
今話の名セリフ:「危なっかしいのよね、のどかは。早く助けたいのは分かるけど、もう少し周りも見なくちゃ。」(沢泉ちゆ)
「ヒーリングっど♡プリキュア」第10話「緊急お手当て! メガビョーゲンがいっぱい!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、のどかとちゆは制服姿で、すこやか駅に来ていました。
のどかは、今日の校外学習が楽しみで、1時間も前に駅に来ていたようです。電車で出かけるのが初めてなのも影響しています。
「ふわあ~! 改札で引っかかったらどうしよう!」
「引っかかってみたいのね・・・。」


Suicaのチャージ残金が2桁以下なら、引っかかるだろうね。という事で、チャージ残金を100円未満にした私のSuicaを貸してあげるから、ぜひ引っかかって楽しんでみてよ。お礼は、プリキュアの髪1本と膝枕でいいからさ。(作品が変わっても、相変わらずの変態だな(笑))
その直後、近くにいたおばあさんがお金を落としてしまいました。のどかとちゆは、お金を拾うのを手伝いました。
そんな中、自転車が通り、ちゆが、のどかに当たらないよう誘導。
「ちゆちゃん、ありがとう!」
「危なっかしいのよね、のどかは。早く助けたいのは分かるけど、もう少し周りも見なくちゃ。」
「うん。気を付ける。」

その後、お金はすべて見つかりましたが、お守りも落としていたようです。
その直後、ひなたが駅に到着。ひなたは、お守りを落とした事を聞くと、近くの下水溝に落ちたんじゃないかと言いました。
見てみると・・・、

本当にありました。という事で、蓋を上げて、お守りを回収。
おばあさんは、のどか達に感謝しました。しかし、点呼の時間が来ており、のどか達は急いで駅内へ。
同じ頃・・・、
「あーあ・・・。最近キングビョーゲン様にお会いできなくて寂しい・・・。」

「フン! ちっとも結果を出せないお前の顔なんか、見たくないんじゃないか?」
「はあ? アンタに言われる筋合いないんですけど?」

「自分だってロクな結果出せてないクセに・・・。」
「オレは寂しくないから構わんのだ!」
「地球を蝕めたかどうかの話ですー! 話逸らすの、やめてもらえますー?」

「オレが小さい男みたいな言い方、やめろ! 大器晩成型なだけだ!」

大器晩成型・・・。ああ、うん。そうだね。ギャグ面については、大器晩成型だよな。今後も、ギャグ感想を大いに潤してくれそうな一発ギャグを期待しているよ。(笑)
「うるさ・・・。巻き込まれないうちに仕事行くか・・・。」

「だったら見せてやろうじゃないか! オレの器の片鱗を! キングビョーゲンがオレに惚れても知らんぞ!」

「オレに惚れても」って、キングビョーゲン、ホモかよ・・・。そんなラスボス、嫌だ・・・。(笑 & もしかしたらラスボスじゃないのかもしれませんが)
「やってみなさいよ! アタシは、アタシの方がお役に立てるって事、証明してやるんだから!」
『フン!』

相変わらずコイツらは、名前に反して元気が有り余ってんなあ。今日も地球のお加減は(以下略 & 笑)
~ Aパート ~
のどか達は、電車に乗って移動。
「ふわあ~・・・、大きい川!」
「のどかっち、子供みたい!」

義務教育段階のバリバリの中学生ですから、余裕で子供っす。(笑)
それにしても、さっきから、のどかがやたらに可愛いなあ。今話のタイトル「メガビョーゲンがいっぱい!?」は見なかった事にしたいくらいですね。(笑)
「ひなた。さっき、よく分かったわね。」
「何が?」
「お守りの場所。」

「あー、アタシ、よく落し物するからさ。経験者は語る、的な?」

「ねえねえ、見た!? 今お魚跳ねてたの!」

今回も、のどかが天使のように見えて、癒されるわ・・・。やっぱり、今話のタイトル「メガビョーゲンがいっぱい!?」は(以下略 & 笑)
その頃、ヒーリングアニマル達は、のどかの家でラテのお世話をしていました。しかし、ニャトランは留守番しているのがつまらなく感じています。
のどか達が行った場所は、隣の市にあるガラス美術館。何か起こった時に備えて、ラビリンとペギタンは、あらかじめ行き先を聞いていました。
何かあったら大変。そう感じたニャトランは、何か思い付いたようで?
しばらくして、のどか達は、ガラス美術館に到着。



ここにある芸術品に見とれていると、作者が、のどか達の元に。
本編では明かされていませんでしたが、本名は「長良 澄子」。
「それは私が、初めて実用品じゃないものを作った、思い出の作品なの。」
「そうなんですか。」

「私がこの道に進もうと決めたのは、こういう美しいガラスを見て、自分も作りたいと思ったからなの。ちょうどあなた達くらいの頃ね。」

「それで仕事をして何年か経って、もっと可能性を広げたくなってフランスに留学した時、私も自分の感じたものをガラスで表現したいってたまらなくなってね・・・。」


「試行錯誤を繰り返して、ようやく完成させた作品なのよ・・・。」

「ふわあ~・・・。」
「技術と情熱の結晶なんですね・・・。」

午後の体験学習が楽しみになったのどか達ですが、のどかは、窓の外に何者かの気配を感じます。
よく見てみると、ヒーリングアニマル達とラテがいました。留守番しているのが退屈だったのと、何かあった時に備えて、という事で、ラビリン達もここにいる事になりました。
しかし、ちょうどその時、グアイワルが出現。すぐに、メガビョーゲンを生み出しました。

のどか達は、ラテの具合が悪くなったのを見て、メガビョーゲンの元に。
「やっぱりビョーゲンズ!」

「ほら見ろ! オレ達が来て良かったろ!」
「まあ、そういう事にしとこっか!」

実は来ない方が良かったのでは? 君達が来た事で、いつでもプリキュアに変身できるようになったのだから、プリキュアの活躍を長く見せたいと、スタッフ様がビョーゲンズに早めの出撃を依頼したかもしれないよ? もし、のどか達の近くにいなければ、プリキュアに変身するまでに時間がかかる事情を鑑みて、出撃に待ったをかけたかもしれないから、ラビリン達は来ない方が良かったんじゃないかな。(笑)
3人はプリキュアに変身。
しかし、長良は、作品が汚されている事にショックを受けており、逃げていませんでした。グレースは、自分達が守るからと、長良を安心させ、逃げるよう言いました。
その後、グレースがキュアスキャン。

捕えられているのは、光のエレメント。一刻も早く助けたいところですが、ラテの様子がおかしいです。
聴診器で確かめてみると、別の場所でもメガビョーゲンが出現したようです。それも、2体も。
深刻な事態になりました。メガビョーゲンが3体、プリキュアが3人という事で、グレースは手分けして、1人1体浄化を考えます。
ここ以外の2体のうちの1体は、電車から見えた川に出現したものと考え、スパークルは、そこに向かう事に。あとの1体は、黄色い花が咲いている場所に現れたとの事ですが、それはフォンテーヌが探す事に。
そして、ここのメガビョーゲンは、グレースが相手。ですが、この部屋はあらかた蝕んだため、メガビョーゲンとグアイワルは別の場所へと移動。グレースは後を追いかけます。
~ Bパート ~
グレースは別の部屋でメガビョーゲンと戦いますが、グレースは、作品を壊したくない事に意識がいきがちです。
同じ頃、スパークルは、川に出現したメガビョーゲンを発見。シンドイーネもいました。

しかし、メガビョーゲンは、いつもより強いように感じます。メガビョーゲンは、出現してから時間が経てば経つほど、強くなっていくようです。
フォンテーヌもメガビョーゲンを発見。

こちらも、いつもより強くなっています。
そして、とうとう、1対1ではきつい状況に。
という事で、作戦変更。3人で力を合わせて1体ずつメガビョーゲンを浄化する方針をとりました。
発生したのが遅いメガビョーゲンほど浄化しやすいため、まずは、川に出現したメガビョーゲンを浄化する事に。
しかし・・・、
「嫌・・・。」
「グレース?」


「だって、ここを離れてる間に取り返しがつかなくなっちゃったら、どうするの・・・? この素敵な作品達は・・・? 作った人の長良さんの思いは・・・?」


「でも・・・。」
「私は絶対守りたい・・・。ここを離れたくない!」

その後、グレースは、実りのエレメントボトルをステッキにセットして、ここのメガビョーゲンに1人で立ち向かいました。ラビリンは、守り切れなかったら同じ事だとグレースを説得しますが、グレースは攻め続ける一方。
しかし、作品が壊されたくない思いが強過ぎて、ますます劣勢に。メガビョーゲンの攻撃で吹き飛ばされてしまいます。
ちょうどその時、スパークルがシールドを張って、グレースを助けました。フォンテーヌも助太刀に。
メガビョーゲンを美術館の外に追い出し、氷のエレメントボトルをステッキにセットして、メガビョーゲンに攻撃。
メガビョーゲンを氷漬けにし、ヒーリングストリームで、まずは1体浄化しました。
ここのエレメントは無事で、作品も元に戻りました。次は、川に出現したメガビョーゲンを浄化しに向かいます。
「ごめんなさい、ラビリン・・・。やっぱり、ラビリンの言う通りだった・・・。」

「あのままだったら、私1人だったら、きっと守り切れなかった・・・。もっと大変な事になってた・・・。」
「グレース・・・。」


「ちゃんと周りを見て考えなきゃって、朝、ちゆちゃんも言ってくれてたのに・・・。本当に助けようと思うなら、目の前の事だけじゃ、ダメなんだよね・・・。」

「グレースは一生懸命だったラビ! そういう事もあるラビ・・・。」

「ラビリン。また私が間違えそうになったら、その時は、またちゃんと言ってね・・・。」
「もちろんラビ!」


「反省会は終わったか?」
「さあ、切り替えてお手当てに集中しましょう!」

「絶対絶対助けるから! 待っててね! 水のエレメントさん! 花のエレメントさん!」

今回は、これで終了です。
次回:「力を一つに! ミラクルヒーリング!」
同時に現れた3体のメガビョーゲンのうち、1体を浄化し、残りの2体の浄化に向かったグレース達。
しかし、メガビョーゲンは、発生してから時間が経って強くなっており、全然歯が立ちません。メガビョーゲンの攻撃を受けて、遠くの森の中に飛ばされてしまいます。
ラテの心の声も聞こえなくなりましたが、それでも、何とかしなければと、グレース達はもう一度立ち上がります。そのとき、周りの木や草花から、エレメント達が現れて・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
のどか達が校外学習でガラス美術館の作品を見ている中、メガビョーゲン3体が別々の場所に現れ、各個撃破を狙ったものの上手くいかず、ガラス美術館に現れたメガビョーゲンを3人で力を合わせて浄化しました。
という事で、前々からの予想通り、今作初めての大きな試練が訪れました。前々作、前作の10話のような暗いラストにはならなかったものの、主人公の見通しの甘さが目立ってしまったのは同じだったと思います。
その試練の元となったのは、やはり敵側。メガビョーゲンは、実は時間が経つほど強くなっていき、1対1では手に負えないほどにまでなっていました。考えてみれば、病気や怪我は放っておくと酷くなるものばかりですし、病気をモチーフとした怪物・メガビョーゲンが、時間が経つたびに強くなっていくというのは、道理に合っているように思いますね。
それに加えて、グレースの判断ミスも、追い打ちをかけていたでしょう。これまで、周りの意見や考えを汲み取って適切な意見を言っていたのが、今回は、力を合わせてのメガビョーゲン浄化よりも、1対1でも作品を守りたい私情を優先したのは、いつもとは違うな、と感じました。
でも、いつもとは違うと思っただけで、らしくないとは思っていません。これは、過去に長く入院していた事から生まれた「のどからしさ」なのかな、と思っています。
のどかは、周りの人達からの励ましにより元気になっただけに、困ってる人達を助けたい思いが人一倍強いんですよね。そのため、長良が丹精を込めて作った作品が汚されている事にショックを受けていたのを見て、長良を困っている人だと感じ取り、たとえ不利な戦闘を強いられても、彼女を一早く元気付けたいと思ったのでしょう。
周りをよく見ていなかったとはいえ、長良の事を思って、美術館に巣食うメガビョーゲンを1人でも浄化しようと考えたのは、困ってる人を放っておけないのどからしかったかな、と思いますね。
しかしながら、人には「身の丈」というものがあり、それを知らずに、不利な状況をたった1人で打破しようなんていうのは「無謀」というもの。運動が苦手なのではなく、どれだけ動いたらどれだけ疲れるかがよく分かっていないと、前にちゆから指摘されていた事でもあり、「身の丈」をよく知らなかった事から生じる「無謀」が、判断ミスに繋がったように思いますね。
メガビョーゲンは、時間経過とともに強くなるのに対し、自分にはそんな特性はなし。しかも、1対1で戦った時には、1人で浄化するのは難しい状況にもなっている。となれば、自分の持ち場を離れて、まだ強くないメガビョーゲンを先に倒しに行くのが利口でしょう。
のどかからすれば、一時的とはいえ、困ってる人の思いを見捨てるなんて事は耐えられない事かもしれませんが、「木を見ずに森を見よ」。目の前の事だけではなく、物事全体を見るのが大切な事なんですよね。
「優しさ」は、人生において大切なツールではありますが、それだけでは生きられないのも事実。時には、「優しさ」を切り捨てる勇気も必要です。
今回の判断ミスは、のどかにとっては良い教訓になったでしょう。自分の「身の丈」と向き合う事が、のどかの長い課題になりそうな気がしました。
だけど、「無謀」を怖れて、挑戦心を失わないでほしいもの。今回の件で、また強くなってほしいですね。
一方、他の2人は、各個撃破の方針を変更後、グレースの所に戻ってきたのはファインプレーだと感じました。
ラビリンは、川に出現したメガビョーゲンを先に浄化するよう言ってましたけど、それでもグレースの所に戻ってきたのは、のどかの事が放っておけなかったからでしょう。フォンテーヌは、オープニング前で、困ってる人を助けたい気持ちが強過ぎる一方、周りをよく見てないところが危なっかしいと言ってたくらいですし。
スパークルは、フォンテーヌの指示で一緒に戻ったように思いますが、指示がなかったとしても、直感でグレースの所に戻ったかもしれないでしょう。グレースが相手しているメガビョーゲンは一番先に現れたために一番強くなっており、真っ先に助けたいと思ったでしょうし。それに、入院期間が長かった分、不慣れな部分が多いため、真っ先に手助けしたい思いもあったかもしれませんね。
グレースの所に戻ってきたのは、これまで積み重ねてきた友情の賜物だと感じました。そのために、大きな試練が訪れながらも、3体のメガビョーゲンのうち1体を浄化し、判断ミスを犯したグレースも気持ちを切り替えて次に臨むという、比較的明るいラストになったように思いますね。
とは言っても、次回は、残り2体のメガビョーゲンに苦戦しそうですが。それでも、タイトルを見た感じでは、3人合体技で浄化しそうな気がしますね。
どんなバンクになるのか楽しみではありますが、それよりも大事なのは、パワーアップに繋がるまでの過程。そこがグダグダだったら、せっかくの華のある技も見応えがなくなっちゃいますしね。
次回も、メインキャラの行動を、終始目を離さずに見守っていきたいと思います。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ヒーリングっど♡プリキュア」第10話「緊急お手当て! メガビョーゲンがいっぱい!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、のどかとちゆは制服姿で、すこやか駅に来ていました。
のどかは、今日の校外学習が楽しみで、1時間も前に駅に来ていたようです。電車で出かけるのが初めてなのも影響しています。
「ふわあ~! 改札で引っかかったらどうしよう!」
「引っかかってみたいのね・・・。」



Suicaのチャージ残金が2桁以下なら、引っかかるだろうね。という事で、チャージ残金を100円未満にした私のSuicaを貸してあげるから、ぜひ引っかかって楽しんでみてよ。お礼は、プリキュアの髪1本と膝枕でいいからさ。(作品が変わっても、相変わらずの変態だな(笑))
その直後、近くにいたおばあさんがお金を落としてしまいました。のどかとちゆは、お金を拾うのを手伝いました。
そんな中、自転車が通り、ちゆが、のどかに当たらないよう誘導。
「ちゆちゃん、ありがとう!」
「危なっかしいのよね、のどかは。早く助けたいのは分かるけど、もう少し周りも見なくちゃ。」
「うん。気を付ける。」


その後、お金はすべて見つかりましたが、お守りも落としていたようです。
その直後、ひなたが駅に到着。ひなたは、お守りを落とした事を聞くと、近くの下水溝に落ちたんじゃないかと言いました。
見てみると・・・、

本当にありました。という事で、蓋を上げて、お守りを回収。
おばあさんは、のどか達に感謝しました。しかし、点呼の時間が来ており、のどか達は急いで駅内へ。
同じ頃・・・、
「あーあ・・・。最近キングビョーゲン様にお会いできなくて寂しい・・・。」

「フン! ちっとも結果を出せないお前の顔なんか、見たくないんじゃないか?」
「はあ? アンタに言われる筋合いないんですけど?」

「自分だってロクな結果出せてないクセに・・・。」
「オレは寂しくないから構わんのだ!」
「地球を蝕めたかどうかの話ですー! 話逸らすの、やめてもらえますー?」


「オレが小さい男みたいな言い方、やめろ! 大器晩成型なだけだ!」

大器晩成型・・・。ああ、うん。そうだね。ギャグ面については、大器晩成型だよな。今後も、ギャグ感想を大いに潤してくれそうな一発ギャグを期待しているよ。(笑)
「うるさ・・・。巻き込まれないうちに仕事行くか・・・。」

「だったら見せてやろうじゃないか! オレの器の片鱗を! キングビョーゲンがオレに惚れても知らんぞ!」

「オレに惚れても」って、キングビョーゲン、ホモかよ・・・。そんなラスボス、嫌だ・・・。(笑 & もしかしたらラスボスじゃないのかもしれませんが)
「やってみなさいよ! アタシは、アタシの方がお役に立てるって事、証明してやるんだから!」
『フン!』


相変わらずコイツらは、名前に反して元気が有り余ってんなあ。今日も地球のお加減は(以下略 & 笑)
~ Aパート ~
のどか達は、電車に乗って移動。
「ふわあ~・・・、大きい川!」
「のどかっち、子供みたい!」


義務教育段階のバリバリの中学生ですから、余裕で子供っす。(笑)
それにしても、さっきから、のどかがやたらに可愛いなあ。今話のタイトル「メガビョーゲンがいっぱい!?」は見なかった事にしたいくらいですね。(笑)
「ひなた。さっき、よく分かったわね。」
「何が?」
「お守りの場所。」

「あー、アタシ、よく落し物するからさ。経験者は語る、的な?」

「ねえねえ、見た!? 今お魚跳ねてたの!」

今回も、のどかが天使のように見えて、癒されるわ・・・。やっぱり、今話のタイトル「メガビョーゲンがいっぱい!?」は(以下略 & 笑)
その頃、ヒーリングアニマル達は、のどかの家でラテのお世話をしていました。しかし、ニャトランは留守番しているのがつまらなく感じています。
のどか達が行った場所は、隣の市にあるガラス美術館。何か起こった時に備えて、ラビリンとペギタンは、あらかじめ行き先を聞いていました。
何かあったら大変。そう感じたニャトランは、何か思い付いたようで?
しばらくして、のどか達は、ガラス美術館に到着。





ここにある芸術品に見とれていると、作者が、のどか達の元に。

「それは私が、初めて実用品じゃないものを作った、思い出の作品なの。」
「そうなんですか。」

「私がこの道に進もうと決めたのは、こういう美しいガラスを見て、自分も作りたいと思ったからなの。ちょうどあなた達くらいの頃ね。」


「それで仕事をして何年か経って、もっと可能性を広げたくなってフランスに留学した時、私も自分の感じたものをガラスで表現したいってたまらなくなってね・・・。」



「試行錯誤を繰り返して、ようやく完成させた作品なのよ・・・。」


「ふわあ~・・・。」
「技術と情熱の結晶なんですね・・・。」

午後の体験学習が楽しみになったのどか達ですが、のどかは、窓の外に何者かの気配を感じます。
よく見てみると、ヒーリングアニマル達とラテがいました。留守番しているのが退屈だったのと、何かあった時に備えて、という事で、ラビリン達もここにいる事になりました。
しかし、ちょうどその時、グアイワルが出現。すぐに、メガビョーゲンを生み出しました。

のどか達は、ラテの具合が悪くなったのを見て、メガビョーゲンの元に。
「やっぱりビョーゲンズ!」

「ほら見ろ! オレ達が来て良かったろ!」
「まあ、そういう事にしとこっか!」


実は来ない方が良かったのでは? 君達が来た事で、いつでもプリキュアに変身できるようになったのだから、プリキュアの活躍を長く見せたいと、スタッフ様がビョーゲンズに早めの出撃を依頼したかもしれないよ? もし、のどか達の近くにいなければ、プリキュアに変身するまでに時間がかかる事情を鑑みて、出撃に待ったをかけたかもしれないから、ラビリン達は来ない方が良かったんじゃないかな。(笑)
3人はプリキュアに変身。
しかし、長良は、作品が汚されている事にショックを受けており、逃げていませんでした。グレースは、自分達が守るからと、長良を安心させ、逃げるよう言いました。
その後、グレースがキュアスキャン。


捕えられているのは、光のエレメント。一刻も早く助けたいところですが、ラテの様子がおかしいです。
聴診器で確かめてみると、別の場所でもメガビョーゲンが出現したようです。それも、2体も。
深刻な事態になりました。メガビョーゲンが3体、プリキュアが3人という事で、グレースは手分けして、1人1体浄化を考えます。
ここ以外の2体のうちの1体は、電車から見えた川に出現したものと考え、スパークルは、そこに向かう事に。あとの1体は、黄色い花が咲いている場所に現れたとの事ですが、それはフォンテーヌが探す事に。
そして、ここのメガビョーゲンは、グレースが相手。ですが、この部屋はあらかた蝕んだため、メガビョーゲンとグアイワルは別の場所へと移動。グレースは後を追いかけます。
~ Bパート ~
グレースは別の部屋でメガビョーゲンと戦いますが、グレースは、作品を壊したくない事に意識がいきがちです。
同じ頃、スパークルは、川に出現したメガビョーゲンを発見。シンドイーネもいました。

しかし、メガビョーゲンは、いつもより強いように感じます。メガビョーゲンは、出現してから時間が経てば経つほど、強くなっていくようです。
フォンテーヌもメガビョーゲンを発見。

こちらも、いつもより強くなっています。
そして、とうとう、1対1ではきつい状況に。
という事で、作戦変更。3人で力を合わせて1体ずつメガビョーゲンを浄化する方針をとりました。
発生したのが遅いメガビョーゲンほど浄化しやすいため、まずは、川に出現したメガビョーゲンを浄化する事に。
しかし・・・、
「嫌・・・。」
「グレース?」


「だって、ここを離れてる間に取り返しがつかなくなっちゃったら、どうするの・・・? この素敵な作品達は・・・? 作った人の長良さんの思いは・・・?」



「でも・・・。」
「私は絶対守りたい・・・。ここを離れたくない!」


その後、グレースは、実りのエレメントボトルをステッキにセットして、ここのメガビョーゲンに1人で立ち向かいました。ラビリンは、守り切れなかったら同じ事だとグレースを説得しますが、グレースは攻め続ける一方。
しかし、作品が壊されたくない思いが強過ぎて、ますます劣勢に。メガビョーゲンの攻撃で吹き飛ばされてしまいます。
ちょうどその時、スパークルがシールドを張って、グレースを助けました。フォンテーヌも助太刀に。
メガビョーゲンを美術館の外に追い出し、氷のエレメントボトルをステッキにセットして、メガビョーゲンに攻撃。
メガビョーゲンを氷漬けにし、ヒーリングストリームで、まずは1体浄化しました。
ここのエレメントは無事で、作品も元に戻りました。次は、川に出現したメガビョーゲンを浄化しに向かいます。
「ごめんなさい、ラビリン・・・。やっぱり、ラビリンの言う通りだった・・・。」

「あのままだったら、私1人だったら、きっと守り切れなかった・・・。もっと大変な事になってた・・・。」
「グレース・・・。」



「ちゃんと周りを見て考えなきゃって、朝、ちゆちゃんも言ってくれてたのに・・・。本当に助けようと思うなら、目の前の事だけじゃ、ダメなんだよね・・・。」


「グレースは一生懸命だったラビ! そういう事もあるラビ・・・。」

「ラビリン。また私が間違えそうになったら、その時は、またちゃんと言ってね・・・。」
「もちろんラビ!」



「反省会は終わったか?」
「さあ、切り替えてお手当てに集中しましょう!」


「絶対絶対助けるから! 待っててね! 水のエレメントさん! 花のエレメントさん!」

今回は、これで終了です。
次回:「力を一つに! ミラクルヒーリング!」
同時に現れた3体のメガビョーゲンのうち、1体を浄化し、残りの2体の浄化に向かったグレース達。
しかし、メガビョーゲンは、発生してから時間が経って強くなっており、全然歯が立ちません。メガビョーゲンの攻撃を受けて、遠くの森の中に飛ばされてしまいます。
ラテの心の声も聞こえなくなりましたが、それでも、何とかしなければと、グレース達はもう一度立ち上がります。そのとき、周りの木や草花から、エレメント達が現れて・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
のどか達が校外学習でガラス美術館の作品を見ている中、メガビョーゲン3体が別々の場所に現れ、各個撃破を狙ったものの上手くいかず、ガラス美術館に現れたメガビョーゲンを3人で力を合わせて浄化しました。
という事で、前々からの予想通り、今作初めての大きな試練が訪れました。前々作、前作の10話のような暗いラストにはならなかったものの、主人公の見通しの甘さが目立ってしまったのは同じだったと思います。
その試練の元となったのは、やはり敵側。メガビョーゲンは、実は時間が経つほど強くなっていき、1対1では手に負えないほどにまでなっていました。考えてみれば、病気や怪我は放っておくと酷くなるものばかりですし、病気をモチーフとした怪物・メガビョーゲンが、時間が経つたびに強くなっていくというのは、道理に合っているように思いますね。
それに加えて、グレースの判断ミスも、追い打ちをかけていたでしょう。これまで、周りの意見や考えを汲み取って適切な意見を言っていたのが、今回は、力を合わせてのメガビョーゲン浄化よりも、1対1でも作品を守りたい私情を優先したのは、いつもとは違うな、と感じました。
でも、いつもとは違うと思っただけで、らしくないとは思っていません。これは、過去に長く入院していた事から生まれた「のどからしさ」なのかな、と思っています。
のどかは、周りの人達からの励ましにより元気になっただけに、困ってる人達を助けたい思いが人一倍強いんですよね。そのため、長良が丹精を込めて作った作品が汚されている事にショックを受けていたのを見て、長良を困っている人だと感じ取り、たとえ不利な戦闘を強いられても、彼女を一早く元気付けたいと思ったのでしょう。
周りをよく見ていなかったとはいえ、長良の事を思って、美術館に巣食うメガビョーゲンを1人でも浄化しようと考えたのは、困ってる人を放っておけないのどからしかったかな、と思いますね。
しかしながら、人には「身の丈」というものがあり、それを知らずに、不利な状況をたった1人で打破しようなんていうのは「無謀」というもの。運動が苦手なのではなく、どれだけ動いたらどれだけ疲れるかがよく分かっていないと、前にちゆから指摘されていた事でもあり、「身の丈」をよく知らなかった事から生じる「無謀」が、判断ミスに繋がったように思いますね。
メガビョーゲンは、時間経過とともに強くなるのに対し、自分にはそんな特性はなし。しかも、1対1で戦った時には、1人で浄化するのは難しい状況にもなっている。となれば、自分の持ち場を離れて、まだ強くないメガビョーゲンを先に倒しに行くのが利口でしょう。
のどかからすれば、一時的とはいえ、困ってる人の思いを見捨てるなんて事は耐えられない事かもしれませんが、「木を見ずに森を見よ」。目の前の事だけではなく、物事全体を見るのが大切な事なんですよね。
「優しさ」は、人生において大切なツールではありますが、それだけでは生きられないのも事実。時には、「優しさ」を切り捨てる勇気も必要です。
今回の判断ミスは、のどかにとっては良い教訓になったでしょう。自分の「身の丈」と向き合う事が、のどかの長い課題になりそうな気がしました。
だけど、「無謀」を怖れて、挑戦心を失わないでほしいもの。今回の件で、また強くなってほしいですね。
一方、他の2人は、各個撃破の方針を変更後、グレースの所に戻ってきたのはファインプレーだと感じました。
ラビリンは、川に出現したメガビョーゲンを先に浄化するよう言ってましたけど、それでもグレースの所に戻ってきたのは、のどかの事が放っておけなかったからでしょう。フォンテーヌは、オープニング前で、困ってる人を助けたい気持ちが強過ぎる一方、周りをよく見てないところが危なっかしいと言ってたくらいですし。
スパークルは、フォンテーヌの指示で一緒に戻ったように思いますが、指示がなかったとしても、直感でグレースの所に戻ったかもしれないでしょう。グレースが相手しているメガビョーゲンは一番先に現れたために一番強くなっており、真っ先に助けたいと思ったでしょうし。それに、入院期間が長かった分、不慣れな部分が多いため、真っ先に手助けしたい思いもあったかもしれませんね。
グレースの所に戻ってきたのは、これまで積み重ねてきた友情の賜物だと感じました。そのために、大きな試練が訪れながらも、3体のメガビョーゲンのうち1体を浄化し、判断ミスを犯したグレースも気持ちを切り替えて次に臨むという、比較的明るいラストになったように思いますね。
とは言っても、次回は、残り2体のメガビョーゲンに苦戦しそうですが。それでも、タイトルを見た感じでは、3人合体技で浄化しそうな気がしますね。
どんなバンクになるのか楽しみではありますが、それよりも大事なのは、パワーアップに繋がるまでの過程。そこがグダグダだったら、せっかくの華のある技も見応えがなくなっちゃいますしね。
次回も、メインキャラの行動を、終始目を離さずに見守っていきたいと思います。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。