私の3.11

　東日本大震災発生から５年が経ちました。今だ復興道半ばの状況ですね。やはり、居住者不毛の地を生み出した原発事故の後遺症が尾を引いていますよね。
被災者のご冥福を祈るとともに、これを機に東北各都市毎の特徴を活かした整備計画の再構をしっかり図って欲しいと思います。

　さて、５年前の3/11
　我が家では翌12日に東京都内での長男の結婚式を控えていた為、休みを取ってその準備をしていました。テレビをつけると、どのチャンネルも画面から異様な光景が映し出されていました。あたかもドキュメンタリー映画のように・・・
何が起きているのか、しばらくして事の重大さを思い知ることに、宮城など東北各地では大津波により悲惨な状況になっていることを。

　震災による東京の被害は、結婚式は予定通りできるのか、羽田の状況は、飛行機は飛ぶのか、頭の中が忙しくなっていく・・・
長男本人に連絡するも携帯はつながらず。式場に電話して明日の挙式はできるのか、延期したほうがいいのか、思案に相当な時間を費やした記憶が・・・
旅行代理店担当者から電話が入るも、飛行機は飛ぶのか明日にならないとわからないとのこと。その間ずっとテレビと電話と両刀使いの状態だったのを覚えています。

　その間、相手方両親とも連絡を取り合って、進捗状況の確認をしあう状況が続いたのでした。夜になって本人との連絡もつき、欠席の連絡も無いようなので、予定通り決行との最終判断に・・・
とりあえず東京に向かうことに。明日の飛行機が飛んでくれることを祈るだけでした。

　3/12当日の朝を迎え、一番に空港に飛行状況を確認。飛んでいるらしい。安堵の気持ちで親族一同空港へ・・・
予定通りなんとか無事に東京に着くことができ、夕刻の挙式披露宴を恙無く終えました。ただ、ホテルでも余震が何度と起きていましたので、不安な一夜を過ごすこととなりました。
　後になって分かったことですが、結婚式の最中に福島では原発で爆発事故が起きていたんですね。これも何かの縁か・・・

　これが我が家の５年前の出来事です。
だからこそ、一生忘れない記憶に残る2011年３月11日なのです。



歌手・八神純子さんも震災復興支援チャリティーを機に、日本での活動を再開した