秋になって、ようやく感じるようになった寒さを「やや寒」と表現し、秋の季語にもなっています。
「うそ寒(さむ)」や「そぞろ寒(さむ)」も秋の季語で、やや寒の類義語です。
「うそ寒」は、感覚的にうっすらと感じる寒さのこと、「そぞろ寒」は、何となく感じる寒さのことだといいます。
やや寒→うそ寒→そぞろ寒の順に寒さが深まっていくという人もあれば、それぞれ寒さの度合いに区別はなく、語感や心持ちの違いという人もあります。
「秋の日はつるべ落とし」を実感する時季
「秋の日はつるべ落とし」という言葉があります。
「つるべ」は漢字で「釣瓶」と書き、井戸水を汲み上げるために縄や竿の先に付けた桶のことです。
つるべを井戸に下ろすと、つるべはあっという間に井戸の下に落ちていきます。
「つるべ」は漢字で「釣瓶」と書き、井戸水を汲み上げるために縄や竿の先に付けた桶のことです。
つるべを井戸に下ろすと、つるべはあっという間に井戸の下に落ちていきます。
その様が、いっきに沈んでしまう秋の日(太陽)に似ているとして、「秋の日はつるべ落とし」という言葉が生まれました。
おもしろいですね😄