はじまり その４

わが家のネコ達が、最近自分の名前を覚え始めたように感じる母です。

呼び間違えて、にらまれる日も近い…

私は名前の由来を聞くのが好きで、よく聞いていますが
それぞれ愉快な由来が多いのです。
面白かったのは、いつも『おい、おい」と呼ばれていた野良ネコのはなし。
おいという名前に定着してしまいました。
連れて行った病院でも「おい」という名前の診察券を作っていたそうです。

さて、我が家のネコの名前ですが…

ゆずは、相方が大好きなネコ漫画の名前からいただきました。
その子のように、幸せな人生を送ってほしいと…

もう一匹のこの名前は難航しました。
ゆずの片割れだから、ポン酢？
柑橘系だから、みかん？
もっと女の子らしくキャサリン？

親っていうのは名前から悩むのですね。
一生呼び続ける名前、おろそかにはできません。

そして、ある子の名前からもらうことにしました。

相方の会社の近くには、野良ネコがたくさんいます。
その中で、一番かわいくて、なつっこいネコがいます。
名前は「ころん」（相方が勝手に付けました）。
ある日ころんが子どもを生みました。
「ころん」の子どもなので「こころん」と名付けました。
お母さんネコそっくりの柄のかわいい子でした。
やっと、目が開いてこれから楽しい子猫ライフをおくるはずでした。

ある日死んでいるのを相方が見つけたそうです。
ころんは、まだ死んでいるのに気がつかず、鼻でおしていたそうです。

事故だったのか、病気だったのか…
私たちは何もできなかった。
無力感で泣きました。

そんなはかなく散ったこの名前をもらおうと思いました。
今度こそ、元気で長生きしてほしい



そんな名前をもらったこころんはいま、
ものすごく
元気です。

もうちょっと静かにしないと、下のうちから苦情くるんですが…


写真は生後一日のゆず達。
区別つきません。

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