サックスと音楽と恋~musique_et_aimer

サックス奏者(マルチに活動中) 
鈴木研吾の日々の生活を綴るブログです。

何を感受させたいのか

2014-06-21 10:30:20 | 駄文
鈴研音楽会HP
http://suzukenconcert.jimdo.com/

学生時代ある先生がよく言っていました。
その時は流していましたが、ずっと頭の中に残っています。

今、自分が演奏活動なりレッスンなりイベントをやるにあたってこの言葉がすごく大事なキーワードになります。
何を感受させたいのか、何を目的にしているのか。

というのも先日、音大を出たばかりの子に演奏会を開くにあたってのプログラム構成の相談をされ色々な話をしました。

どんなプログラムでも構わないのだけど、
「ただやりたい曲」を集めている感じがしたので少しだけ助言させてもらいました。
やりたい曲を集めるのがいけないわけではないし、むしろそれで良いのですが、
そこに統一性というか一本筋が通っておらず、その曲に対する気持ちがあまり感じられなかったのです。

発表会ならそれでも良いのですが、
これから活動して行くなら先を見据えて行かなければならない。

何故演奏会をやるのか、演奏会の位置づけ、誰を対象にするのか。
偉そうな答えが決して必要な訳ではなく、
ただ、これから演奏会で扱う曲に対して練習と勉強する時間を費やし、
ご来場して下さるお客様からは時間とチケット代をいただくのに、
「ただやりたかったから」の一言ではたして良い演奏会になるでしょうか?

自分という演奏会という商品を、お客様にアピールするのに当たって、
演奏会のコンセプトや、企画内容が答えられずしてお客様が興味を持ってくれるでしょうか?

そんな事を会話して、しばらく日が経ってからその子から企画書が送られてきました。
頭の中で描いたものを紙に書き起こす作業は大変だったと思うけど、
その企画書を見ていて、とても応援したくなる内容でした。

もちろん演奏会を通じて何を感じるかはお客様一人ひとりによって違うし、
こちらの意図がお客様に伝わる事が正解でもない。
けど、音で表現し伝える者として、
想いを持って演奏会に取り組んで行く事はとても大事だなと思います。
その中で自分の音楽を共感してくれたり、仲間が出来たり、ファンが出来たらこれほど幸せな事はないのです。


今回、相談してくれる子のおかげで改めて見つめ直すきっかけになった事を感謝したいです。


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