もう叶ってない?」
「あ、そっか。」
「じゃあ、いろはとお話ししたい!」
「それも叶ってる。」
「そっか。うーん、どうしよう・・・。」
「私は、世界中の動物と友達になれますように!」
「ボクは・・・。」
「書かないの? いろはちゃんと、もっと仲良くなれ・・・。」
「そんな事書かないからね! 今は困ってる動物を助ける事が大事だから!」
「そうだね!」
ホント、この女、他人の恋愛にグイグイいき過ぎだろ。だが、食べがいがあって、それがいい。(笑)
まったく、そんなに興味があるなら、キミが書けばいいのに。「兎山君といろはちゃんが結ばれますように」って。まあ、私が書いてもいいんだけど、「食べがいのあるおもしれー女の食べがいが、もっとマシマシになりますように」って書くかな。男女間の恋愛よりも、ネタを優先します。(笑)
「私も、そう書こう! 困ってる動物達を助けられますように!」
「まゆ、楽しそう。」
「ユキは? 短冊、書かないの?」
「もう叶ってるから、いい。」
「うーん・・・。うーん・・・。」
「珍しいね。こむぎちゃんが、そんなに悩むなんて。」
「ゆっくり考えなよ。先にお店見に行こう!」
「鏡石神社、とうちゃーく!」
「お祭りー!」
「動物用のフードがある。」
「さすがアニマルタウンだね!」
「いろは! 行こう行こう! 全部まわる!」
「ちょっと、こむぎ!」
「キラキラ・・・。」
「いろは!」
「何?」
「お祭りって楽しいね! すっごくすっごく、わんだふるー!」
「ワンダフルー!」
「だね!」
少しして、いろは達は、神社の奥に来ました。そこには、動物の石像がいくつもありました。
昔、この辺りの住人達が、亡くなった動物達の供養のために置いたとか。そのため、この神社は、アニマル神社とも呼ばれています。
なお、山奥にも、遠吠神社という所に、狼の石像があるそうです。
~ Bパート ~
昔、この辺りの山には狼が沢山住んでいて、遠吠えがよく聞こえていたそうですが、100年余り前に絶滅したと言われています。
「かつて狼は、数多く生息していた。」
「だけど、人間が狼を狩った事で、大幅に数を減らした。さらに、伝染病も流行ったり、住む場所も少なくなったり、様々な原因が重なって、絶滅。つまり、1匹もいなくなってしまったんだ・・・。」
「いない? 誰もいなくなっちゃったの? 一緒に遊ぶ子も?」
「そうだよ。」
「でも、こむぎ、聞いたよ! 山の方からワオ~ンって!」
「夢でも見たんじゃない?」
「夢・・・。」
その直後、鏡石が光りました。
と言っても、実際に光っているのではなく、そう見えるようにライトアップされています。
「綺麗だね、こむぎ・・・。」
「みんなの願いが叶いますように・・・。」
「お願い事思いついた! 短冊に書いてくる!」
少しして、ガルガルが現れました。
いろは達はプリキュアに変身します。
今回のガルガルは白鳥型。速い動きで空を飛びまわるため、なかなか捕まえられません。
ですが、ニャミーには策があります。まずは、キラリンコジカの力を借りて、スピードを上げました。
しかし、それでも、ガルガルの動きを止められず、逆に追い詰められますが、これは、ニャミーの狙い通り。リリアンがリリアンネットを放ち、ニャミーにしか集中していないガルガルの動きを止めました。
その後はフレンドリベラーレ。ガルガルは、元の姿「キラリンスワン」に戻りました。
これで、集まったキラリンアニマルは9体。全員揃いました。
「やったー!」
「ワンワン! わんだふるー!」
「ワンダフルー!」
「困っている動物達を助けられますように。まゆが短冊に書いた願い、叶ったんじゃない?」
「そうだね! 叶っちゃった!」
「やったね! 悟君!」
「うん! ボクも願い事、叶っちゃった!」
「こむぎの願い事はどうだった?」
「叶ったよ! バッチリ! あのね、私のお願い事は、みんな、仲良し! ワオ~ン!」
今回は、これで終了です。
エンディングが変わりました。タイトルは「しあわせえぼりゅ~しょん♡ ~こむぎ&いろはVer.~」。
歌い手は、石井あみさんと後本萌葉さん2人が担当し、前のエンディングと同じです。もちろん、今回もCGダンスはあり、振付は、前のエンディングと同じく、yurinasiaが担当しています。
前のエンディングと同様、曲調、歌詞、映像がファンシーに感じられ、メイン視聴層にかなり女の子受けしやすいものに仕上がっていると思いますね。ニャミーとリリアンが加わったのも、華やかさがあって良いと思います。
なお、今回は「~こむぎ&いろはVer.~」とありましたが、「~ユキ&まゆVer.~」もあるのでしょう。それは、次回出てくるのか? 次回のエンディングにも目が離せないですね。
次回:「不思議すぎるたまご」
キラリンアニマルが全員揃ったおかげで、ニコガーデンは元の姿を取り戻しました。
ニコガーデンの創造主・ニコの卵も現れますが、なぜか、卵は、いろはの部屋にやってきて・・・。
【まとめ】
今回は、七夕祭りの話でした。
Aパートでは、メインキャラ達の浴衣姿や、祭りを楽しんでいるところなどに癒された一方、Bパートでは、アニマルタウンの過去の出来事から深く考えるところがあり、今回も密度の濃い話だったと思います。タイトルの「願い事はワォ~~~~~ン」も、ふざけてるようで、実は真面目な意味があり、面白かったと思いますね。
Aパートに入ってから、まずは、ユキがしゃべれる事や人間になれる事が、まゆの母・すみれに明かされましたが、あっさりと受け入れました。
長い間住んでいる猫が言葉を話せたり人の姿になったところで、本質が変わる訳ではない。つれない態度をしていても、まゆやその家族が大好きな優しい猫ちゃんである事には変わらないと思ったから、受け入れたんじゃないかと思いますね。
改めて、ユキは、まゆに出会えて、そして、猫屋敷家に迎えられて、本当に良かったと思います。今話を見終えて、10話の感動度が上がりました。
祭りのシーンに入ってからは、まゆが、悟がいろはを好いている事を知って興奮していたのが、一番印象に残りました。キミ、そんなキャラだったのかよ・・・。
見た目はクールで、恋愛には関係なさそうなキャラだと思ってたのに、他人の恋愛には積極的とか、ギャップがあり過ぎて、ごはんが何杯も進みます! ごちそうさまでした! やっぱり、猫屋敷劇場は、たまんねーぜ!(笑)
ユキが、そんなまゆを見て呆れていたのも、あのまゆの面白さを増長させていたと思いますね。
この飼い主と飼い猫の温度差よ(笑)。ユキは、まゆ以外の事には興味ないとなると、当然、他人の恋愛にも興味がある訳がないですので、こんな目にもなるでしょうね。
と言っても、まゆに悪い虫がつきそうものなら、さすがに黙ってはいられないでしょう。まあ、ユキとまゆが付き合っちゃえば、そんな余地はなくなるんでしょうけどね。やはり、ユキまゆ・・・!! ユキまゆは全てを解決する・・・!!
ああ、妄想が過ぎました。サーセン。(笑)
祭りのシーンは、こむぎが、周りが楽しんでいるのを見て、すごく感動していたのも見所だったと思います。
これまで、いろはと一緒に祭りに行った事はあるものの、人の姿にはなれず、周りを見ても人の足くらい。いろはに抱っこされない限りは、祭りに来ている人達の楽しい表情を見れなかったでしょう。
ですが、人の姿になって、いろはと同じ目線で周りの人達の楽しい表情を見れたり、いろはと同じものを食べれたのは、すごく新鮮で、すごく素敵な事だと感じたでしょう。やはり、大好きな飼い主と同じ目線で楽しめるってワンダフルですよね。来年も再来年も、それから後もずっと、いろはと一緒に夏祭りを味わってほしいと思いますね。
Bパートに入ってからは、新たなアニマルタウンの過去が明らかに。かつて、アニマルタウンには狼が住んでいましたが、人間に狩られた事で大きく数を減らし、伝染病や、住む場所の減少などにより、絶滅してしまいました。
16話では、鏡石の評判を聞いてアニマルタウンに集まった生き物達が争うようになったと、いろはの両親が語っていましたが、その争いの時に、多くの狼が人間に殺されたのかもしれませんね。狼と親しい人間は、それなりにいたのかもしれませんが、権力を持つ人間達が、狼との共存は人間にとって都合が悪いと考え、狼達を追い出し、絶滅に追いやったように思いますね。
狼達は、純粋に、人間達と仲良く暮らしたかったのでしょう。16話で語られた過去の描写では、もっと人間と仲良くなりたいと神にお願いした動物が狼のように見えた事から、それがうかがえます。
なのに、人間達の勝手な都合によって割を食われては、たまったものではないでしょう。特に、ガルガルの裏の存在が、狼とかかわりの深い者だとすれば、あれほどまでに人間を憎むのは当然だと思います。
なぜ、人間達は、狼達との共存を捨てて、狼達を絶滅に追いやったのか? 真相が明かされるのは、だいぶ先の事でしょう。その時をじっくり待ちたいと思います。
さて、今話でキラリンアニマルが9体集まった事で、次回、物語は新たな展開を迎える事でしょう。
一体、何が起こるのか? 次回放映日が早く来てほしいですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。