事務局長通信

安永健太さん死亡事件高裁判決公判

安永健太さん死亡事件高裁判決内容。

主文、原告の控訴を棄却する
判断としては、現判決維持した。
警察官に一般的に注意義務はある。しかし、本件において障害特性を踏まえての義務違反があったとは判断できない。

不当判決(`_´)ゞ。

安永健太さん死亡事件裁判判決報告集会
(メモ)

弁護団からの報告
大きく2つのことを求めていた。
①取り押さえのやり方がひどかった。
②障害者に対する対応が間違っていた
これに対しての判決
①は、やりすぎではないとの判決。事実認定に対して、10分程度(取り押さえから亡くなるまでの時間)ではわからなかった、所持品検査をするなどすればわかったはずという主張は認められなかった。事実認定に警察の主張が採用された。
②は、原告の主張に沿う形で一般論として障害者に対する対応(注意義務)がありえるといったこと認定した。事件発生当時の社会的な状況(障害者が地域で暮らしている)から見てもそうであり、警察に対し職務の相手が推認される場合は注意義務があることを認めたことは評価できる。しかし今回は障害者であることを認識できなかったとした。

・こちらの論点設定が正しいと認定されたなど評価できる点もある。しかし結論は違った。司法の無理解が露呈した。
・当然のこととして認識されていれば、結論が変わったとも言える。注意義務が当たり前と言わせたことは評価できる
・通常、判決は主文しか言わない。しかし判決要獅ノ触れたことは、注意義務があると判断した裁判官のアピール。
・負けたということではない。社会における意識を変えること、訴え続けることが大事。今日を境に新たな運動を起こすことが必要。

お父さん
・負けてしまった。半歩前進した面もあるが、通じていない。現場に立った警官次第でことが変わるのか。上告については、じっくり考えたい。力を貸してほしい。

弟さん
・地域にいろんな人がいることで対応しなさいと判決は言った。でもにいちゃんは暴れたから制圧していいとも言った。第二の犠牲が出るのではないか。残念な気持ち。ここまでこれたのは、皆さんのおかげ。まだまだ頑張ろうと思う。

不当判決を受けての支援者からの発言
・障害児の父として無関係でいられないと思っていた。とても残念。
・命の重さに違いがあるのか、このままでは許せない。
・あんなに簡単な言葉で結論を出していいのか。憤りを感じる。
・障害者権利条約に恥じない闘いが今後必要。
・残念な思い、毎回なかまと一緒に傍聴してきた。みんなで喜びたかった
・健太さんの生命は帰ってこない。役に立つ中身を求めていたのに残念。
・さらに運動を強化することが重要、本当の勝ち負けはこれから。大事なことは2つ。
①安永健太さん事件をもっと広げていくことが重要
②各地の警察等と現実的に対話していく


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