自粛が全く解除された訳じゃないけど、でも一応は緊急事態宣言が解除されて
また徐々に仕事に戻って・・・という一週間だった。
昨日、約半年くらいかな?久しぶりのお店ラーメンを食べたけど、美味しかった
田所商店の信州味噌の炙りチャーシュー。
ここの炙りチャーシューは本当に香ばしくて美味しい。さすがに3枚はちょっとキツいかな?
(いつもは一枚しか食べない)
でも久しぶりのお店ラーメンだから、いいか
ここ最近で一番、私にとって衝撃的だった話題が木村花さんが亡くなったこと。
といっても自分は彼女が出演したTVを見てたわけでもないし、プロレスの試合もほとんど見ない。
亡くなった、というTVやネットニュースを見て知ったのだけど。
でも亡くなった経緯とインスタを見て考えさせられた。
人間って、顔や名前が知られないと思うと凄いことを平気でするもんだなぁ。
気が大きくなっちゃうのかな?
昨日、安住さんの番組でやってた話だとSNSに暴言を書き込む人の傾向として
「女性より男性。年収は割と高め。子どもは多い。責任ある立場」みたいなことを言っていた。
みんなこの社会で生きていく以上、何らかのストレスに晒されている。そのストレスを
上手く発散できない人はどこかで発散しようとして、ちょうど良くそこに
匿名性の書き込みができるとなると、バレないのを良いことに調子に乗っちゃう人、
自分勝手な正義感から歯止めのきかない書き込みをする人が出るんですかね。
でも安住さんが「悪役でヒドいと思われるのを糧にして、悪役レスラーとして続けて欲しかった」
・・と言うのを聞いていて、たしかに木村花さんが悪役なんだったら、悪役として
腹くくって乗り越えて行くべき、と思う人がいるかもしれない。
でも彼女には辛すぎたんだ。
彼女のセリフ・・・。
「消えろ」「ブス」「おまえなんかいなくなれば・・」と集中砲火を浴びたけど、
そんなことは自分も常々そう思ってた。
愛されたい人生だった。愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね/さようなら。
そんな内容の彼女の文章を読んでいて、多少の違和感を感じた。
特に「愛されたい」とか「愛されたかった」という言葉が出てくるというのは
承認欲求が満たされていない人だったのかな?ということ。
それに「人から言われるまでもなく、自分もずっとそう思ってた」という
自分を卑下する言葉を書く人、つまり悪役のでプロレスラーであっても実際は
自分に自信の持てない22才の女の子だったのかな・・・と思って。
なんか不憫で仕方ない。
全然ブスじゃない、それどころか顔立ちの整った笑顔の可愛い女の子。
それなのに・・・。
昔、一般教養の心理学の授業やどっかのTV番組で(多分「ほんまでっかTVかな?)
「人間は幼児期に親から抱きしめられたり、あなたが生まれてきてくれてうれしい、などの
親から愛されていることを確信できない子どもは、自分に自信のない人間になりやすい。
逆に言えば、満たされて育った子どもは学校で嫌がらせにあっても
家に帰れば自分の味方がいるという自信があるため、ポジティブに道を切り拓いていく」
みたいなことを聞いたことがある。
だから、乳幼児の時こそよく親は子どもが飽きるほど抱きしめてあげて欲しい、という話。
(これは幼少期ということで、大きくなってまでベタベタやると今度は自立心が
育たなくなるらしい)
木村さんにはこれがなかったのかな・・・?
それともお母さんもプロレスラーで忙しくてやりきらなかったのか、それとも
両親ともやってあげてたけど、これが上手く木村さんに伝わらなかったのか・・・?
それからドフトエフスキーの何だったか忘れたけど
「自分の幼少期に親との幸福な時間を思い出せる体験を持ってる人間は、
その後どんな悲惨なことがあっても自暴自棄にならずに人生を力強く送っていける」みたいなこと、
書いてある本、ありましたよね。
なんかドフトエフスキー自身も父親と魚釣りだったか、キャンプだったかの楽しい思い出があり
自分が辛い境地に立った時、幼少期の楽しい思い出が立ち直らせてくれた、みたいな。
なんだったか忘れましたが、とにかく幼少期に親が温かく関わることって
大したことないようで、案外その後の人生に影響を与えるんですかね?
そうなると木村さんが窮地に立ったときに誰かが気付いてあげて、
「気にするな」「やりすごせ」っていう応援じゃなくて「あなたの味方はここにいるよ」って
抱きしめてあげることを思いつく人がいれば、良かったのかな?って思ったりして。
自尊心のもてない22才の女の子の心に「誹謗中傷」の闇がスッと入っていったのかな?
と思うと凄く怖い気がしました。
もちろん、顔が見えないことをいいことに言葉の暴力を振るう人、
またそんな番組を制作するTV局などが彼女を死に追いやったことは勿論だし
そんなことがなくなる方策を考えていかないと、彼女の死が無駄になってしまう。
でも抱きしめてもらって自己肯定感を持てるポジティブな人間に成長して
「何があっても希望に溢れる楽しい人生」を送れる人が増えて欲しい、ということを
切望したい!
木村花さんのご冥福をお祈りします。
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