「ゴリラは戦わない」
(小菅正夫・山極壽一著:中公新書ラクレ)
京都大学総長の山極寿一先生と旭山動物園の小菅正夫前園長の対談集、たまたまFBで見かけて手に取りました。
面白い本でした。副題に「平和主義、家族愛、楽天的」とあるのですが、ゴリラの生態を言いあらわしており、とても学ぶことが多いと感じました。「対等であること」「背中で語る」「子どものために生きる」など、特に人間の大人と言われる人たちには大切なことを語りかけていると思いました。
また動物園について様々な工夫や飼育員との関係性など、込められた願いや意図を知ることができました。相手にどう伝えるか、自然や文化を守ることの意味を考えさせられました。
地球温暖化など自然環境の危機が叫ばれて久しい中、手を打たないと大変なことになってしまいます。地球規模で考えること、知恵や工夫が私たちに求めれます。
文量も多くないので、すぐに読めますよ。お勧めです。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4121505751
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