「共謀罪の何が問題か」(高山佳奈子著:岩波ブックレット)
京都大学法科大学院教授で第一線で活躍する刑事法研究者の高山氏が、国会で審議されている「共謀罪」についてその問題点をするどく指摘したブックレットです。
「テロ対策」「オリンピックのため」などのウソの看板で固められた法案であることが、よくわかりました。法案の構成要件である「組織的犯罪集団」「計画」「準備行為」の内容も曖昧で、捜査機関の判断でどのようにも運用されてしまいます。最後の章(第7章)で「国会運営の異常さ」が指摘されていますが、まさにその通りだと思います。こんな法案は要らない、その思いを強くしました。廃案に向け、力を尽くします。
すぐに読める文量です。ぜひ多くの方に読んでほしいです。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4002709663
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