ヤマアラシのジレンマというお話をご存じですか?
冬山に2組のヤマアラシの夫婦がいます。
猛吹雪の寒い日、2組の夫婦はお互いの体で暖めようと身を寄せ合いますが、
あまりに近づくと、お互いの針が邪魔をして傷つけ合ってしまいます。
しかし、離れていると寒くて凍えてしまいます。そして、そのジレンマに苦しんだ末、
一組は抱き合って死んでしまい、もう一組は離れたまま凍死してしまいました。
という人間関係にも個々にコミュニケーションを取るちょうどよい距離が必要という寓話です。
人間のパーソナルスペース(縄張り)の範囲は360センチから相手の存在を意識して
社会距離 360㎝~120㎝ ビジネスなどの社会生活によくつかわれる距離
個体距離 120㎝~45㎝ 手を伸ばせば相手に届く範囲の距離
親密距離 45㎝~ 0㎝ 親しい友人や家族や恋人同士の距離
とあり
この個体距離のところが一番厄介で人間の好き嫌いの感情が出てくる距離です。
まさしく1歩を間違えると快にも不快にも変えられる距離です。
良好なコミュニケーションが取れていても
不思議なことに1m位の距離で会話して何も感じなかったものが
つい1歩近寄られたときに不快感を感じたことはありませんか?
これは動物縄張りの本能が働いているからだとか・・・
ちなみに頼みごとをして効果的な距離は40㎝。
親しくなって親密距離がとれるような関係になったら
何かおねだりするときにご活用ください。
人間関係にも距離のマナーを大切にすると広がりが出てきそうですね。
ちょっと雑談ネタでした