明日となりました。

今回宣伝をしていなかったのですが、実は明日本番があります。
自分が昔在籍していた岡崎Jr.オーケストラの後輩と共にグラズノフの協奏曲を吹きます。
難しい曲を頑張って後輩たちは取り組んでくれました。
明日は共に良い演奏会にしたいです。

岡崎ジュニアシンフォニックオーケストラ
第８回定期演奏会
２０１０年８月１２日(木)
開場１４：３０　開演１５：００
コロネット

第１部　出身者による演奏
♪シューベルト／ピアノ五重奏曲イ長調「鱒」テーマ・終楽章
ピアノ：山中惇史（東京芸大作曲科）
ヴァイオリン：鈴木麻未（名古屋音大）
ヴィオラ：小木曽瑠紗（菊里高）
チェロ：本澤真綾（慶応大法学部）

♪グラズノフ／サクソフォン協奏曲
サクソフォン独奏：鈴木研吾（洗足学園音大）

第２部　ジュニアシンフォニックオーケストラ
♪ベートーベン／劇音楽「エグモント」序曲作品８４
♪ベートーベン／交響曲第１番ハ長調作品２１



～鈴木研吾のプロフィール～
http://blog.goo.ne.jp/musique_et_aimer/e/bcc51f19ca4fb0b0df2c39bcf1113284
～you tube～
http://www.youtube.com/user/kengorugorunica

音楽の師

たまにはまじめくさい日記を書きます（笑）


というか少し自分の昔を振り返ります。
自分が小学生の小学生の時でした。
岡崎にJr.オーケストラを作ろうという動きがあり、バイオリンを習っていた自分も入団しました。
その時指揮していたのが音楽を本当に好きにさせてくれた安立賢介先生でした。
安立の部屋www.mis.ne.jp/~ncc1701/adachi.html
まだバイオリンを習いたての自分はオーケストラの曲など全く弾けませんでした。
当時はドヴォルザークの新世界、ビゼーのアルルの女第２組曲、シュトラウスの美しき青きドナウ、シベリウスのフィンランディア、シューベルトの未完成など大曲ばかり。
周りは弾ける中高生ばかり、何度も辞めようかと思いました。
それでも通い続けたのは安立先生の話しが面白かったから。
弾けないことは責められず、弾く努力をすること・弾けるように努力をすることを大事にされていました。
CDを聴く、楽語を調べる、音楽の仕組みを耳と体で感じる、自分の役割と他の役割の関連性を知る、曲と作曲家の時代背景を知る。
今振り返れば音楽をやる上で当たり前のことしか先生は言われなかったです。
でも、その当たり前のことというのは小中高校生にとっては難しいことなのかもしれません。
ましてや音楽家を志す訳でもない学生にとっては。
音大生でさえそこまでやっている人は多くないと思います。
それを小学生の自分は面白いと感じたのです。
「子供を育てながら音楽を教える」ポリシーを本当に貫き丁寧な指導の中にも厳しい指摘もありました。
・指揮者が棒を止めた時は指示があるから棒を止める。必ず話しを聴くこと。
・パートの取り出し練習をしている時は休みなのではなく、そのパートの動きを聴き、そして自分のパートの指練習をする。
・指揮者が構えたら早く構える事。
そんな当たり前で、うやむやになってしまうことを安立先生という人は徹底していました。
そして、どんな時でも強要はしませんでした。

そんな先生は２０００年４月より平成１２年度在外教育施設派遣教員として文部省より「泰日協会学校（バンコク日本人学校）」に派遣され寂しくなりました。
時は流れ、自分は中学でサックスに出会い、オケでは時にはバイオリン、時にはサックスで足りない管楽器を補強するようになりました。
おかげで初見能力と移調能力は養われました(~_~;)
高校で服部先生に出会いサックスで音大受験をすることを決意し浪人した時、安立先生と再会。
音大受験生という事でソルフェージュのレッスンをしてもらう事になりました。
ソルフェージュだけでなく、様々な指揮者・オーケストラ・世界の音楽教育の実情・そして音楽をたくさん教えてくれました。
そして現在は洗足に通い、様々な人に支えられながら色々なご縁をいただいていますが、その根底にあるのは恩師の教えだと思います。
指導の仕事、演奏の仕事、裏方の仕事、人との付き合い、全て今の自分があるのは本当に安立先生の教え合ってのものだと思います。
そこから自分の音楽への道はスタートし、後に服部先生・佐野先生・平林先生・反田先生・英先生、大学でお世話になっている先生方、自分に声を掛けて下さる先生方と巡り会えることができました。
この巡り合わせを無駄にしない人生を歩んでいきたい。

そう思う一日でした。

長々と書きましたが何が言いたいかと言うと…久々に恩師と語り合ったという事です（笑）
さあ、明日は演奏会前日練習！
頑張ろう！！



～鈴木研吾のプロフィール～
http://blog.goo.ne.jp/musique_et_aimer/e/bcc51f19ca4fb0b0df2c39bcf1113284
～you tube～
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