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メキシコ/海外生活を安全に過ごすための注意事項

2005-12-09 04:45:24 | ラテン気分で
安全対策の確認について..

いよいよ今年も終わりに近づきクリスマスの飾り付けのチラホラと見かけるようになっています。
世界中どこの国でも同じですが、ボーナスが出てクリスマスが近づくと町中が華や
ぎ、パーティーが多くなり、家族へのプレゼントを買う人も多くなることから、普段持ち慣れない現金を携行している人も増えてきます。

この時期は誰でもお金が必要になる時期で、犯罪者から見れば、現金を持ち歩く人が多くいるわけで、一年で最も犯罪に駆り立てられる要素が揃った時期だと言えます。また、警察官等から言いがかりを付けられ、賄賂を強要される事件も増加する傾向にあり、実際、当館に届けられる日本人の犯罪被害は11月に入って急増してい
ます。

「防犯の手引」の中から「2.海外生活を安全に過ごすための注意事項」
安全対策のご参考にしていただけましたら幸いです。

 なお、日本人は概して防犯意識が希薄で、「安全は警察が守ってくれる」と考える傾向がありますが、一旦外国に出たからには、世界中どこの国においても、「自ら安全は自ら守らなければならない」ということを念頭に入れなければいけません。このことをしっかりと認識して、以下の原則を守るよう心掛けて下さい。


(1)安全のための3原則

(イ)目立たない。
 華美な服装、貴金属類を身につける、ブランド品のバックを持ち歩くなど目立つ格
好をすることは禁物です。メキシコ市には高級腕時計や高級カバンを狙った強盗団がおり、実際複数の日本人が被害に遭っております。目立たないように、出来る限り当に溶け込んだ格好に心掛け、自ら犯罪者の恰好の獲物とならないよう十分注意
して下さい。

(ロ)行動をパターン化しない。
 通勤、買物、娯楽(特にゴルフ等)、外食等で、曜日や時間、道順をパターン化す
ることは、犯罪者から見ると、容易に攻撃計画を立てられることになります。行動は
絶対にパターン化しないよう心掛けて下さい。曜日、時間、道順のすべてを毎回変更するの困難かと思われますが、どれか一つ、例えば時間帯だけを変えることは決
して難しいことではありません。是非行動のパターン化を避けるようにして下さい。

(ハ)用心を怠らない。
 常時、用心を怠らないようにすることは重要ですが、四六時中、用心を怠らず緊張
していることは精神的に考えて不可能です。それではどうすれば良いのか。要は緊張する時間とリラックスする時間とのメリハリをつければ良いのです。例えば、出勤
時、帰宅時は緊張を高め、事務所内や自宅内ではリラックスするとか、外出の際、家族を連れている場合と、単独の場合で緊張の度合いを変える等すれば、犯罪に遭う確率はかなり低くなり、用心を怠らないということになりますので、是非実行して
下さい。
 

(2)具体的注意事項

(イ)住居の選択
 ・一戸建てよりはアパートにする。(3階以上がベター)
 ・アパートには24時間警備員が常駐していること。
 ・住宅の一辺が道路に面し、かつ袋小路でないこと。

(ロ)住居の設備
 ・玄関ドアの鍵は3個以上が望ましく、更に広角の覗き窓やドア・チェーンを付ける。
・主寝室ドアは必ず鍵が掛かるようにする他、通信手段(携帯電話等)を確保しておく。
 ・外部に聞こえる警報装置を取り付ける。
 ・鍵はコピーしづらいものにする。

(ハ)外出
 ・短時間の外出でも必ず鍵を掛ける。
 ・長期の外出の際は信頼できる人に定期的な点検を依頼する。
 ・不必要な貴重品や重要書類等を持ち歩かない。

(ニ)路上
 ・高価な装飾品、カバン、時計等を身につけない。
 ・必要がなければ、銀行カードやクレジットカードは持ち歩かない。
 ・見知らぬ人から話しかけられたら注意する。
 ・事故、騒ぎ等の起きている場所へは近寄らない。

(ホ)車の整備
 ・保険には必ず加入する。
 ・サイドミラー、タイヤ、前後部のランプの盗難防止器具およびハンドル固定装置を用意しておく。
 ・ガソリン残量をこまめにチェックし、半分以下になったら必ず給油する。

(ヘ)車の駐車
 ・暗い場所、人気のない場所には停めない。
 ・ドアロックは常に忘れない。
 ・車内に荷物を放置しない(可能な限りトランクにも)。
 ・路上駐車は可能な限り避け、管理のしっかりした駐車場に停める。
 ・盗難防止ハンドルロックバー、防犯フィルムは効果的である。 

(ト)車の運転
 ・通勤等は定期的にルート及び時間を変更し、絶対に行動をパターン化しない。 
・車間距離は十分にとり、特に信号待ちの際は、最前列で停車するなど脱出ルートの確保に心掛ける。
 ・夜間の運転は可能な限り避ける。
 ・出勤・帰宅時の車庫の出入りの際に事件に遭遇する例が少なくないので、常に周囲を点検し、不審点があれば、自宅を通り過ぎ、離れた場所から様子を窺う。

(チ)使用人
 ・使用人の稼働範囲に貴重品を放置しない。
 ・身元調査は事実上困難であるので、電話番号を有し、在留邦人社会の評判の良い者を選定するのが無難。
 ・公正に取り扱い、正当な報酬を支払う。
 ・鍵の管理をさせない。

(リ)来客
 ・ドアを安易に開けない(子供にはドアを開けさせない)。
 ・配達人等が荷物を届けに来ても、外に置いて帰らせる。
 ・受領書にサインを求められた場合、ドアの下からやりとりする。

(ヌ)電話
 ・緊急連絡先(警察、病院、職場の上司等)の番号は常に電話機の側にメモしてお
いておく。
 ・応対では先に名乗らず、相手の名前を尋ねる。
 ・相手をよく確認する。
 ・知らない相手に、主人の出張日程や家族旅行日程などを告知しない。

(ル)日常生活
 ・経済的に裕福であることを示す言動・生活態度を慎み、現地に溶け込むことを心
掛ける。特に主人の役職・事業の成功事例等は口外しない。 
 ・アパートの警備員、同階の住人、その他周囲のメキシコ人と良好な関係を保持し、適宜助言を受けると共にトラブルを起こさない。


(3)経験的注意事項
 当国に長く在住する方々が持っておられる当国の犯罪傾向に関する経験的知識には大変参考となるものがあります。主な事項を列挙しましたので、心に留めておい
て下さい。

(イ)一般的に15日および30日付近は給料日となっており、泥棒も機会を狙っている。

(ロ)セマナ・サンタ、クリスマスが近づくと、犯罪が増加する。

(ハ)労働者、特に警察官・軍人が大量解雇された時は要注意である。

(ニ)強盗遭遇時に対処するため「捨て金」(1、000ペソ程度)を持ち歩く。

(ホ)使用人を解雇したら必ず鍵を替える。

(ヘ)銀行やCDで現金を引き出す時は、周囲に気を配り、人気のない場所は避ける。(歩きながらお札の枚数を数えるなど論外)。

(ト)外部から内部の様子がわかり、表通りに面していないレストランは強盗に狙わ
れやすい(付属の駐車場も同様)。

(チ)長距離バスは昼間の一等バスを利用し、夜行バスや乗り合いバスの利用は対
に避ける(強盗、置き引きが多発している)。

(リ)交通量の少ない道路でのマイカーの運転はなるべく避ける。


(4)邦人の巻き込まれやすい事件

(イ)ホテルや空港等における置き引き
 ホテルのチェックイン、アウト時、空港での搭乗手続時、床やソファーに置いていたバッグを持ち去られたり、メキシコ人に片言の日本語で話しかけられ注意を取られている数秒の間に荷物が盗まれたり、レストランで椅子にポーチを掛けたまま食事をしていたら荷物がなくなっていた等の被害が目立ちます。大半は旅行者の不注意によ
り盗難に遭うケースです。バック等は目の前のカウンター上に置いたり、足下に挟む
なり、肩から斜めに下げるなど、片時も目を離さないよう心掛けてください。
(2004年5月よりメキシコ国際空港では邦人被害が連続発生していますので行動には充分な注意が必要です。)

(ロ)地下鉄内のスリ
 混雑した車内で被害者の周囲を数人で囲み、身動きがとれないようにして刃物で
リュック、ポケット等を切り裂いて金品を強奪するという荒っぽい手口が多く、場所は、メキシコ市内のイダルゴ駅、ソカロ周辺、バスターミナル、ソナ・ロサ、テピート等に集中しておりますが、最近では他の地区で犯罪が増えています。ひとつ間違えば大怪我を負わされる危険もあります。地下鉄はできる限り利用しないことをお勧めしますが、やむを得ず利用する際は、深夜早朝等混雑時を避け、必要最低限の金品のみを携帯するようにして下さい。

(ハ)タクシー強盗
 流しのタクシー(リブレ)を利用したところ、強盗被害に遭ったという話しをよく耳にします。手口としては、タクシーが数10メートル走行した所で急に速度が落ち、車が停止したところ、運転手と共謀した男が乗り込んできて金品を奪う、タクシーの後をタクシー運転手と共謀した男の運転する車が知らぬ間に付いてきて、タクシーが停車するなり、後続車から男がタクシーに乗り込み金品を奪うというのが典型的な手口です。流しのタクシーは、路上で手を挙げるだけですぐ止まり、予約制タクシー(シテイオ)等より料金が安いため、安易に利用して被害に遭うケースが少なくありません。タクシーを利用する際は、流しのタクシーは絶対利用せず、少々値段は高くなりますが、予約制タクシー(シティオ)、空港タクシー、ホテル専属のタクシー等を利用するようにしてください。安全はタダではありません。

(ニ)自動車強盗
 手口は、信号待ち、一時停止の際、2~3人の男が車に近づき運転手に拳銃を突きつけ車を強奪するというもので、白昼でも発生しています。治安当局の統計では1日平均約100台が盗難若しくは強盗に遭っていると報告されています。車を運転する際は常にバックミラー、サイドミラーで周囲を点検する癖をつけ、信号待ち等で停止
する際は可能な限り先頭或いは前方の車と車間距離を明け、脱出ルートを確保するよう気をつけて下さい。

(ホ)幹線道路、街道における犯罪
 自動車で旅行する際には、昼間に、有料道路を利用するようにしてください。無料
の一般道路は、道路に穴が開いているなど道路事情があまり良くなく、パンクの原因となったり、車線が少ないため前方に低速車両が走行している時は渋滞が多く、追い越し時の事故が多い等注意が必要です。さらにトペ(車両減速用路上障害物)も多く、速度が落ちた際に犯罪者の襲撃を受けやすくなります。有料道路を利用する
ことをお勧めします。


(通報先具体例)
・ 強盗・盗難・放火等パトカーの出動を求めたい時  061番
・ 不審者・騒音・危険行為等を取り締まって欲しい時 060番
・ 強盗・盗難・詐欺・交通事故等の被害届及び紛失届けを出したい時は
ministerio
publicoへ(061番に電話すれば最寄りのministerio publicoの住所・電話番号等を
教えてくれます)
・ 火事やガス事故 068番(bombero)消防署

メキシコ市レフォルマ通りを歩いていたところ、アメリカ人(自称)男性から「ペンと地図を貸して欲しい」旨声をかけられ、ペンと地図を貸したところ、「実はタクシー強盗に遭いお金を全部取られた。とても困っている。どうしてもこれから(今日のうちに)ニューヨークに帰りたい。力を貸して欲しい」と言われた。
 「銀行からお金を引き出すのに貴女の名前、旅券番号等身分証明書がないとお金が引き出せないので、銀行に一緒に来て欲しい」といわれ、ついていったところ、銀行が閉まっていた。「お金が引き出せないので、今すぐ妻に電話してインターネットで貴女の口座にお金を振り込むので、お金を貸して欲しい」と言い、目の前で公衆電話で妻に電話した。妻と電話で、事情を説明し、「お金を振り込んで」「お金入った?」というような会話をし(会話中、カードの度数が減らないのでおかしいと思い指摘すると「この電話機がおかしいね」等と言いごまかした)、その後電話を切って、「貴女の口座に妻が2500ドル振り込んだ。」と言われた。自宅住所、電話番号、職場住所及びメールアドレスをメモ帳に記入してもらったので、信用して26000ペソを貸した。
 お金を相手に渡した後、すぐに相手はお礼を言って去っていた。
 後で口座を確認したところ、お金は入っておらず、翌日昼過ぎまで待ってみたがやはりお金が入っていないので、だまされたと気づき、警察に行き被害申告した。
注意事項
 見知らぬ人から声をかけられても、相手にしない。
 相手を安易に信用しない。
 お金を貸す前に、情報が正しいものか確認する(聞いた電話番号に電話する等)。
 アメリカからはウエスタンユニオン等送金サービスがあり、送金、受け取りは送金手続き後数10分で現金を受け取ることが出来、スーパー等でも土日夜間でも可能であるので、それを利用するように言う。
 メキシコでは詐欺は立証が難しく、お金も保障されないことがほとんどであるので、十分用心する。
 メキシコ市レフォルマ通りで、今後も詐欺の犯行が繰り返される可能性がありますので、特に注意して下さい。

 
   
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