「正社員消滅」( 註M三恵子著:朝日新書)
衝撃的なタイトルにひかれて購入しました。
いまや、日本で働く人の4割が非正規雇用(福祉現場も同様)であることは知っていたつもりですが、丁寧な取材のもとに語られる実態に改めて驚きました。グローバル経済と新自由主義に基づく経済政策のもと、一億総活躍社会の実現や「働き方改革」などを打ち出しながら、大企業優先で働き手を守る政策を国がとっていない事実も解明されていました。もっと私たちは、怒らないといけないですね。「正社員」とは何かと問われると確かにはっきりしないわけですが、その意味をとらえ直すことが必要だと思いました。
「働く」ことの本質的な意味(労働が人間の発達にとっていかに大事なことであるか)から考えていくことが大事だと思います。
来年から就職する長女にも読むことを勧めたいと思います。
みなさんもぜひ、どうぞ。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4022737107
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