日本会議の研究(菅野完著:扶桑社新書)
安倍政権を支える「日本会議」の真の姿とは。その中核にはどのような思想があるのか等、膨大な資料と関係者への取材により「日本の保守圧力団体」の内実に迫る力作。参院選の結果を受けて、読んでみようと手に取りました。
帯に書かれているように、「改憲」に向けて彼らが愚直に、地道に活動し世間に訴え政策に反映させるという道を歩き続けている歴史があることを知りました。それらをすすめる人脈は今も脈々と引き継がれ、政権に深く入り込んでいるという事実も改めて確認できました。「緊急事態条項」「家族保護条項」を加えるという当面の目標、本音は「明治憲法の復元」という方向は恐ろしさを感じます。もし彼らが目指すことが実現されたら、これまでに以上に生きにくい世の中になってしまいます。彼らを浅い知識だけで見ていてはいけないと思いました。
改憲が具体的な日程に上ることが想定される中、学習とそれらを許さない闘いを早急にすすめることが必要なことを痛感します。
ぐっと引き寄せる中身を持った本、多くの人に読んでほしいです。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4594074766
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