サックスと音楽と恋~musique_et_aimer

サックス奏者(マルチに活動中) 
鈴木研吾の日々の生活を綴るブログです。

フーガ

2009-02-27 23:46:03 | 日記
3月1日(日)に『現代の音楽展2009~サクソフォーン・フェスタ』
というのが洗足学園前田ホールであります。
制作:松尾祐孝、現代音楽教育プログラム研究部会
共催:日本サクソフォーン協会
協力:洗足学園音楽大学/ 大学院

有名な作曲家たちの新作を今日の日本のサクソフォーン界を支える若手からベテランまでの一流のプロが演奏します。
そして最後は洗足学園サックスオーケストラも参加し3曲演奏します。

その中に松尾祐孝先生の「日本古謡による奇想曲とフーガ」というのがあります。
フーガとは何か・・・はっきり言ってわかりません(苦笑)
だけどバッハのフーガ(色々あるけど)というのはいつ聴いても心を癒してくれます。
個人的には「喜怒哀楽」の全てが含まれているものであり、その時々で色々な顔を見してくれるような気がします。
合奏中、松尾先生が、
「このフーガは良く出来ていると思う。もしバッハが生きていたら褒めてもらえるかも。」
自画自賛していましたが…素晴らしい作品だと思います。

そんな訳でこれからバッハの作品集を聴いて寝たいと思います。

原点に返った日

2009-02-26 23:27:43 | 日記
図書館であるDVDを見ました。
それはシューベルトを題材にした『未完成交響曲』
~美しい女性に心うばわれた楽聖シューベルトの青春~

オーストリア出身の作曲家、フランツ・シューベルトの名曲『交響曲第八番ロ短調「未完成」』の誕生にまつわるラブストーリー。
小学校教師で売れない時代が舞台で、シューベルトが公爵夫人主催の演奏会でデビューする。
そこで彼は後の未完成交響曲を演奏するが、3楽章に入った所で伯爵令嬢カロリーネに笑われ演奏を止められてしまう。
それがトラウマとなり3楽章から次に書くことができなくなるが、ある日突然伯爵令嬢カロリーネの家に音楽の教師として向うことになる。
カロリーネがシューベルトに惚れ、次第にシューベルトもカロリーネに心惹かれるようになる。
カロリーナはシューベルトに「私が止めてしまった交響曲を完成して私に聴かせる事で許してほしい」
彼の生活を陰で支えていた質屋の娘・エミーとの愛は薄れ、2人の愛は燃えていく。
しかしそれを快く思わぬ伯爵は、2人を引き裂こうとする。
そして・・・・。
劇中では、『アヴェ・マリア』『野ばら』などの有名曲にまつわる誕生秘話もおり込まれ、ストーリーが進む。
結局シューベルトは交響曲を完成する事が出来なかったのです。
これ以上ネタバレ出来ないので詳しくは言えませんが・・・。
シューベルトはこう楽譜に書いたそうです。
『わが恋の終らざる如く、この曲も終らざるべし』

悲しくも美しい愛の物語でした。

自分がバイオリンを始め、オーケストラに入団して初めて弾いた大曲が未完成交響曲ですごく思い入れがあっただけに、この映画は自分の心にすごく入りました。
彼の色んな伝記も読んだし曲も好きだし…。

久々に自分の音楽の原点に返った気がしました。

また、図書館でぶらぶらしてたら声楽の田中純子先生に声を掛けられました。
先日のゼミの本番で知り合い、少し仲良くなり、また好評もいただきました。

師匠も色んな良い先生とたくさん関われと言われたのでガンガン色々な世界に足を踏み込んで行きたいです。