山本健人 著 「がんと癌は 違います」 幻冬舎 より出版
この本によると 「他の臓器に転移していたら末期がんだ」 「ステージⅣは末期がんだ」は 全くの誤解だとあった。
この本に書いてあるように 私みたいにステージⅣで 他の臓器に転移していても 長く生きている人が少なからずいる。
抗癌剤で病気をコントロールしつつ、何年もの間 癌と付き合いながら生活している。既に私も生存3年半を超えた。
「末期がん」と言う言葉は 医学用語には無く、「終末期」は医学用語として医療現場でよく使われるそうです。
この本から引用すると がんに対してさまざまな治療を行ってきたものの、有効な手立てがなくなり、積極的な治療を終えなければならない段階を「終末期」と呼ぶそうだ。
私の場合 現在使っている抗がん剤の効き目が乏しくなっても、未だ使える薬がいくつか残っている。
・・と、言う事は まだ私は「終末期」ではないのだ。喜ばしい事です。
オプジーボ+化学放射線療法も 膵臓癌に対して第Ⅲ相の治験まで進んでいる。治験が上手くいけば 効能追加なので厚労省の認可も早いと思われます。
光免疫療法も頭頚部がんに保険適用され、体の中の深い所は光ファイバーで光を届けることで治療が可能になるようです。
長生きしなくちゃね。長生きすればするほど 更に長生きできるのだ。
ところで冒頭の がんと癌の違い。
平仮名の「がん」は、あらゆる悪性腫瘍の総称。
このうち「癌」と呼べるのは 上皮性のがんだけ だそうです。
だから白血球が がん化しても「白血球癌」とは言わず 「白血病」という固有の名前があるし、骨や筋肉は「・・肉腫」と呼ぶそうです。
納得!