最後まで戦いぬく

みなさん、こんばんは。
女子マラソンの高橋選手が引退してしまいました。
高橋選手はほぼ無名の選手でしたが、私が初めて彼女を見たのがバンコク・アジア大会のマラソンでした。
その直前で日本最高を出していたので名前を知っていましたが、テレビのニュースで一瞬でしたが、走りを見て驚きました。この強さは世界に通じる？と。
後半のスパートの強さが日本人離れしていると感じたのです。
その頃までの日本人女子選手は記録があっても、国際レースで勝てないという状態でしたが、この高橋選手の走りは衝撃でした。
予想を上回る活躍で、シドニーオリンピックで初めての金メダル、その翌年には2時間19分46秒という当時の世界最高記録を出して優勝し、名実共に世界の頂点に立ちました。
しかし、アテネオリンピックの選考レースの東京女子では、後半で失速し逆転され２位でのゴール、記録も悪かったため日本代表には選ばれませんでした。
私は陸連の選択は正しかったと思いますし、実際にアテネでは代わって野口みずきが新たなヒロインとなりましたね。

高橋選手から教えられたことは、どんなに実力があっても手を抜くな、過去の実績に満足するな、最後まで戦いぬけ、ということです。
逸材が自己の満足を得られぬまま、引退するというのは大変残念であります。
また今年も東京で、東京国際女子マラソンが11月16日に開催されます。
陸上オフシーズンに入る秋から冬の季節は、日本のマラソンシーズンです。
出場選手中最高タイムを持つのは日本の渋井選手で、彼女もまた、復活をかけて戦う選手です。そして新たなヒロインの登場も期待したいと思います。

Nikon D300
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
ISO感度：200、撮影モード：絞り優先AE、Tv：1/160、Av：2.8、WB：オート

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