ある時、ふと気がついたら
見慣れぬ物がありました。
部屋の隅にぽとりと落ちていた物、
それはカラー。
ゆずは外した事がないので
持ち主はこころん。
そういえば、ゆるくなっていたかも…、
器用なものね、イリュージョンね
なんて思っていると。
素知らぬ顔で
まぁ、誰かの落とし物よ、ママ。
>それは君のだ。
もういらない。
ここたんは、これからカラーなしの生活を送るわ!
>私だって、ないほうがいいとは思っている。
でもそれって迷子の時のためなの!
舌打ちできたなら、絶対したはずの顔。
チッ。
ゆるかったせいもあるのですが
かなりの猫っ毛なので、
カラーの痕は残っておらず
きれいな毛のままなのでした。
ゆずは、反対にお風呂に入れても
もう癖がついていて残ってます。
こころんの柔らかい毛がうらやましい母なのでありました。