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「プリパラ」第130話「女神の想い、ママの誓い」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある朝、らぁらが目覚めると、ジュルルがいませんでした。
らぁらは、どこかに隠れてるんじゃないかと部屋を探しますが、どこにもいません。パクトもありません。
ジュルルは、ジュリィとしてプリパラにいました。ジャニスも元の姿に。
ジュリィがプリパラに現れた事は、プリパラTVで放映され、らぁらは、その姿を見ました。
今回は、オープニング、および、オープニング直後の「プリパラしりとり」はありませんでした。
Aパート開始前の提供画像
~ Aパート ~
すぐに、らぁら達はプリパラに。突然のジュリィ復活に、らぁら達は不穏な雰囲気を感じます。
その頃、ジュリィは、ステージにいました。ジュリィは、今まで自分が赤ちゃんだった事を明かします。
「ですが、時が来ました。もう2度と、赤ちゃんに戻る事はないでしょう。これからは、女神の職務に専念します!」
「アイドルは、み~んなキラキラ! あなたも、あなたも! 一緒に輝きましょう!」
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その後、ジュリィのライブが始まりました。曲、メイキングドラマは、117話と同じく、「Girl's Fantasy」「星の彼方のコンチェルト」。
ジュリィのライブに盛り上がる会場。めが兄ぃとめが姉ぇは、ジュリィの完全復活を祝福します。
また、ジュリィは、らぁらの方を向き、育ててくれた事に感謝します。
「お世話になりました!」
「どういう事?」
「急転直下。事情が飲み込めぬ・・・。」
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直後、ジャニスがステージに出てきました。
「完全復活? とんでもない! 今日はお姉様が、女神の称号を失う日です!」
「ジャニス・・・。」
「力づくでもタクトを・・・、奪います!」
そして、タクトを手にしたジャニス。すると・・・、
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「代替わり・・・。お姉様が、消滅・・・?」
「い、今のは一体・・・?」
「見てしまったのね・・・。タクトに女神が触れると、すべての情報が流れ込むようになっているのよ・・・。」
直後、ジュリィは、ジャニスを観客に紹介。
「実は、今回の神アイドルグランプリのファイナルが終わった後、システムに従って、女神は代替わりをする予定でした。」
「私の次の代は・・・、ジャニス。あなたです。」
「私は、お姉様を補佐する役目だと・・・。」
「ごめんなさいね・・・。これは、黙ってなくてはいけない決まりだったの・・・。」
「でも、私は心配していました。あなたにタクトを渡し、アイドル達を任せる事を・・・。だって、あなたはいつだって、ルールと秩序だけを重んじていたでしょ・・・。」
「もちろん、秩序を守る事はとても大切よ。間違ってはいないわ。」
「でもね・・・、代替わりをする前に、どうしてもあなたに、近くでアイドル達を見てもらいたかったの!」
「では、あの時、私のプリチケまで用意していたのも計画的・・・?」
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「プリチケに、すべてプログラミングしておいたわ。最初の復活は、第3回グランプリの後。次は第4回の直前。そして、完全復活が今日。すべて予定通りに運びました。」
「何もかも、私のため・・・?」
「ジャニス。下へ降りてどうだった? アイドル達と接して、何を感じたかしら?」
「私は・・・、最初は嫌でした。女神は皆に公平であらねばならない、極力距離をとろうと努めていました。」
「でも・・・、触れ合ううちにいつしか、アイドルがどんな事で悩むのか、どんな風に頑張っているのか、輝いて見えて・・・。たとえ、不完全でも・・・、愛しくて・・・。」
「ジャニス・・・。」
「ジャニス・・・。」
「あなたのその言葉を聞けて、本当に嬉しいわ・・・。これで安心して、あなたにプリパラを託せます!」
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しかし、理由がどうあれ、地上に降りてしまったという事は、システムの根幹である女神のルールを破ったという事。その事で、何かしらのリスクがあるんじゃないかと、めが兄ぃは言いますが、ジュリィは、その事を知っていました。
「私は代替わりと同時に、消滅します。」
「消滅って・・・?」
「消えてなくなるという事です・・・。」
「ほんの少しのシステムの乱れでも、プリパラに大変な事が起こる・・・。それを怖れて、何とか止めたい一心で、私はお姉様に歯向かってきました・・・。でも、まさか、お姉様が消滅するなんて・・・。」
「それは、お姉様がそうしたのですか・・・? 不具合は、すべて一心で受けると・・・。」
「何もかも、私のせい・・・。」
「ジャニス。あなたは1つも悪くないわ。それに、私のためでもあったの。」
「知ってるでしょ? アイドルになりたい。アイドル達とお友達になりたい。これは、大昔からの、私の夢だったって・・・。アイドルの気持ちを知らないままでいるのが、ずっともどかしかった・・・。」
「だから、私、最後にどうしても、その夢を叶えたかったの・・・。たとえ、自分が消えてなくなっても・・・。」
「おかげで、私はアイドルをとても間近で見る事ができました・・・。憧れ、夢、喜び、迷い、挫折・・・。ますます、みんなの事が大好きになって、今、私は、女神以上のものになれたと思っています。思い残す事は何もないわ!」
「お姉様・・・。」
「色々とお騒がせしました。神アイドルグランプリのシステムは正常に進んでいますから、安心して下さい。」
そして、ジュリィはジャニスと共に、天空のステージへ。
「この先のスケジュールについては、追ってお知らせしますね。」
「待って! 行かないで! ジュルル! ジュルル!」
「さようなら・・・。」
そして、ジュリィとジャニスは、ステージからいなくなりました。
~ Bパート ~
それからしばらくして、らぁら達は、ジュリィが突然いなくなった事に、信じられない思いでいっぱいでした。
「何? 何? どういう事・・・? 全然分かんないよ・・・。急に色んな事言われたって、『かしこまっ!』なんて言えないよ!」
ジュリィが消える事に納得いかないのは、誰もが同じです。
「消えさせない・・・。ジュルルが消えてなくなるなんて、そんなの許せない! だって、そうでしょ! ママは、子供を守るのが仕事だもん! あたし、ジュルルを助ける! 消えさせないんだから!」
ジュリィを助けたい思いは皆一緒。
とはいえ、ジュリィに会うにはどうしたらいいのか? 天空のステージに行こうにも、女神システムを動かせるのはジュリィだけです。
「何とかなるかもしれないよ。天才なら、不可能を可能に、変えられる。」
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その頃、天空のステージでは・・・、
「お姉様・・・。私には、タクトを持つ資格なんてなかった・・・。私が女神になっていたら、プリパラは、ただの綺麗でうつろなショーケースのようになり・・・、あの子達の笑顔だって、しぼんでいたでしょう・・・。」
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「ルールより大事なものを知りました・・・。でも、それが、こんな事になるなんて・・・。」
「良かった・・・。可愛い妹とケンカしたまま消える事になるのは、辛いから・・・。」
「お姉様、私、このグランプリを成功に導くまで、精一杯サポートします!」
「ありがとう、ジャニス。」
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らぁら達は、ドリームシアターのゲート前に来ていました。
「まさか、女神システムをハッキングするつもりぷり!?」
「いや、いくら僕でも、それは無理だ。ただ、この地上のエレベーターだけでも、プリパラのザルシステムだとしたら・・・。」
ちょうどその時、エレベーターの扉が開きました。しかし、ひびきは、まだ何もやってないようです。
何にせよ、ジュリィの元に行くチャンスです。
「お待ち下さい! ひびきさん、ザルシステムで悪かったですね。こちらは、見ざる言わざる聞かざる。という訳で、私達もご一緒します!」
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ついていくのは勝手だが、ひびきの言う事は大正論だと思うぞ。ここのシステムのザルっぷりに、このブログで何度も「ガバパラ」って書いたり、「スラムダンク」の安西先生を呼んで、例のセリフ言わせてるくらいですし。(笑)
ファルル、ふわり、トリコ、安西も同行します。少し遅れて、あじみも。
そして、らぁら達は、ジュリィの居場所に到着しました。すぐに、ジュリィは、皆を歓迎します。
すぐに、あじみは、下の画像のように大騒ぎ。
ですが、ジュリィは・・・、
「コンコン。」
「金剛力士像!」
右は、あじみです。言わなくても分かると思いますが。(笑)「あじみ、あなたにお願いしたい事があるの。」
「コン!」
「すごい・・・。」
「さすが女神ですわ・・・。」
「あんな風に扱えばいいのか・・・。」
「何がダメで、何が得意かって、本当は自分が一番知ってるんだよね」ってやつですね。中の人的に。(笑 & カギカッコ内は、「アイドルマスター」の曲「Do-Dai」の歌詞の一部分です)
その後、らぁら達は、広大な部屋に案内されました。
「あじみにお願いしたい事っていうのはね・・・、」
「この白くて寂しい壁に、絵を描いてほしいのよ。」
そう言われたあじみは、意気揚々と壁に絵を描き始めました。
『良かった・・・。これでゆっくり話せる・・・。』
何という事だ・・・。あの誰もついていきたくない変態あじみを、こうも簡単にあしらうだなんて・・・。さすが女神! そこにシビれる! あこがれるゥ!(笑)
らぁら達は、ジュリィを消滅から助けるたい気持ちを主張しますが、ジュリィは、どうやっても女神システムは取り消せないと返します。
「ガァルル、ずっとこうしてるガァル! こうしてれば、ずっと、消えないガァル!」
「ガァルル・・・。」
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「よく頑張ったわね。」
「ガァルマゲドン。あなた達は、女神の誇りです!」
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続いて、ジュリィは、トリコロールの3人の元に。
「ポンコツ女神です。」
「い、いや・・・。数々のご無礼、深くおわびします・・・。」
「いいじゃない! お互い様よ。ひびきちゃん、今のあなたが一番素敵よ。」
「ありがとうございます。あなたの統べるプリパラは、ずっと僕の憧れでした。」
あっさり「ちゃん」付けを受け入れたよ。なるほど、憧れの女神の前では、高貴なプライドもドブに捨てられるってか。 この流れですと、大嫌いな語尾も受け入れちゃいそうですね。(笑)
「ふわり。大変だったわね。」
「はい。」
「これからも、トリコロールの根っこであり続けてね。」
「はい、女神様!」
「ファルル。プリパラのドールから、アイドルになって、おめでとう!」
「幸せだよ! 」
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次は、コスモとちゃん子に声かけ。
「コスモ、ちゃん子、あじみ。すっごく楽しいわ!」
「コズミック光栄よ!」
「もっといけるちゃんこ!」
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次は、Dressing Pafeの3人。
「フフッ。パパ!」
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「初志貫徹!」
「女神のエール、受け取った!」
「守ってくれて、ありがとう。」
「いいよ! ボクをほめてくれるんだね! さあ来い! はいどうぞ!」
「ドロシーは弟思いで友達思いで、理不尽な事は許さないし、赤ん坊と同じレベルの付き合いできて楽しかった!」
「って何それ!? ほめてんの!?」
ほめてると思うよ。「赤ん坊と同じレベルの付き合い」って事は、お子ちゃまという事であり、「子供の純粋性」に満ちたプリパラでは立派な長所なんだから。つまり、色気はないという事だ。(笑)
「レオナ。一生守る人が決まってるなんて、あなたは幸せな子ね。」
「はい!」
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ノンシュガーの3人には、ジャニスが声をかけます。
「ごめんなさい・・・。あなた達には無理ばっかり言って・・・。」
『ううん・・・。』
「沢山の事を教えてくれてありがとう・・・。お礼を言います。あなた達のおかげで、次の女神は成長でき、次のプリパラも安泰です。」
「また会いましょう! 今度、私は、楽しい仲間になりたい! ペロピタ!」
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「そふぃ。体力切れしたのね。あなたが持ってる天才性、眠らせたきりにしないでね。」
今のシリアスな流れに、その訳分からんコスは何やねん。まあ、こんな時でもマイペースなのは、ある意味、天才なのかもしれませんが。(笑)
「みれぃ。みれぃ、みれぃ! またそんな顔して! もうプリパラをやめるなんて言わないよね?」
「そんな子がいたら・・・、有罪ぷり!」
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少しして・・・、
「皆さん。私は女神ですが、1分だけ女神の仕事を忘れさせて下さい。」
そして・・・、
「ジュルル。ママは諦めない! 絶対絶対助けるから!」
「ママ・・・。」
「それより、これがほしい!」
「ママにはこれを・・・。」
「ジュルル・・・。」
「では、お別れです。ファイナリストの皆さん、最高のトーナメントになるように、武運を祈っています。」
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そして、らぁら達は、ジュリィ、ジャニスと別れ、地上に戻りました。
「結局、ジュリィを助ける方法は見つからなかったぷり・・・。」
「きっと方法は見つかるよ! 神アイドルが決まるまで、まだ時間あるもん!」
それを聞いためが兄ぃは、神アイドルになれば、ジュリィを助ける光明になるかもしれないと考えます。神アイドルは、プリパラを輝かせるものだから。
そして、一同は団結します。
『目指せ、神アイドル!』
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今回は、これで終了です。
次回:「天国と地獄? 決戦前夜!」
神アイドルグランプリ・ファイナルのトーナメント決めをくじ引きで決める事となりました。組み合わせによっては今後の勝敗を左右するため、各チーム、緊張感を持って臨みます。
戦うといっても、互いに切磋琢磨した仲。このチームと勝負したいという気持ちもあれば、戦うのは避けたい。そんな複雑な感情も交差します。
トーナメントの組み合わせは、一体どうなるのか!?
「プリパラしりとり」で、「く」で始まる言葉で来たのは「黒めが姉ぇ」。
うん、やっぱ、まともに来ないよな。それがシステムだと言わんばかりに、おちょくってきますね。(笑)
次回は「え」で始まる言葉。次こそ、120話感想で予想した「エビ」が来るかな。
【まとめ】
神アイドルグランプリ・ファイナル終了後、ジュリィは、次の女神をジャニスに託すとともに消滅する事を明かし、らぁら達は、そんなジュリィを助けるため、神アイドルになる決意を固めました。
今回のポイントは「限られた命の中での大いなる輝き」でしょうか。
ジュリィが明かした自身の秘密から、ジュリィには、想像以上の過酷な宿命を背負いながらも健気に頑張るすごさがあったと感じ、「女神」と呼ぶにふさわしい存在だと思いました。
ジュリィは、プリパラの女神の座を降り、そして、消滅する運命を背負っていますが、これは、私達人間もいずれ死にいくものだという事を描いていると感じました。
このアニメのメイン視聴層である女児達の大部分は、友達と親しい時間を過ごしており、そんな時間が永遠に続くものだと思っている事でしょう。
しかし、残念ながら、そんな事はありません。どんな出会いにも別れはあり、親しい友達はいずれ、別々の進路を歩みます。
そして、何年もの時を経て、死を迎える。これが、私達人間の、絶対に避けられぬ宿命です。
だからこそ、その限られた命の中で、何をやれるかが大事になるでしょう。
私達人間と同じく生きられる時間が限られたジュリィは、身近にアイドルに接し、その輝きを直に知る事と、アイドルと距離をとりたいと思うジャニスにもその事を知ってもらう事が、やりたい事でした。
その結果、自らの余命を大きく縮める事となりましたが、それでも、その恐怖に一切怯えず、誰にも悟られる事なく明るく振舞い、健気に頑張ってきた姿には、すごいと感嘆する他ないでしょう。
私達の測り知れない過酷な宿命を背負いながらも沢山のアイドルに勇気や希望を与えたという点では、ジュリィもまた、「アイドル」だったと思いますね。
消滅までの限られた時間の中であれほどまで頑張ったのであれば、悔いはないでしょう。私としては、ジュリィがこのまま消滅の時を迎えても絶対に幸せだろうな、と思いますし、ジュリィの生き様を胸に、自分も頑張らなければ、とも思っています。
しかし、らぁら達「子供」にとっては、そうはいかないでしょう。親しき存在といつまでも仲良く過ごしたいと思うのが普通であり、別れには納得しないものです。
とはいえ、これは、まずありえない「幼き理想論」。しかし、その理想を求めて頑張る子供達の姿勢を決してバカにする事はできないでしょう。
それに、その頑張りが、想定外の事態をもたらす事だってあり、このアニメでも、たびたびそういう事があります(アニメだからこそ、なのでしょうけど)。ジュリィの消滅についても、そうなるのかも?
らぁら達の努力が徒労に終わるかもしれません。しかし、頑張る価値は大いにあるでしょう。
このアニメの残り話数は10話程度となりました。残り少ない話の中で、らぁら達はどう頑張り、私達に感動を与えるのか、しっかり注目していきたいと思います。
~ オープニング前 ~
ある朝、らぁらが目覚めると、ジュルルがいませんでした。
らぁらは、どこかに隠れてるんじゃないかと部屋を探しますが、どこにもいません。パクトもありません。
ジュルルは、ジュリィとしてプリパラにいました。ジャニスも元の姿に。
ジュリィがプリパラに現れた事は、プリパラTVで放映され、らぁらは、その姿を見ました。
今回は、オープニング、および、オープニング直後の「プリパラしりとり」はありませんでした。
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~ Aパート ~
すぐに、らぁら達はプリパラに。突然のジュリィ復活に、らぁら達は不穏な雰囲気を感じます。
その頃、ジュリィは、ステージにいました。ジュリィは、今まで自分が赤ちゃんだった事を明かします。
「ですが、時が来ました。もう2度と、赤ちゃんに戻る事はないでしょう。これからは、女神の職務に専念します!」
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その後、ジュリィのライブが始まりました。曲、メイキングドラマは、117話と同じく、「Girl's Fantasy」「星の彼方のコンチェルト」。
ジュリィのライブに盛り上がる会場。めが兄ぃとめが姉ぇは、ジュリィの完全復活を祝福します。
また、ジュリィは、らぁらの方を向き、育ててくれた事に感謝します。
「お世話になりました!」
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「急転直下。事情が飲み込めぬ・・・。」
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直後、ジャニスがステージに出てきました。
「完全復活? とんでもない! 今日はお姉様が、女神の称号を失う日です!」
「ジャニス・・・。」
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「見てしまったのね・・・。タクトに女神が触れると、すべての情報が流れ込むようになっているのよ・・・。」
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「実は、今回の神アイドルグランプリのファイナルが終わった後、システムに従って、女神は代替わりをする予定でした。」
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「ごめんなさいね・・・。これは、黙ってなくてはいけない決まりだったの・・・。」
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「ジャニス。下へ降りてどうだった? アイドル達と接して、何を感じたかしら?」
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「ジャニス・・・。」
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しかし、理由がどうあれ、地上に降りてしまったという事は、システムの根幹である女神のルールを破ったという事。その事で、何かしらのリスクがあるんじゃないかと、めが兄ぃは言いますが、ジュリィは、その事を知っていました。
「私は代替わりと同時に、消滅します。」
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「消えてなくなるという事です・・・。」
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「お姉様・・・。」
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「この先のスケジュールについては、追ってお知らせしますね。」
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「さようなら・・・。」
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~ Bパート ~
それからしばらくして、らぁら達は、ジュリィが突然いなくなった事に、信じられない思いでいっぱいでした。
「何? 何? どういう事・・・? 全然分かんないよ・・・。急に色んな事言われたって、『かしこまっ!』なんて言えないよ!」
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「消えさせない・・・。ジュルルが消えてなくなるなんて、そんなの許せない! だって、そうでしょ! ママは、子供を守るのが仕事だもん! あたし、ジュルルを助ける! 消えさせないんだから!」
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とはいえ、ジュリィに会うにはどうしたらいいのか? 天空のステージに行こうにも、女神システムを動かせるのはジュリィだけです。
「何とかなるかもしれないよ。天才なら、不可能を可能に、変えられる。」
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その頃、天空のステージでは・・・、
「お姉様・・・。私には、タクトを持つ資格なんてなかった・・・。私が女神になっていたら、プリパラは、ただの綺麗でうつろなショーケースのようになり・・・、あの子達の笑顔だって、しぼんでいたでしょう・・・。」
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「ありがとう、ジャニス。」
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らぁら達は、ドリームシアターのゲート前に来ていました。
「まさか、女神システムをハッキングするつもりぷり!?」
「いや、いくら僕でも、それは無理だ。ただ、この地上のエレベーターだけでも、プリパラのザルシステムだとしたら・・・。」
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何にせよ、ジュリィの元に行くチャンスです。
「お待ち下さい! ひびきさん、ザルシステムで悪かったですね。こちらは、見ざる言わざる聞かざる。という訳で、私達もご一緒します!」
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ファルル、ふわり、トリコ、安西も同行します。少し遅れて、あじみも。
そして、らぁら達は、ジュリィの居場所に到着しました。すぐに、ジュリィは、皆を歓迎します。
すぐに、あじみは、下の画像のように大騒ぎ。
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「コンコン。」
「金剛力士像!」
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「コン!」
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「さすが女神ですわ・・・。」
「あんな風に扱えばいいのか・・・。」
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その後、らぁら達は、広大な部屋に案内されました。
「あじみにお願いしたい事っていうのはね・・・、」
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らぁら達は、ジュリィを消滅から助けるたい気持ちを主張しますが、ジュリィは、どうやっても女神システムは取り消せないと返します。
「ガァルル、ずっとこうしてるガァル! こうしてれば、ずっと、消えないガァル!」
「ガァルル・・・。」
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続いて、ジュリィは、トリコロールの3人の元に。
「ポンコツ女神です。」
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「ありがとうございます。あなたの統べるプリパラは、ずっと僕の憧れでした。」
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「ふわり。大変だったわね。」
「はい。」
「これからも、トリコロールの根っこであり続けてね。」
「はい、女神様!」
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「幸せだよ! 」
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次は、コスモとちゃん子に声かけ。
「コスモ、ちゃん子、あじみ。すっごく楽しいわ!」
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「もっといけるちゃんこ!」
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次は、Dressing Pafeの3人。
「フフッ。パパ!」
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「守ってくれて、ありがとう。」
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「って何それ!? ほめてんの!?」
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「レオナ。一生守る人が決まってるなんて、あなたは幸せな子ね。」
「はい!」
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ノンシュガーの3人には、ジャニスが声をかけます。
「ごめんなさい・・・。あなた達には無理ばっかり言って・・・。」
『ううん・・・。』
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「そふぃ。体力切れしたのね。あなたが持ってる天才性、眠らせたきりにしないでね。」
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「みれぃ。みれぃ、みれぃ! またそんな顔して! もうプリパラをやめるなんて言わないよね?」
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少しして・・・、
「皆さん。私は女神ですが、1分だけ女神の仕事を忘れさせて下さい。」
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「ママ・・・。」
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「ジュルル・・・。」
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そして、らぁら達は、ジュリィ、ジャニスと別れ、地上に戻りました。
「結局、ジュリィを助ける方法は見つからなかったぷり・・・。」
「きっと方法は見つかるよ! 神アイドルが決まるまで、まだ時間あるもん!」
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そして、一同は団結します。
『目指せ、神アイドル!』
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今回は、これで終了です。
次回:「天国と地獄? 決戦前夜!」
神アイドルグランプリ・ファイナルのトーナメント決めをくじ引きで決める事となりました。組み合わせによっては今後の勝敗を左右するため、各チーム、緊張感を持って臨みます。
戦うといっても、互いに切磋琢磨した仲。このチームと勝負したいという気持ちもあれば、戦うのは避けたい。そんな複雑な感情も交差します。
トーナメントの組み合わせは、一体どうなるのか!?
「プリパラしりとり」で、「く」で始まる言葉で来たのは「黒めが姉ぇ」。
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次回は「え」で始まる言葉。次こそ、120話感想で予想した「エビ」が来るかな。
【まとめ】
神アイドルグランプリ・ファイナル終了後、ジュリィは、次の女神をジャニスに託すとともに消滅する事を明かし、らぁら達は、そんなジュリィを助けるため、神アイドルになる決意を固めました。
今回のポイントは「限られた命の中での大いなる輝き」でしょうか。
ジュリィが明かした自身の秘密から、ジュリィには、想像以上の過酷な宿命を背負いながらも健気に頑張るすごさがあったと感じ、「女神」と呼ぶにふさわしい存在だと思いました。
ジュリィは、プリパラの女神の座を降り、そして、消滅する運命を背負っていますが、これは、私達人間もいずれ死にいくものだという事を描いていると感じました。
このアニメのメイン視聴層である女児達の大部分は、友達と親しい時間を過ごしており、そんな時間が永遠に続くものだと思っている事でしょう。
しかし、残念ながら、そんな事はありません。どんな出会いにも別れはあり、親しい友達はいずれ、別々の進路を歩みます。
そして、何年もの時を経て、死を迎える。これが、私達人間の、絶対に避けられぬ宿命です。
だからこそ、その限られた命の中で、何をやれるかが大事になるでしょう。
私達人間と同じく生きられる時間が限られたジュリィは、身近にアイドルに接し、その輝きを直に知る事と、アイドルと距離をとりたいと思うジャニスにもその事を知ってもらう事が、やりたい事でした。
その結果、自らの余命を大きく縮める事となりましたが、それでも、その恐怖に一切怯えず、誰にも悟られる事なく明るく振舞い、健気に頑張ってきた姿には、すごいと感嘆する他ないでしょう。
私達の測り知れない過酷な宿命を背負いながらも沢山のアイドルに勇気や希望を与えたという点では、ジュリィもまた、「アイドル」だったと思いますね。
消滅までの限られた時間の中であれほどまで頑張ったのであれば、悔いはないでしょう。私としては、ジュリィがこのまま消滅の時を迎えても絶対に幸せだろうな、と思いますし、ジュリィの生き様を胸に、自分も頑張らなければ、とも思っています。
しかし、らぁら達「子供」にとっては、そうはいかないでしょう。親しき存在といつまでも仲良く過ごしたいと思うのが普通であり、別れには納得しないものです。
とはいえ、これは、まずありえない「幼き理想論」。しかし、その理想を求めて頑張る子供達の姿勢を決してバカにする事はできないでしょう。
それに、その頑張りが、想定外の事態をもたらす事だってあり、このアニメでも、たびたびそういう事があります(アニメだからこそ、なのでしょうけど)。ジュリィの消滅についても、そうなるのかも?
らぁら達の努力が徒労に終わるかもしれません。しかし、頑張る価値は大いにあるでしょう。
このアニメの残り話数は10話程度となりました。残り少ない話の中で、らぁら達はどう頑張り、私達に感動を与えるのか、しっかり注目していきたいと思います。
ちょっと今回は、もう…ヤバかったです。
まさかこれほどまでに濃く、しかも綺麗で泣かせにかかる話を描いてくるなんて。これまでの積み重ねあってこそです。
ジュリィがアイドルデビューした際は自由だの天然だの思いましたが、それもちゃんと理由があったんですねえ。女神がアイドルをしてはいけない理由も、「運営側がライブをしてはいけない」のではなく「システムを破る女神の禁忌」だったなんて。妹と今後のプリパラを案じたジュリィの女神の在り方には、心の底から感服しました。しかし女神もまた、「全てのアイドルの味方でなければならない」めが兄ぃのようにシステムに縛られた存在だったとは。女神システムを破るのにそんなに大きなリスクがあるなんて。通常システムなんて、おっしゃられている通りガバガバのザルなのに。
やはりジャニスは、良くも悪くも思考が極端なだけなんですね。ラスボス説を信じて疑わなかった私ですが、神アイドルグランプリから続いたノンシュガーとのドラマを通じいい意味で裏切られました。本当にお見事です。
ジュリィが皆に一言ずつ言うシーン、涙腺にうるうる来てしまいました。しかもBGMがGirl's Fantasyだなんて。反則ですよ、もう。
それぞれが辿ったこれまでのストーリーを踏まえた台詞には本当に感情移入しました。ガァルマゲドンへの「プリパラの誇り」とか、ひびき様への「今の貴女が一番素敵よ」とか、みれぃのアイドル引退話とか…。そしてらぁらとは互いに号泣。感動しっぱなしでした。まあ、ドロシーの安定感には笑いましたが。(笑)
ジュリィを救いたいのは、らぁら達の年代ならすぐさま行動に移したくなるほど強く湧く感情だと思います。神アイドルになってどのように救い出すのかが今後の見どころ。
トーナメントの予想をしつつ次回を待っている次第です。
次回も楽しみにしています。それではー。
今回もコメント、ありがとうございます!
ジュリィが負ったリスクについては、私は、致し方のない事だと思いますね。
子供は誰もが成長して、大人になっていくもの。これが、人の不変の真理であり、途中で、赤ちゃんに戻るなんて事はありえませんよね。
しかし、ジュリィは、その真理に逆らってしまった訳であり、罰を受けるのは当然なのかな、と私は思っています。
赤ちゃんになっても、何のリスクもなく今後何年も生きられるとなったら、ジュリィは、ある程度成長したらまた赤ちゃんに戻るという事を繰り返すと思われ、それでは、あまりにも自由奔放過ぎて、女神に相応しくないと思いますね。
ジュリィは、余命を大幅に縮めてしまいましたが、だからこそ、ジャニスやプリパラアイドル達のために、やりたい事を精一杯やろうとしていたのは、感銘を受けますね。その分、Bパートで、グランプリファイナル進出者に色々と声掛けしたのは、込み上げてくるものがあるのだと思います。
このアニメが子供向けアニメである事を考えれば、ジュリィは救われて終わるような気がしますが、そのために、らぁら達はどう頑張るのか? 残り10話程度、しっかり注目していきたいものです。